成人については、人格特性と健康問題に関連性があることがすでに知られている。例えば、怒りっぽい人は心疾患を発症するリスクが高い。 また、必ずしも性格ではなく心理状態との関連ではあるが、職場でいじめに遭うことと、10年後までに心血管系に問題を抱えるようになるリスクの間にも関連性があることが、最近の研究で明らかになっている。 米ロチェスター大学メディカルセンター、米国研究学会、イリノイ大学の研究者らが行い、先ごろJournal of Epidemiology and Community Healthに発表した研究結果によると、10代のころにみられた人格特性から、数十年後の死亡リスクを予測できる可能性があるという。 研究チームは、米国で1960年から国内の高校の5%を対象に実施された追跡調査、「Project Talent」が収集したデータを分析。37万5000人を超える10代の若者たちの性格など