自民党の菅原一秀・前経済産業相(59)が近く、離党する調整を始めた。複数の党関係者が31日、明らかにした。菅原氏が選挙区内の祭りなどで住民らに現金を配った疑いが新たに浮上し、東京地検特捜部から任意で事情聴取されたことを受けた措置とみられる。 菅原氏を巡っては、特捜部の捜査で2017~19年、選挙区内の有権者延べ27人の親…
公選法違反疑惑で大臣を辞任後、有権者への説明責任を果たさないまま選挙区内(東京都第9区・練馬区)で駅頭活動を再開している菅原一秀前経産相。前稿では、直撃に逆ギレした代議士が筆者の取材を「脅迫」「嫌がらせ」と非難していたことを報じた。前回の直当て取材の3日後、別の駅頭場所で追及を受けた前経産大臣は、筆者の居住地区などの個人情報を何度も執拗に連呼した上で脅迫とも取れる言葉を発するなど、およそ公人とは思えぬ反応を見せた。 昨年、菅原議員への取材の過程では筆者の自宅周辺に探偵事務所の調査員と思しき不審者が出没。その後、探偵社と繋がりのあるメディアが筆者を非難し菅原議員を擁護する記事を掲載。そして経産相辞任後、”香典持参秘書”について「探偵みたいなのを雇って調べさせた」と菅原議員が吹聴していたことが判った。この奇妙な符号を検証する。 〈参照:HBOL|菅原一秀衆院議員、駅頭演説への直撃取材に、説明責
菅義偉新総理総裁の側近議員が、疑惑を追及するジャーナリストの取材を「脅迫」「嫌がらせ」と呼び、刑事告訴を仄めかしている。昨年6月にも、取材の申し入れのために地元事務所を訪れた取材者を虚偽の建造物侵入で刑事告訴した”前科”のあるこの代議士。最高権力者となった菅氏の威を借りて、早速、圧力をかけてきた格好だ。 その代議士とは、公選法違反疑惑で昨年10月に経産相を辞任した菅原一秀衆院議員だ。説明責任を果たさないまま、元公設秘書に責任を擦り付けて不起訴(起訴猶予)となっている。 この菅原議員が自民党新総裁となった菅義偉氏の側近として復権を目論み、駅頭活動を再開していることは前稿で触れた。総裁選翌日の9月15日、いくつかの駅をチェックした後、7時半過ぎに西武池袋線大泉学園駅改札脇のデッキで駅頭を行う菅原議員を発見。 大泉学園駅周辺には菅原議員の有力後援者が数多く在住している。菅原は自民党総裁選を制した
自民党総裁選で菅義偉氏に注目が集まり、政党支持率が回復する中で、自身の存在をアピールしているのが菅原一秀前経産相だ。1年ぶりに選挙区内での駅頭活動を再開、菅氏の総裁選チラシを配布し緊密な関係を強調する演説を行っている。 秘書が選挙区内の有権者の葬儀に香典を持参するなどした公選法違反疑惑により昨年10月、経産相を辞任した菅原議員。説明責任を求める有権者の声を無視、秋の国会を欠席しておきながらその裏では選挙区内の後援者回りを続け秘書や元秘書に嵌められたなどと責任を転嫁していた。 〈参照:| 国会欠席で雲隠れの「カニメロン」菅原一秀前経産相、被害者ヅラで弁明の日々か<政界宗教汚染〜安倍政権と問題教団の歪な共存関係・第25回>〉 公選法違反で刑事告発を受けたものの今年6月に不可解な理由で起訴猶予となった菅原議員が、政治家を志して以降、30年間毎日行っていたと喧伝しているのが朝の駅頭活動だ。昨年9月
不可解な起訴猶予処分が下された。東京地検特捜部は6月25日、選挙区内において公設秘書が代理で有権者に香典を手渡すなどした公職選挙法違反容疑で刑事告訴されていた菅原一秀前経産相(58)=東京9区=を不起訴(起訴猶予)とした。(参照:時事通信) 特捜部が司法記者に不起訴の理由として説明したのは以下の2点。 ●「大半のケースでは自らが弔問しており、香典の代理持参はあくまで例外と位置づけられ悪質性が低いと判断。公職選挙法を無視または軽視する姿勢が顕著とまでは言い難い」 ●「経産大臣を辞任し、会見で事実を認め謝罪したことを考慮」 前経産相の不起訴報道に世論は一斉反発。ツイッターには #菅原前経産相の不起訴に抗議します ハッシュタグが立ち、東京地検特捜部の判断に異議を唱えるツイッターデモが起こった。 奇しくも菅原を経産相辞任に追い込んだ週刊文春は、この日発売の最新号で『”香典持参”秘書が告発「菅原前経
