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倫理と書評に関するcrowserpentのブックマーク (4)

  • 『ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語』の感想というか - シロクマの屑籠

    ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語 (コルク) 作者:品田遊コルクAmazon 週末、縁があって『ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語』を読んで楽しかったので感想文を書き残すことにした。 はじめはそれほど興味を感じなかった。このは、人類を即座に滅亡させられる魔王によって10人の人間が集められ、反出生主義を主張するブラックと、それ以外のレッド・ブルー・イエロー・オレンジ・ゴールド・シルバー・パープル・グレー等々が議論する形式で進んでいく。議論といっても、はじめはブラックが反出生主義について語り、他のメンバーがそれに違和感や反論を述べ、道徳的見地からブラックがそれに反論する、そんな感じが続く。 この前半のブラック無双なやりとりは反出生主義のやさしいイントロダクションになっていて、反出生主義がどんな考え方なのかを掴むには向いている。たとえば反出生主義と、ただ「生きていくのが辛

    『ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語』の感想というか - シロクマの屑籠
    crowserpent
    crowserpent 2021/08/30
    シロクマ先生の仏教への傾倒ぶりが良い方向に作用している感じのレビューだった。
  • 戦争を知らないぼくたちに戦後責任は存在するか? - Something Orange

    題に入る前にひとつの記事を紹介しておこう。作家の山弘が、南京事件を巡る中国への謝罪にかんして語っている記事である。 「中国に謝罪すべきだろうか?」と題して、山はいう。 この問題についての僕の見解は単純。「謝罪する必要はない」である。 だって僕は何も悪いことしてないもん! 僕は戦後生まれである。父は戦争に行っていたが、南方戦線だったし、1937年にはまだ徴兵されていなかったはず。つまり僕が謝罪しなければならない理由は何もない。 僕は大阪に住んでいるが、たとえば何十年も前に大阪の警官が兵庫県に出かけていって大勢の人を殺した事件があったとしら、すべての大阪府民は兵庫県民に謝罪しなければならないのだろうか。現代の大阪府知事は現代の兵庫県知事に謝罪しなければならないのか。そんなことはあるまい。 もちろん、その犯罪を示唆したとか、犯罪の発生を予期していながら放置していたというなら責任はあるだろう

    戦争を知らないぼくたちに戦後責任は存在するか? - Something Orange
    crowserpent
    crowserpent 2009/04/24
    「責任」概念の読み替えには同意するんだけど、山本氏の主張は「我々に責任はない」ではないので批判としては微妙。あと、後半「正義」概念が消化不良の感。
  • 2006-08-16

    メモ……というより,おしゃべりだろうか。 ジュディス・ジャーヴィス・トムソンの「中絶の擁護」という論文のことを考えていた。知ってる人は知ってるだろうけど,ある朝,目覚めたら世界的に有名なヴァイオリニストと身体がつながれていた。ヴァイオリニストは致命的な腎臓病で,あなたの腎臓を使うことで今はどうにか生き延びている。(しかも,音楽愛好家協会が,昨夜,あなたを誘拐して,勝手に身体をつないでしまった!という場面設定。)「9ヶ月我慢してくれれば,接続を外してもヴァイオリニストは生きていけるようになります」と医師は言う。さて,あなたはこの状態を我慢すべきか?……というバイオエシックスの話。ヴァイオリニストは胎児,「あなた」は妊婦と考えることで,中絶の倫理のアナロジーになるってわけ。 荒唐無稽すぎる!と言って怒ってる人もいるんだけど,わたしは,あの何とも言えない超然とした感じが,けっこう好きなんです。

    2006-08-16
    crowserpent
    crowserpent 2009/03/21
    ジュディス・ジャーヴィス・トムソンの「中絶の擁護」。全訳はまだ無いらしい…orz/関連:http://d.hatena.ne.jp/okumi/20060418/1145306324
  • 河野哲也「善悪は実在するか」 - G★RDIAS

    先日、友人結婚式に出席してきた。新婦から、両親への挨拶で、彼女は泣きながら「私は父に叱られてばかりでした。そんな父をうとましく思ったこともありました。でも、今は、あれが当の優しさだったと思います。お父さんありがとう。」と述べていた。高校時代に、彼女の父親との葛藤の相談を受けていた、私たち友人一同は、ハンカチを握って感動で涙をこぼした。 一方で、成人してから、父親が自分に行ったしつけが虐待だったと気づくこともある。あのときは、父は自分のために叱ってくれていると思っていたが、実はそのことにより、自分の中に別の問題が生じていることに、後から気づくのである。 両者は、当時に話を聞けば、「父親に叱られて、辛い。父親が怖い」と述べるだろう。しかし、数年後、両者はまったく別の過去の振り返り方をしている。前者ならば、父親の行ったことは、子どもに利益になっただろうし、後者ならば不利益になっただろう。また

    河野哲也「善悪は実在するか」 - G★RDIAS
    crowserpent
    crowserpent 2007/10/25
    「立脚点に主観がある限り、『<主観>の呪縛から倫理を解き放つ!』ことはできない。」
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