大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)が14日発表した2024年3月期の連結決算は、純利益が前の期比81%増の274億円だった。新型コロナウイルス禍で落ち込んだ鉄道やバスの利用者数が回復したほか、23年4月に実施した駅などのバリアフリー化のための鉄道運賃の引き上げが利益を押し上げた。売上高にあたる営業収益は14%増の1842億円となった。コロナ禍前の19年度比で訪日外国人(インバウンド)客数が14%
近くに短期大学や住宅地があるため、三陸鉄道リアス線の開業時に新設された八木沢・宮古短大駅(福田涼太郎撮影) 東日本大震災で被災した岩手県の第三セクター三陸鉄道(宮古市)は26日、令和5年度決算の経常損益が約7億2千万円と過去最大の赤字になる見通しを発表した。観光利用の持ち直しで運賃収入は増加傾向の一方、設備修繕費や燃料費高騰が負担となった。 4~8月期収支によると、運賃収入は前年同期比17・5%増の約1億6千万円。人の流れの回復に加え、地元が舞台のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の再放送で観光客が増えたとみられる。 ただ老朽化した車両の修繕費などがかさみ、経常費用は前年同期比4・2%増の約3億8千万円となった。人件費も上がる見通し。 石川義晃社長は記者会見で「魅力的な企画列車の運行や情報発信による観光客の誘致、物産部門の増収に取り組む」と語った。
特集[新幹線開業と観光]<上>近年に全線・部分開業した3新幹線、停車駅市町の75%が観光客増加 人流や経済圏に変化、新潟上越市は減少 2011年以降に全線・部分開業した九州、北陸、北海道の各新幹線の停車駅がある9道県16市町のうち、開業の前後3年間で観光客が増えたのは75%に当たる12市町だったことが共同通信のまとめで分かった。都市部とのアクセス向上や施設整備で集客につなげた。武雄温泉(佐賀)と長崎を結ぶ国内最短の西九州新幹線は9月23日、開業1年を迎えた。新型コロナウイルス禍の船出だっただけに誘客効果は判然とせず、今後の推移が注目される。(2回続きの1) [新幹線開業と観光]<下>地域間連携で効果の最大化を [特集]どうなるローカル鉄道 地方鉄道が存廃の岐路 開業前年までの3年間と、開業した年からの3年間で16市町の観光客数平均を比較した。ただし、観光客の...
京浜急行電鉄(本社・横浜市)と、全国の信用金庫でつくる「よい仕事おこしフェア実行委員会」は31日、地域活性化を目的とした連携協定を結んだ。東京・品川から神奈川県の三浦半島まで東京湾沿いに走る沿線の魅力を協力してPRしていく。 実行委が、鉄道会社と協定を締結するのは初めて。事務局を務める城南信金本店(品川区)で締結式があり、京急電鉄の川俣幸宏社長は「地域活性化や産業振興を強化したい」、城南信金の川本恭治理事長は「地域のために協力して取り組みたい」と、それぞれ抱負を述べた。 協定を受け、城南信金は来月6日、神奈川県横須賀市の京急久里浜工場の見学ツアーを行う(募集は締め切り)。参加者は品川駅を貸し切り列車で出発し、現地ではヘッドマークの作成や運転士体験などを楽しむ。(布施谷航)
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