JR大阪駅と建設中のJPタワー大阪を2階部分で結ぶ歩行者デッキが11月1日、通行可能になる。JPタワー側は新設される南東広場に面した1階、地下1階とデッキを行き来できるようになり、歩行者が梅田の西側を移動しやすくなる。 JPタワーは旧大阪中央郵便局などの跡地に建つ複合施設。来年3月に完成する予定で…
LRTの車両の全扉にはICカードリーダーが設置されている。宇都宮ライトレールはICカードやスマートフォンでの決済の利用を呼びかけている=宇都宮市で2023年8月21日午前9時31分、池田一生撮影 宇都宮ライトレール(宇都宮市)は28日、次世代型路面電車(LRT)の開業から1カ月(8月26日~9月25日)の利用者数が、当初の需要予測の1・4倍となる計約42万人だったと発表した。 平日の利用者数は、平均1万2000~1万3000人と開業初年度の需要予測である約1万2800人と同程度。休日の利用者数は沿線でのイベント開催などにより、平均1万5000~1万6000人と需要予測の約4400人を大幅に上回った。平日の最多利用者数は9月1日の約1万50…
利用者低迷で赤字路線となり、一部区間の存廃の議論が検討されているJR芸備線で24日、沿線の地酒を味わえる特別列車「呑(の)み鉄鈍行ちどり足」号が運行された。岡山、広島両県にまたがる沿線には個性的な酒蔵があり、田舎の風景が残る。路線の魅力を発信しようと、市民グループ「芸備線魅力創造プロジェクト」が企画した。 列車は三次駅(三次市)から備後落合駅(庄原市)までを約3時間で往復。2両編成の車両にクラウドファンディング(CF)の支援者ら約100人が乗車し、日本酒を飲みながら、収穫間近の稲穂が揺れる車窓の眺めを楽しんだ。東京都から訪れた有木靖人さん(65)は「路線を守りたくて参加した。当事者が知恵を出し合えば生き残れる」と期待した。
2017年7月の九州北部豪雨で被災し不通となっていた福岡県と大分県をまたぐJR日田彦山線の一部区間は、バス高速輸送システム(BRT)を導入した新路線「ひこぼしライン」にかたちを変えてから28日で1カ月が経過した。通学など地域住民の生活の足としての期待を背負って走る姿は、沿線で深まる秋の景色に溶け込み始めている。 JR日田彦山線の添田(添田町)―夜明(大分県日田市)間と、JR久大線の夜明―日田(同)間の約40キロを結んでいる。東峰村の筑前岩屋―大行司駅間に架かる「宝珠山橋梁(きょうりょう)」は、連なるアーチが特徴だ。1938年に完成した長さ約79メートルのコンクリート充腹式の5連アーチ橋で、近代土木遺産に指定され「めがね橋」の愛称で親しまれてきた。
新大村駅付近を走行する西九州新幹線の車両=長崎県大村市で2023年9月9日午後1時7分、本社ヘリから上入来尚撮影 「日本一短い新幹線」として佐賀・長崎両県を結ぶ九州新幹線長崎ルート(西九州新幹線)が開業して23日で1年。沿線観光地は観光客でにぎわうが、新型コロナウイルス禍からの客足回復とも重なり、新幹線によってどれだけ人の流れが生み出されたのか効果を測りにくいのが現状だ。山陽・九州新幹線と直通していないハンディを抱え集客効果を疑問視する声もあるが、データから浮かぶその実力はどうなっているのか。 「開業後は客が増えた。コロナ禍で低迷していた客足が戻り、週末は部屋が埋まる日もある」。2022年9月23日の西九州新幹線開業後、長崎市内のホテルの担当者は声を弾ませた。開業前後でJR九州や佐賀・長崎両県などは観光PRに注力。時を同じくして国や自治体もコロナ後の旅行需要を増やそうと宿泊費を補助する旅行
