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語りの権力性と創作と批評に関するcrowserpentのブックマーク (36)

  • 平田オリザ氏炎上にみる、コミュニケーション教育は「他者と相互理解する能力」を害しているという現実|ヒラヤマ タカシ

    平田オリザ氏が炎上している。私はこのことを劇作家としての平田氏や、「演劇業界」の責任に帰する気はない。 芸術保護と国家の関係にもとりあえず足を踏み入れない。しかし、平田氏が活動してきた「コミュニケーション教育」業界は、致命的な欠陥、矛盾を孕んでおり、今回の炎上は、単なる個人のディスコミュニケーションを超え、その決定的な表出だと考える。のみならず、そもそもこの炎上の構造自体を作り出したのも、「コミュニケーション教育」自身であるとみなす。それゆえに、その観点からは、批判は免れ得ない。 結論から言おう。今回の炎上の原因は、日のコミュニケーション教育が、単なる「伝える力」技術論にとどまり、「相互理解」の非対称性と、「理解する力」をあまりにも軽視してきたことだ。その結果、「コミュニケーション能力」とされるものを高めれば高めるほど、むしろ他者との相互理解から遠ざかるという病的な構造を生み出した。「コ

    平田オリザ氏炎上にみる、コミュニケーション教育は「他者と相互理解する能力」を害しているという現実|ヒラヤマ タカシ
    crowserpent
    crowserpent 2020/05/11
    面白かった。「相互理解を目指す教育」という触れ込みとその内実について。
  • 今はもう、低俗という定義がゾーニングしてくれていた時代ではないよね - novtanの日常

    この件が色んな意見を呼んでいる、ということそのものがまずもって違和感のある事態な気がするんだけど、昨今のウェブのいろんなアレ、ということを考えるともうそういうものとして考えるしかないのかなーと思ったりはする(超曖昧) togetter.com えーと、僕自身はこのマンガはありきたりなテーマをありきたりな表現で書いているように思えてあまり関心はしなかった(単体で見てどうかというと、よくできているとは思う)。で、いまさらこの手のわりかし非現実的な舞台設定を現実になぞらえて問題視するような人がいるとは思ってなかったんだけど、こういうマンガが「話題になる」というのはそういうものに目くじらを立てるような人にリーチする、ということでここ最近とみに思うウェブの最大の欠点を体現した一つの事例だよね。 こういった問題は、ウェブならではの問題でもある一方で、いわゆるサブカル系の文化的地位向上に伴う副作用でもあ

    今はもう、低俗という定義がゾーニングしてくれていた時代ではないよね - novtanの日常
    crowserpent
    crowserpent 2019/05/05
    「嫌い」の表明の自由は大事だと思うのよね。問題はそれを「存在価値がない(又は害である)」へと直結させてしまう事だと思う。
  • 「バイアス」が一般的に悪いものだという合意すら今のインターネットでは難しいのだろうか - 法華狼の日記

    漫画家の楠まき氏に対する下記インタビュー記事の件なのだが。 「ジェンダーバイアスのかかった漫画は滅びればいい」。漫画家・楠まきはなぜ登場人物にこう語らせたのか | ハフポスト まず、主題となっている「ジェンダーバイアス」については、編集部の注がつけられており、その解釈に悩むことはないだろう。 ジェンダーバイアス…性別によって社会的・文化的役割の固定概念を持つこと。社会における女性に対する評価や扱いが差別的であることや、「女性(男性)とはこうあるべき」となどの偏ったイメージ形成を指す。 次に、楠まき氏がバイアス全般についてないほうがいいと語っている文章がある。 だいたいジェンダーに限らず、バイアスなんてない方がいいに決まってますから、そこはもう合意していいんじゃないかと思うんですよね。 これに対して、あたかも良いバイアスがあるかのような反応がインターネットに散見される。一例として、京都

    「バイアス」が一般的に悪いものだという合意すら今のインターネットでは難しいのだろうか - 法華狼の日記
    crowserpent
    crowserpent 2019/04/12
    「バイアスは悪か」という問いは「悪だとしてどうするのか」に横滑りするので、無意味な争点だと思う。/「全表現に意図が必要」は無理があるし、ありきたりな展開と喫煙描写とでは説明が求められる理由が全然違う。
  • 池袋マルイで開催予定だった「百合展2018」が中止に 既に中止になった「ふともも写真の世界展」と同じ会場

