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研究者として生きていくコツ これは卜部さんの優秀なプログラマーになるためのコツに影響されて書いたものです。 著者について 自分を構成する要素は、大きい順にシステムエンジニア、プログラマ、研究者だと思っています。でも、おそらく給料は「研究者」として払われているため、研究者として生きていくコツとしました。僕はさほど優秀とは言えませんが、とりあえずそれなりに長いことそれで食っています。大学の教授のウェブサイトに「研究者としてのコツ」みたいなことが書いてあることがありますが、これには「既に大学の教授になっている人が書いている」という強烈なバイアスがかかっています。もちろん参考になることも書いてありますが、「死ぬほど研究しろ、研究のことだけ考えろ」的な文章が多い印象です。これは普通の人にとって役に立たない助言です。これは平均的な研究者として生きていくための戯言、ポエムだと思ってください。 健康第一
先日、書籍『されど愛しきお妻様』を上梓したばかりの文筆家の鈴木大介さん。「大人の発達障害」な“お妻様”と、41歳で脳梗塞で倒れ、高次脳機能障害を背負った鈴木さんの、笑って泣ける、18年に渡る家庭再生の軌跡です。 本記事は、『されど愛しきお妻様』執筆のきっかけとなった、病後間もない鈴木大介さんが高次脳機能障害を受容するまでの道のりです。 トイレでこっそりゼリーを食べる 昨年初夏、41歳で脳梗塞に倒れた。 幸い一命は取り留め、血圧や血液の状態などを改善維持すれば再発リスクはそれほど高くないというが、左半身に軽度のマヒと、構音障害(呂律障害)、そして高次脳機能障害(以下「高次脳」)という聞きなれない後遺障害が残った。 リハビリを経て比較的短期間で回復したのは、身体や口回りなどフィジカル面のマヒ。ところが一方の高次脳については感情の抑制困難や注意障害・遂行機能障害が複雑に絡み合った形で残存し、結果
このメディアの書き手の一人である高須賀さんから、メッセージを頂いた。 高須賀さんは、月200時間以上の超長時間労働を経験されたということだったが「結構がんばれていた」という。 ただしそれは「指示を出す側」という条件付きの場合だった。 それでも指示出し側だったのもあって、結構みんながんばれてましたね。逆に指示出される側のコメディカルは、勤務時間が僕らよりも少なくてもバンバン消えてってましたし。やっぱり裁量の有無は大きいなぁと 私も同様の記憶が数多くある。 例えば、私が新人の時に一番キツイと感じた仕事が、実は「上司・先輩のコンサルタントへの同行」だった。 「上司や先輩のコンサルタントへの同行なんて、任せてればいいからラクじゃない」 という方もいるが、とんでもない。あれは一番負荷が大きい仕事の1つだ。 仕事に慣れておらず、自分だけでは何一つできない状態で、先輩からの指示だけ飛んで来る。 ・議事録
99u:2年前の、ある雪の日のことです。私は、2時間後に戻るつもりで、ランニングに出かけました。人生初のマラソンに向けてトレーニング中で、「長い時間ゆっくり走ること」を毎週日曜日の日課にしていたのです。雪が降ろうがなんだろうが、サボるわけにはいきません。走り終えるまでは、他のタスクに着手しないと決めていたからです。 しかし、ようやく家に戻ったのは、5日後のことでした。片腕は、肩から手首までギプスに包まれた状態です。あの日曜日の夜、私は、6時間の緊急手術を受けました。ランニング中に氷で滑り、ひじを複雑骨折してしまったのです。折れた骨が、皮膚を貫通していました。腫れと神経損傷の可能性から、入院が決定しました。2年たった今、私は、一生障害が残るという事実を受け入れなければならない状況に置かれています。利き腕と手の痛みも、消えることはありません。事故から最初の数カ月は、かなりのサバイバルモードでし
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