以前、外見オタク内面少女、という話を書いたことがある。 ある投稿から、いわゆる萌えヲタ(萌え系オタク)と呼ばれる人たちの中には「自分の中には少女が住んでいる」という人がいると紹介した。たしかに、店の萌え系諸氏とつきあっていると、非常に神経が細やかで優しく、何くれとなく気を配ってくれることが多い。ある意味で、いまどき珍しい気配りのできる青年たちなのである。どんな男性にも女性的な側面というのはあるものだが、それが非常に発達している、という言い方もできる。したがって昨今のオタク文化は、彼らの発達した女性性と深くかかわっているに違いない云々、というようなことを書いた。で、このことに関連して最近聞いた話がちょっと衝撃的だったので、まずはそれについて。 話してくれたのは店の後輩のT君である。22歳。彼は萌え系については造詣が深く、アニメ、ゲーム、マンガ、なんでもござれである。180を超える長身であ
『萌えの研究』を書いた大泉実成(id:oizumi-m)は、連載コラム「オタクとは何か?」の第12回で、次のように書いている。 萌えの研究 作者: 大泉実成出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/12メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (55件) を見る 僕は前作の『萌えの研究』の中で、どうしても理解できない作品として『マリア様がみてる』をあげた。自分の目の前に立ちはだかる最大の壁、といった言い方もした。 なぜかといえば、このミッション系お嬢様学校の、「姉妹(スール)」と呼ばれる女子高生同士の恋愛の姿の、その何をどう楽しんでいいかがさっぱりわからなかったからである。そこには僕の入り込む余地がまるでないのだ。なぜなら、そこには自分の自我を託せるような男性主体が出てこないからである。 今日は、ここらへんの話をすることにしよう。題して「オタクは女の子になりたがっている
Latest topics > 理想のカップル像の、百合への投影 宣伝。日経LinuxにてLinuxの基礎?を紹介する漫画「シス管系女子」を連載させていただいています。 以下の特設サイトにて、単行本まんがでわかるLinux シス管系女子の試し読みが可能! « 天才あるいは初心者だった頃の自分を思い出せなくなってしまった人が言いそうな言葉 Main 開発するならLeak Monitor入れとかなあかんな » 理想のカップル像の、百合への投影 - Mar 30, 2007 呑気なヘテロがホモフォビアを再生産するやその関連エントリにおいて、異性愛者が自身の持つ偏見に基づいて同性愛を描く事の問題が語られている。 僕自身は自分で認識している限りにおいては異性愛者だと思うんだけれども、それはそれとして、百合スキーでもある。ふぉくす子とさんだば子は百合百合でラブラブなカポーだ!と信じて疑わず(ぉぃ)、同
genderそして第3段階に入り、最終的には男性を否定してしまう。これは即ち自分自身の否定だろう。男性であることを認識してはいるにも関わらず、それを認めたくない。ポスト性同一性障害と名付けるべきか。青ひげノート - 自己否定へと導く百合への愛情 私は自分のはてなブックマークの中に『百合とジェンダー』というタグを設け、乙女男子と百合の関連、およびその周辺の情報をクリップしてきました。現在も情報は収集中ではあるものの、男性の百合萌えは彼岸ではあるものの、自己の否定には繋がっていないのではないか、という仮説を立てています。 そうした課程の中で「自分が自分でいるための安定剤」としての役割を果たしているのではないか、と思うのです。以下、私がクリップしたエントリの中から特徴的と思われる部分を引用しながら考察をしていきたいと思います。 1.カワイイものを愛する為に邪魔な男性という性「ファルス」とは、ここ
こことかこことかこことかここのエントリーを見て、自分がずっと感じていることを文章にしたいと思ったので、あまり外向けに書くことではないと思いつつ書いてしまいます。 去年の夏に乙女化する男子の話とか傷つける性としての男性とかの話を読んで、サークルの冊子で書いたものの焼き直しです。多分その辺の影響も受けています。 一般論でなく私論なので、不愉快な方は「僕たち」の部分を「私」に置き換えて読んで下さい。 以上予防線張り終わり。我ながらチキンです。 長いので続きを読むにしておきます。 「女の子になりたい僕ら」という願望は今の空気をかなりの強度で支配していると思う。 マリみて(未読)で少女の花園を垣間見て、おとぼく(未プレイ)で少女の花園に侵入した僕たちは、かしましにおいてついに女の子になって少女の花園の仲間になってしまった。この世界は少女の三角関係から成り立っており、真っ当な男キャラである明日太にはも
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