としまえん内で1月7日、地元政治家と区民が懇談する練馬区賀詞交換会(区・区議会主催)が開催された。カニやメロンや香典などを有権者に贈った買収疑惑報道を受け辞任した菅原一秀・前経産相も、例年参加しているという。 会場で配布された式次第には、今年も菅原氏の名がしっかり入っている。 ところが式典が始まり来賓が壇上の席に並んでも、そこに菅原氏の姿はなかった。「菅原一秀」の名札を付けた、別の男性が壇上で着席している。菅原氏の公設秘書だ。 来賓紹介で自民・公明・立民・共産・都民ファースト各党の都議会議員が紹介されても、菅原氏は呼ばれず。全ての来賓が紹介された最後に、鈴木隼人衆議院議員とともに「欠席のため代理の方が出席」として紹介された。
多くの人々が仕事初めを迎えた1月6日。例年、出勤する有権者に向けて朝一番の駅頭演説を行なう政治家たちの姿があちこちで見られる。菅原一秀・前経産相も6日には再び駅頭を始めるつもりのようだとの情報が鈴木エイト氏のもとに入った。 週刊文春によって有権者買収問題を報道された菅原氏は、「明日国会で説明する」と報道陣に言い放ったまま辞任。体調不良を理由に国会を欠席して、いまだに「説明」を行なっていない。この間、ほぼ毎日続けてきたことが自慢の駅頭演説も中断していた。その菅原氏が再び駅頭に立つのなら、何を語るのかぜひ聞きたい。統一教会との関わりや、記者たちに対する虚偽告訴問題(参照:「建造物侵入罪」濫用で狭められる報道の自由)についても尋ねたい。 朝から練馬区内の鉄道駅前を探してみた。すると大江戸線・光が丘駅前の路上で「自民党」ののぼりを立てて「おはようございます!」と通行人に頭を下げる男たちの姿を発見。
10月25日の辞任以降、国会を欠席し雲隠れを続ける菅原一秀前経産相。連日何をしているのかと地元有権者の間でも話題になっていたが、ついにその動向が明らかとなった。 菅原はある月刊誌に掲載された記事のコピーを持って地元の後援者の自宅を訪ね、自身の正当性を説明して回っているというのだ。菅原を擁護する内容が書かれたその記事は「経産相辞任の陰に小池都知事 内部告発者の元秘書は都民ファースト陣営」と題されたものだ。
10月25日の更迭以降、公設第一秘書のH氏に全責任を押し付けたまま雲隠れを続ける菅原一秀前経産相。元秘書区議の区政報告会に菅原氏がサプライズ参加し地元支援者に弁明するとの情報を得た本紙は取材班を結成、会場の練馬区立勤労福祉会館に赴いた。しかし、本紙菅原取材班はまたしても菅原議員の秘書から執拗な取材妨害に遭い、通報を受けた警察が出動する騒ぎとなった。 ◆「今日も駅にいない」菅原議員 「今日も駅にいる」とのキャッチフレーズを掲げ「毎朝7時に練馬区内各駅でマイクを握り」駅頭活動を行ってきたと豪語する菅原前経産相。大臣就任直後の地元のお祭りで「SPが付くようになり、毎朝警察署への届け出が必要となるため駅頭はできなくなった」と支援者に零していた。10月25日の大臣更迭後は自宅前の24時間警護用ポリスボックスも撤収されSPも付かなくなったため、自由に毎朝練馬の有権者の前で駅頭活動ができるはずだが、一向
11月5日、練馬区立勤労福祉会館で練馬区議・柴田さちこ氏の区政報告会が行われ、数十人の支援者が集まった。練馬区は、週刊文春でメロンやカニなどの食品や香典を有権者に送った問題や「秘書給与ピンハネ」「パワハラ」等々の疑惑を報じられ先月辞任した菅原一秀前経産相の地元選挙区にあたり、柴田氏は菅原氏の元公設秘書。区議選の際には菅原氏本人が街頭で柴田氏を応援した間柄だ。 柴田氏の報告会に菅原氏が登場する可能性があったため、私とジャーナリストの鈴木エイト氏は現地に赴いた。菅原氏は姿を現さなかったが、現場は菅原事務所の秘書らが警備。私たちを見つけると、柴田陣営関係者と一緒になってカメラを遮り取材を妨害し、また警察に通報して7人ほどの警察官が駆けつける大騒ぎとなった。報告会終了後も、会場を後にする支援者たちに話を聞こうとする私たちに柴田・菅原陣営の関係者らがつきまとい、勤労福祉会館前の公道で「取材拒否!」な
