凹凸ちゃんねる 発達障害・生きにくい人のまとめ 発達障害と心の病、LGBTからコミュ症まで。メンタルヘルス&現代のマイノリティに関するまとめサイトです。 ※旧「発達障害ちゃんねる」
『発達障害に気づかない母親たち』(PHP研究所) 「家事が苦手でいつも家が散らかっている」「感情のコントロールができずすぐカッとなってしまう」「人づきあいが苦手で集団に馴染めない」「子どもをどう愛していいかわからない」etc.…もしかしてあなたは、こんな悩みを抱えてはいないだろうか? もし、心当たりがあるという人がいれば、特にお勧めしたいのが、『発達障害に気づかない母親たち』(PHP研究所)だ。というのも、冒頭に挙げた悩みを抱えてしまうその理由は、「発達障害」という病気のせいかもしれないからだ。 自閉症、学習障害、ADHD(注意欠如多動性障害)などの病気の総称である発達障害。子どもの抱える病気というイメージが強い発達障害だが、大人にも発達障害はある。 「発達障害を抱えている日本人の割合は、10人に一人とも言われている」 そんな衝撃的な事実を教えてくれるのは、不登校や発達障害などを専門にする
先生、ありがとうございます。 この表を拝見した時、思わず溜め息が出てしまいました。 ここまで細部に渡って詳しく説明してあれば、もう迷うことはありません。 ただ、意外でした。 「情緒障害型」だと思っていたのに、一番当てはまっていたのが「合理的ADHD」で、次いで「ジャイアンAC」「のび太AC」だったので… (強迫性障害や適応障害もそうですが、学童期〜青年期の特徴がぴったりです!) 元々の「合理的強迫的」なままで良かったはずなのに、何で「ありのままの自分」探しなんか始めて、自らAC的に自己評価を下げてしまったんだろう… ADHDの本来の姿である「KYののび太」のまま成長する人の方が、稀なんじゃないかって思えてきました。
AC、人格障害関連 ジャイアンは回復するとのび太になる 2012/8/17 AC、人格障害関連, ADHD関連, AS(アスペルガー)関連, その他(医療関連), 研究, 診療 コメント: 59 「のび太とジャイアン」の新しい図は、理解ある環境で育ったのび太と、厳しい合理的な環境で育てられたジャイアン予備軍のADHDは同じ「合理的ADHD」になるという考えを表している。 これは、とりもなおさず、「ジャイアンはジャイアン的な対人関係のグチャグチャした関係を切り離せば、みんなのび太に限りなく近いスタイルに移行する」ということを意味する。 厳密に言えば、最初からのび太のケースとは、「強迫的傾向」で少し違う可能性はある。ジャイアン予備軍で厳しい合理的な環境で育った群はこだわりが多く強迫的になることが多いだろう。他方「最初からのび太」はむしろ、こだわりは少なく、「好きなことだけする」という風で、一見
「言ってやってもらっても駄目、意味が無い」という感じ方はAC特有の発想であると言われているが、表面的にはACでないジャイアンにも受動型ASにも同じような発想と行動パターンがある。 ①ACの場合 「自分がそんなことを口で言おうものならとんでもないわがままと思われて嫌われる、見捨てられるから言えない」。幼少期の家庭環境の中で「本当のことを言ったら見捨てられる」という不安が強かったことから来る認知と行動のパターンである。 ②ジャイアンの場合 「人にお願いすると後で自己突っ込みがきついのでお願いはできない」「自分で責任を取りたくないのでつらくてもお願いはしない」。独立独歩の中心志向と責任を取りたくない志向が両方とも非常に強いので、自分からお願いするのは都合が悪い。 ③受動型ASの場合 「そもそも自分から動く必要自体ありえない」「当然相手から動くべきだ」。依存させることを約束したわけだからその相手に
明らかにADHDの仲間であるのだが、過集中エピソードが目立たない一群が居る。 過集中で突っ走っているADHDから見ると、「好きなことに集中することを忘れた」という風に見える。 周囲に合わせるしかないと思い込んだADHDのACかと思うと、それほど自己評価は下がっていない。 場当たり的になった依存型ジャイアンかと思うと、合理的思考は保たれている。 世間的には「頑固者」という見掛けになる。 おそらくもともとある程度KYである(非言語的状況察知能力があまり無い)ので、場に合わせ続ける依存型にもなりきれず、「自分を飼いならすような合理的な理由を見出して無理矢理納得することを習慣としてしまった」と私は想像している。 このタイプの親は管理型の強迫的ジャイアンが多く、幼少期からかなり強制的に親の価値観を押し付ける。 不思議なのは正面切ってこの親に反抗しないことだ。普通のジャイアン、ADHDであれば、不合理