    Village Vanguard Webbedは、3月17日に池袋マルイで開催予定だった「百合展2018」の東京開催を中止すると発表しました。 メインビジュアル 「百合展2018」は、女性同士の友情や愛情をテーマに、多数の漫画家や写真家が参加し書籍やコラボグッズを販売するイベント。中止の理由については「参加作家さま全員での展示および物販販売が難しいこととなり池袋マルイでの百合展開催を中止とする結論に至りました」と説明しています。 池袋マルイで行われるイベントを巡っては、3月9日から開催予定だった「ふともも写真の世界展 2018 in 池袋マルイ」も諸事情を理由として突如中止が発表され話題となりました(関連記事)。なお、「百合展2018」は東京開催の他、大阪、福岡で開催が予告されていましたが、東京開催以外については予定通り実施するようです。 advertisement 関連記事 JKがPK(

    池袋マルイで開催予定だった「百合展2018」が中止に 既に中止になった「ふともも写真の世界展」と同じ会場
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    crowserpent 2018/03/13
    「ヘテロ男性の性的消費対象だから潰されても性的少数者の抑圧ではない」って理路はダメでしょ。「ヘテロ対象」か否かの線引きができない以上、抑圧を後押ししてしまう。/経緯続報:http://news.nicovideo.jp/watch/nw3355081
  • 西野亮廣がいかに今回悪辣で狡猾な仕掛けを施したのかをちゃんと解説しておく。 - 銀河孤児亭

    これは西野批判者たちのあまりの不甲斐なさに憤慨した10年来の西野亮廣ファンによる、西野絵炎上事件の解説である! ここ数日ツイッターランドではどこもかしこも西野への批判でいっぱいだ。おそらく西野を悪く言うツイートを一度も見なかった人というのはほとんど皆無なのではないだろうか? しかしにもかかわらず、個人的な感想を言わせてもらえば、西野への批判の中には的外れのものもかなり多く、問題点のみに絞って的確に批判を行えていた人はかなり少なかったように思う。 その中でも西野が批判されて然るべき点のみに上手く絞って批判できていると感じるブログ記事が以下にある。 キングコング西野の件は「炎上」では足りない - MistiRoom しかしこのブログも、批判されうる点に上手く絞れているとは言え、西野の質的な悪辣さと狡猾さについてはほとんど理解できていないように思う。このブログではむしろ「なぜ炎上したか?」と

    西野亮廣がいかに今回悪辣で狡猾な仕掛けを施したのかをちゃんと解説しておく。 - 銀河孤児亭
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    crowserpent 2017/01/24
    「炎上商法狙いの過激な言説」に対してやってはいけない(相手に利用されてしまう)批判様式について。
  • 「エルサを放っておいて」#LeaveElsaAlone タグに対して感じるもやもや - #あたシモ

    アナ雪の「#GiveElsaAGirlfriend(エルサに彼女を!)」活動の件盛り上がってますね。 『アナ雪』エルサに彼女は出来るのか? #GiveElsaAGirlfriend の背景と私の予想 - QUEER NEWS JUNKIE ↑わたしも別ブログで記事書いたのですが、今、これに対する反動と言うか反対運動みたいな方が盛り上がってる感じで、特に日語圏の反応を読んでいると、ものすごく微妙な気分です。 「エルサに彼女を与えて」と言うのは、何も文字通りそれを要求してるのではなくて、ディズニー映画がこれまで描写してきたステロタイプやその与える影響を踏まえての、より広範な要求なんですよね。 しかし、「エルサに彼女を与えて」タグを文字通り解釈したうえで、エルサに恋人を作ることに反対したり、「エルサを放っておいて」タグなどが盛り上がっているのを見ると、「こうやって同性愛的な表現を求める声は消さ

    「エルサを放っておいて」#LeaveElsaAlone タグに対して感じるもやもや - #あたシモ
    crowserpent
    crowserpent 2016/05/07
    うん、これはこれで分かるのよね。「異性愛主義全開だったあのディズニーにクィアを!」っていう象徴的意味と、その批判に紛れ込むホモフォビアについて。
  • ひとりのアナ雪ファンが #GiveElsaAGirlFriend に反対する理由 - Tokyo Pin Trading Days