拡大されたメッセージボード付きのつり革(右)と従来タイプを手に応募を呼びかける伊賀鉄道の職員=三重県伊賀市役所で2023年9月4日、大西康裕撮影 三重県伊賀市の伊賀鉄道は2023年度の「つり革オーナー」を募集している。第3弾になる募集は、これまでの2倍の2行24文字のメッセージを記載できる拡大ボードを法人オーナープランとして導入。つり輪の色もオレンジと黒を23年の新色とした。 伊賀鉄道によると、拡大したメッセージボードは幅8センチ、縦10センチ。つり革上部の留め金とつり輪の間のサヤと呼ばれる部分の両面がボードになる。オーナーになる価格は一口3万円。22年までと同じ幅2・5センチ、縦11・5センチの1行12字の個人オーナープランもあり、一口1万2000円。法人プランに限りQRコードの記載可能。法人、個人ともメッセージとは別に法人名、個人名の記載欄がある。 つり輪は23年も新色のオレンジ(40
利用者の減少などで存続が危ぶまれるJR山陰線について、地域一帯で利用促進を進めようと山口県の下関駅から島根県の益田駅までの沿線5市町で作る協議会の設立総会が下関市で開かれた。今後は各エリアのブロック会議などを定期的に開き、観光のみならず日常利用の促進に向けて事業やイベントを計画していくという。 同線は利用者の減少に加えて7月の大雨の影響で小串駅(下関市)から長門市駅(山口県長門市)の区間が不通となっており、現在はバスでの代行輸送が実施されている。このような状況から今後の存続を危ぶむ声が多い。 設立総会にはJR西日本のほか、下関市の前田晋太郎市長や長門市の江原達也市長など県内4市町の首長や、島根県益田市の山本浩章市長や市議会議長らが出席。会長に選ばれた前田市長は「山陰本線は、なくてはならない大切なインフラ。利用促進に向けてこれまで以上に取り組む必要がある」と路線の必要性について理解を求めた。
ジャニーズ事務所のジャニー喜多川元社長による性加害問題を受け、所属タレントの広告起用を見送る企業が相次いでいる。では、テレビ番組の出演に影響はあるのか。元毎日放送プロデューサーで同志社女子大の影山貴彦教授(メディアエンターテインメント論)は、ある有名番組を名指しして「変化は絶対にある」と言う。【大沢瑞季】 目次 ・「番組スポンサー明らかに減る」 ・現段階で最も変革の兆しがある局は? ・「タレントに問題はない」と従来通りの局も ・透ける思惑、注目は秋の番組改編 ・起用の判断「現場は無理、上層部がすべきだ」 「番組スポンサー明らかに減る」 「ジャニーズタレントが出ている番組へのスポンサーは明らかに減るでしょう」。影山さんは、テレビ業界を取り巻く環境が激変するとみる。 既に、日本航空などの企業が広告への起用を見送る動きが相次いでいる。こうした流れがテレビ番組にも波及するというのだ。「いずれテレビ
黒煙を上げながらJR新山口駅を出発する「デゴイチ」=山口市内で2023年9月1日午前10時51分、山本泰久撮影 修理が続いていたJR山口線の観光列車「SLやまぐち号」の試運転が始まり、運行中止から約1年4カ月ぶりの姿に多くのファンが熱い視線を送っている。 試運転が始まったのは「D51形200号機」(愛称デゴイチ)。全長19・73メートル、重さ125・1トンで、1938年に浜松市で製造された。2022年5月3日に津和野駅で台車に亀裂が見つかり、同月中に京都鉄道博物館(京都市下京区)に運ばれ修理が続いていた。 新山口駅には8月17日に他の列車にけん引されて輸送され、同31日に試運転開始。9月7日まで新山口(山口市)―津和野(島根県津和野町)間を断続的に試運転し、運行が可能かどうか見極める。
