印刷 1989年の天安門事件の際の学生指導者だった中国の民主活動家、王丹氏らがネット上の学校「華人民主書院」を設け、その開校式が1日、台北市内であった。中国、台湾、香港の有識者が各地の中国系青年に呼びかけ、中国の民主化に向けて問題意識を持ってもらうのが狙い。王丹氏が理事会主席、香港の鄭宇碩・公民党元秘書長が校長に就任した。 この日を開校式にしたのは、中国の建国記念日にぶつける意味が込められている。今は米国や台湾を拠点にしている王氏は「中国の民主化が自分に何をもたらすかを問うのではなく、中国の民主化のため何ができるかを考えよう」と呼びかけた。 台湾に留学中の中国の工学系学生(20)が受講者代表として出席。「民主主義の考え方を大陸の友人らに広めたい」と話した。王丹氏の名は聞いたことがあったが、台湾に来るまで天安門事件の詳しい事情は知らなかったという。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけