直木賞作家の米澤穂信氏 行方が分からなくなっていた父の遺体発見を報告
フランツ・カフカ作品などの翻訳で知られ、エッセイストとしても活躍したドイツ文学者の池内紀さんが8月30日、死去した。78歳。兵庫県出身。
名探偵・浅見光彦シリーズで知られる人気作家、内田康夫(うちだ・やすお)さんが13日、敗血症のため東京都内で死去した。83歳。葬儀は近親者で営んだ。お別れの会は行わず、3月23日~4月23日、長野県軽井沢町の浅見光彦記念館に献花台が設けられる。喪主は妻で作家の早坂真紀(はやさか・まき、本名・内田由美=うちだ・ゆみ)さん。 東京都北区出身。東洋大中退。テレビCM制作会社を経営していた1980年、自費出版したミステリー「死者の木霊」が編集者、評論家らの注目を浴びて作家デビューした。3作目「後鳥羽伝説殺人事件」(82年)で浅見光彦が初登場。「天河伝説殺人事件」(88年)「氷雪の殺人」(99年)など、警察庁刑事局長を兄に持つルポライターで年を取らない永遠の33歳、愛車ソアラを転がして全国各地で起きる事件の謎を解くキャラク…
作家の三浦朱門(みうら・しゅもん)さんが2017年2月3日、肺炎のために亡くなった。91歳。 1950年代前半には、妻の曽野綾子さん(85)や、阿川弘之さん、遠藤周作さん、吉行淳之介さんらとともに「第三の新人」として活躍した。 三浦さんは1951年、『冥府山水図(画鬼)』で文壇デビュー。67年に『箱庭』で新潮社文学賞、83年に「武蔵野インディアン」で芸術選奨文部大臣賞を受賞した。日本大学芸術学部教授などを経て、99年には文化功労者に選ばれている。 85年からは文化庁長官に1年半就任、96年から2年間務めた教育課程審議会会長の在任期間には、「ゆとり教育」を進める学習指導要領づくりにも携わった。2004年から14年までは日本芸術院院長を務めた。 曽野さんとの共著もあり、近年では14年に『夫婦のルール』、16年に『我が家の内輪話』を発刊している。
本名、死因は公表していない。49歳だった。告別式は近親者で済ませた。 1999年、「ハサミ男」でメフィスト賞を受賞し、デビューした。覆面作家として、個人情報を明かさずに活動。鋭利で知的な文章と博識が評価され、代表作に、「美濃牛」「鏡の中は日曜日」「子どもの王様」がある。
「どくとるマンボウ」シリーズなどで知られる作家の北杜夫(きた・もりお、本名・斎藤宗吉)さんが2011年10月24日、腸閉塞(へいそく)のため東京都内の病院で死去した。84歳だった。 船医としての航海体験についてユーモアを交えて描いた「どくとるマンボウ航海記」(1960年)がベストセラーとなり、シリーズ化した。ほかに「楡(にれ)家の人びと」などの純文学作品もある。芥川賞や大佛次郎賞などの受賞歴がある。
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