拡大されたメッセージボード付きのつり革(右)と従来タイプを手に応募を呼びかける伊賀鉄道の職員=三重県伊賀市役所で、大西康裕撮影 伊賀市の伊賀鉄道は5日午前10時から、2023年度の「つり革オーナー」の募集を始める。第3弾になる募集は、これまでの2倍の2行24文字のメッセージを記載できる拡大ボードを法人オーナープランとして導入。つり輪の色もオレンジと黒を23年の新色とした。【大西康裕】 伊賀鉄道によると、拡大したメッセージボードは幅8センチ、縦10センチ。つり革上部の留め金とつり輪の間のサヤと呼ばれる部分の両面がボードになる。オーナーになる価格は一口3万円。22年までと同じ幅2・5センチ、縦11・5センチの1行12字の個人オーナープランもあり、一口1万2000円。法人プランに限りQRコードの記載可能。法人、個人ともメッセージとは別に法人名、個人名の記載欄がある。 つり輪は23年も新色のオレン
黒部宇奈月キャニオンルートの来年の一般開放に向けて意気込む富山県の新田八朗知事(右から2人目)ら=富山市の県民会館で2023年8月31日午後2時23分、萱原健一撮影 富山県内の黒部ダムと宇奈月温泉をつなぐ「黒部宇奈月キャニオンルート」の一般開放が2024年6月30日に開始されることが決まった。8月31日に県民会館で開かれた準備会議で県が示した。また、宇奈月温泉などでの宿泊と専門ガイドによる案内を組み合わせた1泊2日のツアー概要も示された。 キャニオンルートは、黒部峡谷鉄道の欅(けやき)平駅(同県黒部市)から黒部ダムまでを結ぶ約18キロに及ぶ関西電力の資材運搬路。吉村昭の小説「高熱隧道(ずいどう)」などで知られる電源開…
次世代型路面電車(LRT)の開業日を迎え、営業運行する車両=宇都宮市で2023年8月26日午後3時2分、宮間俊樹撮影 1日午前11時50分ごろ、宇都宮市清原工業団地にある次世代型路面電車(LRT)の停留場「清原地区市民センター前」近くで、LRTの上り電車の車両と普通乗用車が接触する事故が起きた。栃木県警宇都宮東署によると、けが人はいない。LRTは8月26日に開業した。開業後、LRTが関連する事故は初めて。 LRTの運営会社「宇都宮ライトレール」…
宇都宮市と隣の栃木県芳賀町を結ぶ「宇都宮ライトレール」が8月26日に開業した。日本初となる「全線新設」のLRT(ライト・レール・トランジット)で、現状はJR宇都宮駅東口から市街地を抜け、鬼怒川を渡って芳賀・高根沢工業団地までを約48分で走る。宇都宮駅西側への延伸計画もある。 開業当日は宇都宮駅東口で発車式が行われ、特別列車がパフォーマーやマーチングバンドとともに行進した。沿線には多くの見物客が集まり、市民の関心の高さがうかがえた。 一般の運行は午後3時から始まった。宇都宮駅東口では朝から整理券を配布して乗車人数を制限し、混乱を防いだが、他の停留所では現金での運賃精算に手間取るなどし、大きな遅れが出ていたようだ。ただ、沿線は工業地帯や住宅地であり、“開業景気”がひと段落すれば定期券利用の通勤・通学客が中心になる。乗り方にも慣れるにつれ、落ちついていくだろう。 定義があいまいな日本のLRT L
JR東海 運転士は常時必要/JR東日本 資格持たずに運行 新幹線の自動運転導入に向けた試験が着々と進んでいる。JR東海は東海道新幹線で2028年ごろ、JR東日本は上越新幹線で30年代中ごろの実用化を目指す。自動運転にもさまざまなレベルがあり、2社で目標は異なる。専門家は「路線の特性や、コスト削減意識の違いが表れている」と指摘する。 5月11日未明、自動列車運転装置(ATO)を搭載した東海道新幹線の試運転列車が浜松駅を出発した。運転士が緑色のボタンを押すと加速し、突発的な徐行指示に対し自動で減速と再加速をして静岡駅で止まった。停車位置のずれは9ミリ、到着時刻の誤差は2秒で、JR東海の担当者らは「上出来」と顔をほころばせた。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く