    まさかブログを作って最初の記事がこんな内容になるとは思わなかった。 どうもはじめましてMay0315です。私は所謂「アナ雪ヲタ」に括られるうちのひとりで、13年秋にアメリカで公開される前からトレーラーやレリゴーのプロモを見ては編を妄想し、アメリカで公開されてからの盛り上がりに発狂しそうなほど煽られ、半年後の日公開を待ちきれずにFrozen(「アナと雪の女王」原題)を見たいがためにはじめての一人旅に踏み切り香港へ飛びました。尖沙咀のガラガラ映画館で観たはじめてのFrozenは最高だった。 無論、その後日で公開されてからも、2枚しか前売りを買っておかなかった*1自分の馬鹿さを呪いつつ映画館へ通い詰めたりもして、気がつけば部屋にはグッズが増えていって収納が足りなくなった、Twitterには(多分)よくいるタイプのアナ雪ヲタです。 さて、数日前からTwitterでは #GiveElsaAGi

    ひとりのアナ雪ファンが #GiveElsaAGirlFriend に反対する理由 - Tokyo Pin Trading Days
    crowserpent
    crowserpent 2016/05/07
    異性愛中心主義に対して同性愛のロールモデルを求める安直さによって、「作品についての語り」から零れ落ちるものについて。/関連(どちらかというと反対の意見):http://yuichikawa.hatenablog.com/entry/LeaveElsaAlone_
  • やまだないと福田里香の「男には大島弓子は分からない」発言の悲しさ

    私は男性の大島弓子ファンです。最近、福田里香・藤由香里・やまだないと著の『大島弓子にあこがれて』(ブックマン社)というを読んだのですが、収録されているやまだないとと福田里香の対談にあった以下の内容を目にしてとても悲しい気持ちになりました: やまだ「男の人は大島弓子をわかりたがる」よね(笑)。 (略) やまだ「まあ、その言葉のあとに、『少女にうまれなかったんだからあきらめな』ってのが続くんだけど(笑)。」 (略) やまだ「私は、男の人が大島弓子をわかりたがるのはね、大島先生に対抗意識をもっているからだと常々思っているのです。」 福田「なんか、男の人の逆鱗じゃないけど、何かに触れちゃってるってこと?」 やまだ「あれだよ。「君が夢中な大島弓子より、僕は君のことをわかってる」みたいな、「ほら、君って、こういうことを考えているだろう?」「僕が当のことを教えてあげよう」って。ああ、大きなお世話(

    やまだないと福田里香の「男には大島弓子は分からない」発言の悲しさ
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    crowserpent 2014/12/28
    「特撮は女にはわからない」のほぼそのままの裏返しだなぁ。異性読者に対する恋愛がらみの邪推が入っているあたりがそっくり。
  • 自死遺族の立場で親に読ませたい、シロクマ先生の著書「若作りうつ」 - 玖足手帖-アニメブログ-

    あらすじ ひょんなことからTSUTAYAで書のあとがきと結論を立ち読みして、「これは父親への誕生日プレゼントに最適だ」と思い、購入したのであった。 内容はブログで書いてあるので、ネット環境にある人は特に読む必要はないのだが、ネットでおもしろ動画を見てばかりいてあまりネットで文章を読む習慣のない父親に読んでもらうには、書籍と言う形がいいのではないかと思い、購入した。 内容 ”「若作りうつ」社会”(シロクマ先生の新著)を読んだ。 「"「若作りうつ」社会"を読んだ。」を読んだ。 | 熊代亨 『「若作りうつ」社会』を出版しました - シロクマの屑籠 「若作りうつ病」 - シロクマの屑籠 コミュニケーション市場から弾き出された人間の余生 ~「若作りうつ」社会(熊代亨)~ - 自意識高い系男子 http://anond.hatelabo.jp/20140302215233 ロスジェネ世代の精神科医・

