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ブックマーク / scienceportal.jst.go.jp (3)

  • 大気中の塵による雲の消長が、現実どおりにシミュレーションできた | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    雲は、やっかいだ。朝の天気予報で今日は晴れると聞いて薄着で出かけても、雲がちょっと出ただけで、思いのほか寒くて困ってしまう。雲は日差しを遮るので、背中がポカポカしない。地面も温まらないので、気温が上がらない。 気象学や気候学の研究者にとっても、雲はやはりやっかいだ。雲は、空気が上昇して冷え、含まれている水蒸気が水や氷の小さな粒になったものだ。水蒸気が水や氷になるときには熱を放出するので、雲の増減はその場の気象を大きく左右する。だが、上昇する空気のスケールは小さい。巨大な雲の塊に見える夏の入道雲でも、その差し渡しはせいぜい数キロメートル。これくらいだと、天気を予測するためにコンピューターで雲ができていく様子を再現しようとしても、小さすぎてきちんと計算できない。雲の増減は大気にとって肝心かなめの現象なのに、その点に大きなあいまいさが残っている。 とくに高度の低い雲は太陽からの日射を遮るので、地

    大気中の塵による雲の消長が、現実どおりにシミュレーションできた | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」
    arajin
    arajin 2018/03/20
    “エーロゾルが増加したとき、低緯度や中緯度で雲は減ったのだ。これらの地域では気温が高いので、大気はたくさんの水蒸気を蓄えられる。そのため、雲粒の表面から水分を奪い、蒸発させる効果が強い。”
  • 赤道はるか上空の奇妙な風「準2年周期振動」が崩れる様子を、世界で初めて再現 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    ニュース 赤道はるか上空の奇妙な風「準2年周期振動」が崩れる様子を、世界で初めて再現 2018.02.09 雲ができて雨が降ったり、台風や竜巻が生まれたりする私たちになじみ深い日々の気象は、地面から高度十数キロメートルまでの「対流圏」で起きている現象だ。ここではその名の通り、空気が上昇したり下降したりする「対流」がさかんに起きている。対流圏では、高度が増すと気温が下がる。暖かい空気の上に冷たくて重いはずの空気が乗っている構造なので、空気が上下方向に動いたとき、もともと不安定になりやすい。だから、対流も起きやすい。 対流圏の上には、高度50キロメートルくらいまで広がる「成層圏」が乗っている。成層圏では、高度が増すと気温が上がる。対流圏とは逆だ。冷たくて重い空気の上に暖かく軽い空気が乗っているので、安定している。安定した空気が、まるで層をなすように重なっているわけだ。成層圏は、対流圏で変化する

    赤道はるか上空の奇妙な風「準2年周期振動」が崩れる様子を、世界で初めて再現 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」
    arajin
    arajin 2018/02/09
    “「ロスビー波」という特殊な波動がやってきて、下りてきた西風を上下ふたつに割ってしまった”
  • 500〜300万年前の最大海水面上昇10メートル程度 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    鮮新世(約533万年前〜約258万年前)に起きた海水面上昇は最大で10メートル程度とみられる、という研究結果を東京大学大気海洋研究所などの研究チームが24日、発表した。 鮮新世が注目されるのは、気温、海水温、大気中の二酸化炭素(CO2)濃度が現在より高く、予想される今世紀末の地球環境に似ていると考えられるため。東京大学大気海洋研究所の横山祐典(よこやま ゆうすけ)教授と山根雅子(やまね まさこ)博士課程学生(現・海洋研究開発機構ポスドク研究員)らと、同研究所の気候モデリング部門、国立研究開発法人海洋研究開発機構、国立極地研究所、東京大学総合研究博物館の合同チームは、鮮新世の地球環境をより詳しく知るため、東南極の氷床に着目した。 東南極は、南極大陸を南北に走る南極横断山脈の東側の部分を指す。研究チームは東南極の氷床が解けて岩盤が露出した地域の岩石年代測定と氷床モデルを用い、鮮新世に東南極氷床

    500〜300万年前の最大海水面上昇10メートル程度 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」
    arajin
    arajin 2015/04/29
    「鮮新世の海面上昇が40メートルに上る可能性は極めて低く『気候変動に関する政府間パネル(IPCC)』で提唱されている変動幅見積りの下限である10メートルに近い可能性が示唆された」
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