勢ぞろいした大正生まれの「デキ11」(右)、昭和に活躍した「200形」(左)、平成からの現役「フクラム」(中央右)、令和に新しく加わる「フクラムライナー」=越前市の北府駅鉄道ミュージアムで 越前市などが福井鉄道福武線北府(きたご)駅(北府二)の一帯で整備を進めていた「北府駅鉄道ミュージアム」が完成し十九日、オープニングセレモニーが開かれた。福井鉄道の歴史を体感できるミュージアムの誕生を、関係者や鉄道ファンらが祝った。(清兼千鶴) 整備は二〇一九年度から進め、この日お披露目された200形車両の補修と車両展示場の設置で完了。セレモニーに合わせ、昭和生まれの200形車両と、大正に誕生した除雪車「デキ11」、平成に導入した「フクラム」、令和の新星「フクラムライナー」の四つの時代の車両が集結し、その貴重な光景を訪れた人たちがカメラに収めていた。