    自死遺族の立場で親に読ませたい、シロクマ先生の著書「若作りうつ」 - 玖足手帖-アニメブログ-
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    crowserpent 2014/03/18
    人生における「運」や「偶然」の帰結を、「成熟」や「適応」の枠組みに当て嵌めて語ろうとすることの欺瞞について。
  • 会田誠展抗議運動について(澁谷知美の批判を受けて) - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    東京の森美術館で行われた会田誠展が、一時期ネット上で議論になっていた。特に『犬』という作品は、四肢が切断された少女が描かれており、展示に対して抗議が起きる事態となった。 私自身は、東京まで展示を見に行く機会もなかったので、作品の内容についてはあまり積極的にコメントしていない。ただし、抗議については幾人かのフェミニストが表だって賛同していたので、気になって見ていた。その中で、私の目についたのは澁谷知美のブログ記事である。 「会田誠の絵も、それがアートになる社会も醜悪である (署名募集あり)」 http://shibuya.txt-nifty.com/blog/2013/01/post-1160.html 私はTwitterでこの件について発言していた。それは以下のまとめ(togetter)で読むことができる。 「『会田誠 天才でごめんなさい』展への抗議関連の議論」 http://togett

    会田誠展抗議運動について(澁谷知美の批判を受けて) - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
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    crowserpent 2013/03/22
    http://togetter.com/li/446918の続き。「被害者像の押し付け」問題の射程は広いと思うのだけど、コメント見てるといまいち重要性が理解されてないみたいで残念。
  • 求めていたのは和解ではなく拒絶~普通学校で虐められた聴覚障害者が読んだ聲の形~

    ※まとめ主は聴覚障害を持っており、子供の頃はその事で虐められましたので、トラウマ発動100%なまとめになっていることをご理解ください

    求めていたのは和解ではなく拒絶~普通学校で虐められた聴覚障害者が読んだ聲の形~
    crowserpent
    crowserpent 2013/02/22
    「いじめ」についての語りにまつわる権力性について。
  • 『会田誠 天才でごめんなさい』展への抗議関連の議論

    SHIMIZU Akiko(清水晶子)『フェミニズムってなんですか?』 @akishmz 「こんなのはポルノと一緒だ」的な議論はしたくないし正直セクシュアリティの政治という観点からはかなり危険だと思うけれど、全く同じ意味で「これはポルノではない/ポルノだけではない」的な議論をされてもちっとも説得されないし。 2013-01-28 07:31:50 SHIMIZU Akiko(清水晶子)『フェミニズムってなんですか?』 @akishmz とりあえず下RTのリンク先みたいな評価の仕方では駄目だと思う。同サイトのこちらのページとか。これと同じロジックを例えば欲望対象を特定の人種や民族に置き換えて現代において通用するのかって話だと思うのだけれど。 http://t.co/MtxFLVks 2013-01-28 08:43:48

    『会田誠 天才でごめんなさい』展への抗議関連の議論
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    crowserpent 2013/01/31
    この辺のTweetは気になってたので有難い。font-da氏の「当事者性を勘ぐることが当事者を引き裂く」という指摘は重要だと思う。関連:http://d.hatena.ne.jp/ohnosakiko/20130129/p1 http://d.hatena.ne.jp/font-da/20130321/1363878747
  • どこへさんぽ・なにをさんぽ:「百合イズパンク」・同性愛作品のカウンター性

    2012/5/6の文学フリマで発行した『百合人―ユリスト―』。 当日ブースには、〈百合 is PANK〉というバナーを貼り出しました。 この言葉は、誌上でアンケートをもとに行なった対談の中で、藤山京子さんから出てきたものです。 「…ロックイズデッド百合イズパンクだよ。思想と密接に関係してくるという。」 「なんかこう。社会を変えるパワーというか。ウテナ的な、突破するパワーを感じますよね。」 (「対談・百合イズパンク!百合は世界を革命するか?」より) しかし、BL百合という同性愛の作品が、「カウンターカルチャーになってしまうこと」自体を問題視する見方もあるんだなあ、と最近目にする議論の中でよく感じたりしています。 ・それこそ「腐女子のゲイ差別」として問題になったりしたこととか。 (BLを愛好する人たちの中でヘテロの女性だけを「腐女子」と名指して、その人たちがBLをきっかけに現実の同性愛者の存

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    crowserpent 2012/05/09
    「ヘテロとして」語ることが、そのヘテロ規範自体が変容していることを覆い隠してしまう。語る言葉が現実に追いついていない「語れなさ」について。/関連:http://togetter.com/li/297541
  • BLと百合のフェミニズム - 鳥籠ノ砂

