辺野古新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票の全市町村実施に向け、県民投票条例の制定を直接請求した「辺野古」県民投票の会は21日、3択への選択肢の修正を認め、県議会での全会一致に向けた条例改正を容認する方針を決めた。同日夜の同会請求代表者会議の終了後、元山仁士郎代表が発表した。県議会の新里米吉議長が呼び掛けた全会一致の条例改正に向けた与野党調整は、県政与党会派が3択に反対していることで暗礁に乗り上げたが、県民投票の会の決定は与党会派の態度に影響を与える可能性がある。 県民投票の会は「全市町村で県民投票を実施するために柔軟な対応が必要となっている」とする声明を発表した。元山代表は「5市の市民の参政権が奪われている状況だ。責任は事務を執行しない市長にあるが、この困難を沖縄県民みんなで乗り越えたい。5市の人たちも投票権が保障される形で実施してほしい。県民みんなで県民投票をやりたい」と呼び掛