週刊文春で地元有権者への買収疑惑が報じられていた菅原一秀氏が、経産相を辞任した。10月24日に記者団に対して「明日の国会で説明する」と語ったまま、25日に辞任。結局、いまだにまともな説明はなされていない。 辞任後も週刊文春はもちろん、それを後追いする形で新聞などの大手メディアも菅原氏の問題を引き続き報道している。菅原氏自身が事実関係を明らかにしない一方で、各メディアが独自の取材により次々と菅原氏の問題行為を報じている状況だ。 菅原氏の地元練馬区では27日、市民が「練馬の恥」といったプラカードを掲げて菅原氏の議員辞職を求める街宣も行った。大臣辞任で済ませていいはずがないのは、明らかだ。 菅原氏の問題は、有権者買収疑惑だけではない。大臣辞任の直接的な原因が、事実であれば公選法違反にあたる香典問題だっただけで、そもそも大臣就任以前から大臣どころか国会議員として不適格と思えるようなエピソードに事欠
10月12日付のハーバービジネスオンライン『「秘書給与ピンハネ」疑惑の菅原経産相会見、ジャーナリスト2名が「永劫に」出入禁止に』を読んで、大変に驚きました。野澤泰志・経済産業省大臣官房広報室長が、フリージャーナリスト2名に対し、大臣会見取材の「永劫」禁止を申し渡したという記事です。政権交代しても禁止という、ジャーナリストとしての職業生命にかかわる措置です。 驚いたのは、それが内閣制度の根幹にかかわるからです。記者クラブ以外の記者について、取材を禁じるというならば、それは言論や報道の自由にかかわる問題です。憲法でいえば、第21条「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」に関する問題です。それは、社会にとって重要なことですが、筆者の専門外になります。 憲法でいえば、第66条「内閣は、法律の定めるところにより、その首長たる内閣総理大臣及びその他の国務大臣でこれを組織する
経済産業省は10月10日、2名のジャーナリストについて、大臣会見の取材を「永劫に」禁じる旨を通告した。直接には、同日発売の『週刊文春』で「秘書給与ピンハネ」疑惑(文春オンライン)を報じられている菅原一秀経産相の会見に関する処分だが、同省・野澤泰志広報室長は、政権が変わろうとも「永劫に」と通告した。大臣が誰であろうと今後永久に経産省での会見の取材ができない、事実上の「永久出入禁止」である。 取材禁止を通告されたのは、藤倉善郎(私)と鈴木エイト氏の2名。それぞれ「やや日刊カルト新聞」の総裁と主筆の立場であるとともに、フリージャーナリストとしても活動している。 今回、経産省側が問題視したのは、9月11日に経産省内で行われた菅原経産相の就任記者会見での2名による取材活動だ。 2名はもともと菅原氏と統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の関連や公職選挙法違反疑惑を取材していた。 しかし、菅原氏側は、取
取材の問い合わせを無視する国会議員に取材を申し入れるため、ジャーナリストが事務所を訪問。秘書から「上の者に確認するので待って下さい」とソファに通され待っていたら、110番通報され警察官が押しかけてくる。さらに「建造物侵入」だと言われ刑事告訴までされる--。 どこに犯罪の要素があるのか全く理解できないが、つい先日、実際に起こったことだ。 告訴されたのは、私と鈴木エイト氏。ともに、「やや日刊カルト新聞」でカルト問題を取材しているジャーナリストだ。告訴したのは、菅原一秀衆議院議員(自民党=東京9区)の事務所である。 事の経緯はこうだ。 2017年、菅原議員が統一教会系の改憲集会に参加したとの情報や、菅原議員の運動員に統一教会信者が動員されているとの情報があり、翌2018年から鈴木エイトが取材を試みていた。その中で鈴木氏は今年5月、菅原議員と運動員が街頭で、カードサイズのカレンダー付きチラシを配布
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