    ここ一年で、BLと百合に対する見方が大きく変わった。むろん、その二、三年前ではまた別の見方をしていたので、これから変わっていく可能性も大いにある。とはいえ、少し考えをまとめておく必要があるだろう。 たとえば、私は一年前「BLや百合は同性愛者への暴力だ」ということを書いている。一方で、「BLや百合は現実の同性愛や両性愛とはなんの関係もない」ということも書いている。だが今にしてみれば、この二つの主張は全く相容れないことが分かる。現実のものと関わらないものが、どうやって現実のものに暴力を振るうことができるのか。当時の私は、どうやら次のようなことを言いたかったらしい。「たとえばBLの多くは、たんに『異性愛のやり方』を(攻め・受けという形で)同性に当てはめているだけだ。それは実際の同性愛や両性愛とは別ものだし、セクシュアリティを一つの枠組みに押し込めている点で暴力なのだ」と。そして私はこうした考えの

    BLと百合のフェミニズム - 鳥籠ノ砂
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    crowserpent 2012/03/14
    「ほんもの」の同性愛と虚構としてのBL・百合、という対立の無意味さ。
  • あなたは「私は弱者だ」と言えるか? ――思想、震災、サブカルチャー―― - 鳥籠ノ砂

    ここに、あなたから見て明らかなハラスメントを受けている人がいる。仮に、名前をAさんとしておこう。このAさんを悲惨な状況から救うために、Bさんという別の人が「Aさんが嫌がっているじゃないか、やめろよ」と声を挙げる。しかし、Aさんはそれに応えようとしない。そこへ、Cさんというもう一人の人が現れると「Aさんの気持ちを、そうやって勝手に代弁するのはよくないよ。だって、当にイヤならAさんは自分でイヤだと言えるじゃないか。さあAさん、イヤならそうハッキリ言っていいよ?」と語りかける。これに対してAさんはしばらく口をつぐんでいたが、やがて「別にイヤじゃないですよ」と答えた。Aさんに明らかなハラスメントを行なっていたDさんは、自分がもう責められないことを知ってかホッとしたようだ。さて、そこで全てを見ていたあなたはなにを思うだろう? Eさんという人からすれば、Cさんはいくつかの間違いを犯している。一つ目は

    あなたは「私は弱者だ」と言えるか? ――思想、震災、サブカルチャー―― - 鳥籠ノ砂
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    crowserpent 2012/03/14
    「語りの権力性」の構造を端的に指摘したエントリ。
  • 誰がブログを殺すのか。

    幾つかのブログの真性引き篭もりに対する言及を見ていると、頭が痛くなってくる。 かつて、俺たちはインターネットだった かなり名の知れたブロガーでさえ、この程度の事しか書かない。 だから僕はこんな糞エントリーを書かざるをえない事態に追い込まれた。 菊千代は死んだ。 なぜだ。 菊千代は死なない。 なぜか。 「菊千代はなぜ死んだのか。」 その問いに対する回答は、完結にして明瞭である。 映画だからだ。 映画だから菊千代は死んだ。 映画だから菊千代は死んだのだ。 映画であるが故に菊千代は殺されたのである。 誰が菊千代を殺したのか? 愚問である。黒沢明である。 黒沢明に殺されたのである。 即ち、菊千代は死なない。 ここは映画ではない。 即ち、菊千代は死なない。 黒澤明はもういない。 黒澤明は死んでしまったのだ。 それでも僕等は生きている。 生きているから生きねばならない。 ブログを書いて、生きねばならな

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    crowserpent 2011/11/28
    「2012年のインターネットって最高だ」。この人からこの言葉を聞けて良かった。
  • 普通の女子大生は、Google+で「日本一」になんかなっちゃいない。

    僕は悲しい。とても悲しい。 インターネットで生じている事実が事実として伝えられない。 岡田有花なる人物の手により、全ての記憶が改変されてゆく。努力とか継続とかいう些細で美しい自己啓発と、インターネットという未来が生んだ魔法のブラックボックスにより、全ての事実は抹殺されてゆく。歴史は書き換えられ、僕達1人1人が真実の心を持って懸命に生きてきたインターネットが汚されてゆく。いや、浄化されて行く。美しいものへと。素晴らしいものへと。小さく儚い、それでいて強い美談へと改変されてゆく。 僕はそういった行為を許すことが出来ない。そういった言葉を許すことが出来ない。インターネットは血で有り、肉であり、尚かつ魂である。インターネットは人間の全てである。痛みを悲しみを欲望を絶望を感動を興奮を全ての感情と汗と涙を飲み込んで降り積もった真っ白で真っ黒な九龍城である。混沌である。魔窟である。昨日もそうだったし、今