ジャイアンACで「褒められると苦しい」という話を何名か聞く機会があり考えた。 最初は「親のジャイアンから徹底的につぶされて自己評価が極端に下がっているから」という風に考えてきたが、どうやらまったく違うメカニズムでそうなることがあるようだ。 ジャイアンは褒められると相手の意図を問わず表面的に舞い上がって調子に乗ってしまう。表面的な世界に生きる悲しい性だ。そのせいで、例えば「いい嫁」と言われたら「本人の主義とか性格に関係なくいい嫁たるようにがんばる」ということになる。 もともとジャイアンは人の言いなりにはなれないところもあり、周囲にあわせて優等生だけしていると本来のジャイアンの部分に大きな不全感を感じ、うつ状態やパニック障害様の身体症状(ふらつき、動悸、過呼吸、吐き気、下痢など)が出現して多くは身体的に不調となる。 それらの症状で心療内科に受診してよく話を聞いてみるとADHDのACであり、AC
のび太とジャイアンの関係を図示することをずっと考えてきたが、やっと図が完成した。 https://docs.google.com/open? id=0ByyeK0qS9vvSekFqWndqSUpnMkU https://docs.google.com/open? id=0ByyeK0qS9vvSaHJNN3dYc2dlU3M (上記の改行をくっつけて閲覧してください。同じものです) さて図の意味は、以下の通り。 1.ADHDは能力の特徴でのび太とジャイアン予備軍に分かれる。その違いは状況察知能力である。いわゆる空気が読めないADHDがのび太で、自分の有利不利だけは察知できるのが「ジャイアン予備軍」だ。 2.のび太は理解の乏しい環境で二次障害が重症である場合は「のび太AC」となり、逆に理解された寛容な環境では「合理的ADHD」に成長する。 3.ジャイアン予備軍の中で、「合理的な説明があり例
私はこれまで「ADHDとASはどこが違うのか?」を中心テーマとして考え続けてきた。 私自身ADHDとして、自身の他者への無関心さ、自己中心性、「上から目線」への過剰とも言える反応(怒り)、その結果としての中心志向の自己突っ込み(ジャイアン的な諸特徴)に私自身苦しみ抜いてきた。 また私の母に見られる救いがたい浅薄な表面的認知、「世間体」と自己正当化にしか関心がない特徴も同じADHDの一つの特徴として考え続けてきた。 私が「ジャイアン」と呼んできたものはこれらの情緒的な自己中心性、常に相手より優位を保とうとする行動特性、または常に自分に大多数の関心を引き続けることへの強迫性を併せ持つADHDの姿であった。 これらの一見情緒的で「他者との関係に強迫的になるように見える」認知と行動の特性がASとどこが違うのだろうか、という関心がこれまでの私の中心であった。 今やこの問題の答えは、「ASは個体同士の
さて自己診断タイプ分類に戻る。ADHDグループのタイプは「思い込み型ADHD」「ADHDのAC(ノビ太型)」「合理的なADHD」「自己正当化型ADHD(ジャイアン)」「自己正当化型ADHDのAC」の5分類と私は考えている。(註:私だけの説なので、他所で話しても通じません) ここで残った「人への執着や愛着が無い」ADHDグループの中で、まず「人から指摘されたことが(自分にどんなに不利なことでも)本当のことなら認めるしかない」とあっさり認められる人は「合理的なADHD」と「思い込み型ADHD」である。 これに対して不利なことに限って抵抗があり特有の先延ばし、逆切れや否認になる人は自己正当化型、逆に極端に落ち込む人はADHDのAC(ノビ太型)と分類される。 特に逆切れして相手を責めるタイプは(この自己診断のニーズはあまり無いと思うが)「ジャイアン型の自己正当化型ADHD」で、時にモラハラの加害者
