スマートフォンやインターネットなどの技術は、私たちの生活に「便利さ」もたらす一方で、失ったものもあります。その1つに挙げられる「記憶力」について、日常生活で簡単に実践できる脳の活性方法を4つ紹介します。 テクノロジーへの依存度が高まると、自分にとっての情報の重要が判断しづらくなり、玉石混交(ぎょくせきこんこう)のまま外部リソースに記憶することになりがち。ここで問題となるのは、米国社会心理学者のDaniel Wegner氏が指摘するように、「交換記憶(Transactive Memory)」を酷使してしまう点です。 交換記憶とは、携帯電話やインターネット、他人の専門的な知識やスキルなど、自分の頭以外に保存されている情報を参照すること。例えば、電話番号そのものを記憶するのではなく、その保存先(アドレス帳など)の場所を記憶するのが交換記憶です。 交換記憶は、それほど重要でない情報においては非常に