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    crowserpent 2011/11/22
    前半で「あれ、この人ってこんな芸風だっけ?」と思いかけたけど、最後まで読むとやっぱりあの真性引き篭もりhankakueisuuさんだった。/言及しました:http://d.hatena.ne.jp/crowserpent/20111122
  • ベストセラー作家だけどハックルベリー(id:aureliano)さんの質問にこたえるよ! - orangestarの雑記

    http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20111019/1318990671 まあ、岩崎夏海さんに比べるとあんまり売れてないのでベストセラー作家を名乗るのはおこがましいのだけれど。 ちなみに、ミリオンセラー>ベストセラー(文芸だと10万部くらいから)らしいので、ギリギリ名乗らせてもらいます。岩崎さんの質問に出来るだけ真摯に応えようと思います。真摯、大事、ってドラッガーも言ってたしね。 何でぼくのことを承認欲求の強い人間だと思うの? これは、そもそもの承認欲求の是非の部分から回答しないと当の回答にはならないと思います。また、ぼく自身の問題にも深く関わっている為、自分の経験も含めて回答します。 神様に愛され過ぎて手に触れるものが全て黄金に変わってしまうような星の元に生まれついた人間でない限り、文章を書いたり、モノを作ったりする人間にとって、承認欲求というものはガソリ

    ベストセラー作家だけどハックルベリー(id:aureliano)さんの質問にこたえるよ! - orangestarの雑記
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    crowserpent 2011/10/21
    絶賛されてるエントリだけど、id:lisagasuさんのコメントに共感した。「愛情」として語られてしまうことの危うさ。/801ちゃん本人のコメントをまとめました:http://togetter.com/li/203298
  • 斉藤和義氏「ずっとウソだった」に対する,いきものがかり・水野良樹リーダーの意見

    水野良樹( いきものがかり / HIROBA )official @mizunoyoshiki 斉藤和義さんの「ずっとウソだった」を僕が「大嫌い」だと発言したことについて、その当時よりはいくらか頭の整理もできましたので、発言すれば不可避的に誤解が生まれるのはもちろん重々理解しているものの、その誤解を少なくするためにも、できうる限りのご説明をしたいと思います。 2011-04-11 15:41:15 水野良樹( いきものがかり / HIROBA )official @mizunoyoshiki 当初はブログに書こうかと思ったのですが、これは僕個人の発言ですし、いきものがかりという冠のなかでやっているブログで発言するのは、違う考えを持つかもしれない他のメンバーに対しても失礼なので、また、ツイッターでの発言はツイッターで説明というのもひとつの筋かとも思いますのでここで。 2011-04-11 1

    斉藤和義氏「ずっとウソだった」に対する,いきものがかり・水野良樹リーダーの意見
    crowserpent
    crowserpent 2011/04/12
    「政治性」について丁寧に考え抜かれた文章だと思う。「ずっとウソだった」を聴いた人は、是非併せて読んで欲しい。
  • 「萌える」という行動の安牌っぷり - overs099b

    ○「萌える」とは 萌えるという行動は、一般的な意味として一人のキャラクターに対してその風体や性格に対する好みを語るということである。 それは一見、じぶんの好みを表出するとても主体的な行動だと思っていたのだけど、どうも違うらしい。 最近、知人に「けいおん」の話を聞く機会があったのだが、なんと「けいおんは便利」らしい。 どういうことか聞いてみると、「あのキャラが可愛い」と言っておけば話が通じるから基礎教養として抑えておくということらしい。 まるでニュースで「最近物騒ですねえ」というように、けいおんを見ているらしい。 この会話に置いて「萌える」という行動は単なる自分のスタンスの違いだけであり、そこに作品に対する評価は一切入り込んでいない。 まあ入り込む必要がない作品であるという性質をけいおんは持っているけども、それはなかなか衝撃的であった。 それとともに、現代の「スタンスを持つことの難しさ」にも

    「萌える」という行動の安牌っぷり - overs099b
    crowserpent
    crowserpent 2010/10/28
    作品に対する「語れなさ」こそが「萌えという語り」を生み出す、という構造について。