ジャイアン型ADHDは衝動統制の障害である。「2歳レベルの衝動を我慢できない」という状態がジャイアンの「自然状態」であり、環境により二次的に別の障害に移行する。 以前にも書いたが、「ゴリ押ししたら全部通してもらえた」という環境では「衝動を我慢しない」という障害に成長する。人を困らせてコントロールしたり、強引にゴリ押しを続けて自分の衝動を通そうとする。通る限りこれを続ける。通す限りエスカレートする。大人になってDVの加害者になったりする。 「例外を一切許さない冷徹な合理的基準で律する」(鬼母)という環境では、「理由があるから我慢する」という超合理的なスタイルとなり、その結果は他人にも厳しく、自らをも一生涯責め続ける超合理的強迫的ジャイアンへと成長する。 「非言語的な威圧で押さえつけられて従わされた」環境では、「押さえつける主の顔色を徹底的に伺う」というプロセスの中で、「衝動は強い人が禁止する
私は発達障害のケアに本格的に取り組む前に、AC(アダルトチルドレン)のカウンセリングに取り組んでいた。その中で、非常に率直で、過去の振り返りによって劇的に回復するケースに出会い、回復した後の姿を見て結果としてADHDだったと分かる経験を何度もしてきた。 今思えば、そのうちの多くは「ノビ太」型のADHDのACであり、このケースは「あなたが悪かったのではなくてADHDの理解が不足していたせいであり、誰も悪くなかった」ということをイメージした瞬間に元気になり、本来のADHDらしく明るくなる。このタイプのほとんどは治療も終結となっていった。 その中で、なぜか自己評価が回復した後も治療の長引くケースや、ADHDの告知を否認するケースが出てきて、これは何だろうとずっと考えてきたが、この一群が「ジャイアン(自己正当化型ADHD)のACだった。 他方でACとはおよそ別物の、自己中心的で身体症状の激しいAD
AC、人格障害関連 発達障害と人格障害8.回避性人格障害 2011/4/15 AC、人格障害関連, ADHD関連, AS(アスペルガー)関連, その他(医療関連), 研究, 診療 コメント: 5 DSM‐Ⅳによる回避性人格障害(Avoidant Personality Disorder)の診断基準 A.社会的制止や不適切感、自己に対する否定的評価に対して過敏性の広範な様式であり、成人期早期に始まり種々の状況で明らかになる。以下の7つの基準のうち、4つ以上があてはまる。 1. 人からの批判、否認もしくは拒絶に対する恐怖のために、重要な対人接触のある職業的活動を避ける。 2. 相手に好かれていることを確信できなければ、他人と関係を持ちたいと思わない。 3. 恥をかかされることや馬鹿にされることを極端に恐れて、親密な関係の中でも相手に遠慮してしまう。 4. 人が集まる社会的な状況で、人に批判され
「モラルハラスメント」という用語は最近はポピュラーになっている。 パートナーに対して「お前の考えは間違っている」と言い続けたりすることで、これは合理的強迫的ジャイアンの専売特許と思っていたが、意外に依存型ジャイアンのモラハラがあることが最近分かった。 依存型ジャイアン特有の「その場の場当たり的な対応」の一種として、「とにかく相手を黙らせれば良い」という目的で「威圧する」、「断定する」、「相手の意見を聞きもしないで頭から否定する」という態度が出てくることがあるのだ。 これをパートナーなどの相手から見ると、実はハラスメントとしてのダメージが違ってくる。 合理的強迫的ジャイアンでも、積極奇異型ASでも、強迫的な発達障害のモラハラは自分自身にも厳しい条件を課していることが多く、モラハラの加害者の行動をしっかり見据えれば首尾一貫性があるので、理不尽であっても理解の可能性は無いことも無い。 これが、「
ADHD関連 「ADD」と受動型ASと依存型ジャイアン 2008/3/23 ADHD関連, AS(アスペルガー)関連, その他(医療関連), 研究, 診療 コメント: 6 実は私はADDという診断をほとんどしない。なぜなら、もっと情報を集めたら受動型ASであったり、ADHDのAC(ノビ太)であったり、依存型ジャイアンである可能性まであるからで、これらのどれになるかは非常に重要だからだ。 ADHDには幼少期はもともとボーっとしたタイプと明らかに多動なタイプがあり、いずれもほとんど大人になると「脳の多動」はみられるので、全くテンションが低いままのADHDと呼ぶ仲間(いわゆるADDを含め)というのは私はあまり考えない。「多動」というのは「過集中」の時には見かけ上起こりうることで、その意味では私はみんな「ADHD」だと思う。 ただ、「ADHDのACで、自己評価が低く、周囲に合わせないといけないと思
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