子育てにまつわる情報は世にあふれている。情報がありすぎて、かえって親は不安になることも多い。そもそも万人にあてはまる子育ての「正解」はない。しかし、子供に対して「これだけはやってはいけない!」ということならある。長年のカウンセリング経験からわかった全親必読のコワイ真実(第1回はこちら) ある母親からの相談 32歳のマユミさんは、夫のギャンブル(パチンコ)依存の問題で半年前からカウンセリングに通ってきています。 ある日、深刻な表情で、子どものことでちょっと相談にのっていただけますかと言われました。夫の問題じゃないから迷ったんですとためらいながら、疲れた表情で次のように語りました。 息子のケンタは1歳半になったんですけど、じっとしていないんです。ソファやダイニングテーブルもカバーを掛け直して、汚れてもいいようにしました。それほど狭くないマンションですが、朝から運動会状態になってしまいます。 テ
早ければ今週にもイフェクサーSRカプセルが発売される。過去ログでは、ベンラファキシンと一般名で記載している。商品名だが、エフェクサーなどの名前のこともある。過去ログではベンラファキシンないしエフェクサーと記載していることが多い。 治験が不調で今後発売されないことも十分にありえたが、海外の評価が高いこともあり製薬会社も頑張ったようである。販売元はファイザーのはずだが、この薬に関しては未だ営業に来たことがなく、パンフレットはなし。 日本での剤型はカプセルで37.5㎎と75㎎になるようである。以下、ファイザーのサイトから。 セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 「イフェクサー®SRカプセル」の承認取得 2015年9月28日 ファイザー株式会社 ファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:梅田一郎)は、本日、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(SNRI:Serotonin-No
イフェクサーSRカプセル(一般名:ベンラファキシン)は2015年から発売されている抗うつ剤です。日本では発売されたばかりですが、海外では代表的な抗うつ剤としてすでに広く用いられています。 近年は優れた抗うつ剤が増えてきましたが、更に新しい治療薬の選択肢が増えるのは患者さんにとっても助かる事と思います。 イフェクサーはどのような方に向いている抗うつ剤で、どんな効果が期待できるのでしょうか。 イフェクサーの効果や特徴などについて紹介したいと思います。 1.イフェクサーはどんな効果・特徴を持つ抗うつ剤なのか イフェクサーSRカプセル(一般名:ベンラファキシン)は、SNRIという種類の抗うつ剤になります。 日本ではようやくの発売になりますが、別に新薬というわけではありません。スイスで1993年より発売開始となったのを最初に、現在すでに90か国以上で使われている、海外では20年以上の歴史を持つ抗うつ
エビリファイによる血糖値上昇について 抑うつ神経症(強迫性障害を伴う)により、長く専門医の診療(投薬治療)を受けています。 これまでパキシル、ルボックス、デプロメール、トレドミンなどの抗うつ薬やデパス、 エビリファイによる血糖値上昇について 抑うつ神経症(強迫性障害を伴う)により、長く専門医の診療(投薬治療)を受けています。 これまでパキシル、ルボックス、デプロメール、トレドミンなどの抗うつ薬やデパス、 セルシンなどの抗不安薬を適宜組み合わせて処方されていましたが、本日の診察の際、現在の状態が非常に良くないことを伝えたところ、「エビリファイ」を薦められました。 以前にも「エビリファイ」を処方されたことがあり、ネットで糖尿病の者には禁忌薬であるとのことを知り、血糖値が高め(医師の診断は境界型糖尿病でしたが自分では真性であると認識しています。但し、現在特に投薬等治療は必要とはされていない)の私
前回の①への書き込みやメールは大変参考になります。ありがとうございます。今後ともよろしく。 さて私が「ADHDのAC」という考え方を提案しているのは、実は実際の臨床の中で、片付けなど表面的にはとてもADHDには見えない人のなかに、ADHDと考えると治療やケアの方法が見えてきて、実際うまく行ったケースがたくさんあり、「表面上ADHDには見えない人の場合でも、ADHDを最初に疑ってみる必要があること」を理解してもらうために有効だからだ。 他にも、「AS被影響症候群」のADHDの人は表面上はよく強迫的になり、逆に受動型ASの人は「どの相手にもきちんと合わせるがゆえに」結果として表面上場当たり的に見えたりする。 ここで大事なポイントは、「もともとの認知と行動のパターン」と、現実の不適応の中で「二次的に身に着けてきたパターン」とを区別したいということだ。 ADHDのACの人は、ACとして周囲に合わせ
ASにとっては「分からない」「見通しが立たない」ことは非常な不安であり、そのために強引にこじつけてでも見通しを立てたり後付けの理論を組み立てたりする思考が当たり前となっている。 自分自身の予知不能で不確実な未来自体が、(よほど安定した環境に恵まれない限り)、非常なストレスを感じることになるのは当然とはいえASにとっては「生きているだけで困難」となる理由のひとつだ。 予知不能なものは未来のほかに「他者」がある。他者の「本心」も当然だが完全に正確に知ることは出来ず、それどころか現実の生活の中での必要な情報さえうまく伝わることは難しいのが現実だ。 他者の「現在の真意」でさえ理解不可能であり、当然「他者の未来の見通し」はなおさら確実に知ることは不可能だ。 これはASの人にとっても曲げることの出来ない当たり前の「事実」「現実」であり、このことを弁えるのが「支配の断念」である。 具体的には、「他者は永
精神疾患に見える発達障害シリーズ② 強迫性障害に見えるADHDやAS ASとジャイアン型ADHDにはそれぞれ特有の強迫症状や強迫的傾向があり、見かけは「強迫性障害」となるが、特にASの場合ケアとしての「認知行動療法」が逆効果になる場合がある点で注意が必要だ。 ASの強迫症状はASの自閉的なこだわりとしての場合と二次障害の場合があるが、いずれも「皮膚感覚の延長線上」という特徴があり、「身体的な違和感」「穢れた感じ」という様に体験されるため、本人が「不合理」と感じることは少ない。 対してジャイアンの強迫症状は一種「抽象的」で、ガスの元栓確認とか、「車で運転中何かを踏みつけた」とか、「全部確認しておきたい」といった強迫的不安を背景にすることが多い。こちらは本人も「不合理」と頭では分かる。 表面だけ見るとASの場合は統合失調症と間違えられやすく、ジャイアンの場合はいわゆる「強迫性障害」と診断される
AS(アスペルガー)関連 強迫症状を見たらアスペルガーを疑え 2006/7/26 AS(アスペルガー)関連, その他(医療関連), 研究, 診療 コメント: 4 私自身も見逃していたケースがいくつかあったが、強迫性障害という診断の人に実際はアスペルガー症候群(以下AS)であった人が何人か居られた。 一つのケースは、思春期からの入浴に時間がかかるという不潔強迫の症状で、ある県立病院で厳しい行動療法を行い、退院時には一時症状はよくなったがすぐに再発し、その後本人が「大人のいじめに遭った」「元主治医を訴えたい」と言い続ける経過になっている。 ADHDにも強迫症状はあるが、私の臨床経験では、ASやADHD等の発達障害の強迫症状に行動療法は効かない。 SSRIや時にはジプレキサ等の抗精神病薬は有効だが、本当の治療は発達障害を診断して、その発達障害ならではのストレスを理解し、現実的に解決するコーチング
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