着用したまま泳げるフットマーク社製の長袖の水着「シャインガード」=東京都墨田区で2022年7月7日、中嶋真希撮影 今年は多くの学校で3年ぶりに水泳の授業が再開され、太陽の下ではしゃぐ子供たちの姿が戻ってきた。ところが、紫外線防止などのために上半身を覆う「ラッシュガード」の着用を巡り、学校の対応に困惑する保護者もいるようだ。着用を許可するにあたって申請用紙を提出させたり、校長との面談を求めたりする学校もあるという。日焼けだけでなく、体形を周囲に見られる恥ずかしさも軽減できるのに、なぜなのか。【中嶋真希】 【図解でわかる】日本のジェンダーギャップ ◇着用意思、紙に書いて提出 「『ラッシュガードを使います』と用紙に書いて、学校に提出しないといけないんです」 小学3年と中学1年の子供を持つ女性(30代)=さいたま市=は戸惑いを隠さない。2人が通う学校ではラッシュガードとゴーグルを使用する場合、水泳