米金利低下で円高圧力の見方 8月21日 9時27分 先週末のニューヨーク市場で円相場が一時、1ドル=75円台をつけ最高値を更新しましたが、その背景には、アメリカの金利が急低下したことがあると指摘されており、今後も金利が低下傾向を続ければ円高圧力がさらに強まるという見方も出ています。 19日のニューヨーク外国為替市場で円相場は一時1ドル=75円95銭をつけ、東日本大震災直後のことし3月17日に記録した最高値を更新しました。急激に円高が進んだ背景について、市場関係者は、アメリカの景気の減速懸念が強まったことに加えて、中央銀行にあたるFRBが長期にわたって超低金利政策を続ける方針を示したことで、先週、長期金利が一時2%を割り込むなどアメリカの金利が歴史的な水準まで低下したことがあると指摘しています。これによって日米の金利差が縮まり、ドルから円への資金の流れが加速したと分析しています。さらにFRB