海には、世界全体で毎年800万トンものゴミが捨てられている。 このプロジェクトなら大量の海洋ゴミを最小限のエネルギーで回収し、再利用できるかもしれない。 2012年当時、まだ18歳だったBoyan Slat氏は、高校生の時に着想を得た海洋ゴミ回収システム「The Ocean Cleanup Array」を「TEDxDelft 2012」で紹介した。 翌年には本格的にプロジェクトの開始を発表、クラウドファンディングで投資を募り、19歳の若さで200万ドルもの資金を集めて注目された。 21歳となった今、2016年の運用開始を発表している。最初に設置される場所は「対馬」だ。 自然エネルギーで稼働 海洋生物を傷つけない システムは驚くほどシンプル。 プラスチックのほとんどは水面を浮遊しているため、海流によって運ばれてくるゴミを棒状の「浮き」で収集する。ゴミは自然とV字の中心部の塔に集まり格納される