3大クラウド(AWS,Azure,GCP)をそれぞれプロダクションで実運用した感想(その1 シェア、将来性) 3大クラウド(AWS,Azure,GCP)をプロダクションで実運用した感想(その1 シェア、将来性) はじめに 今まで私がエンジニアとして10年以上仕事をしてきた過程で、利用されているクラウドインフラ基盤を転職要件に含めていなかったことも相まって、AWS(Amazon Web Services),Azure(Microsoft Azure),GCP(Google Cloud Platform)という3大クラウドのクラウド基盤で、サービスの立ち上げから運用まで関与することができました。 各々のクラウド基盤に関して掘り下げられていることはあっても、エンジニア/SREの視点から俯瞰して述べられていることはあんまり無いので私が実務レベルで各々のサービスを使っていて感じたことを共有しておきま
「ラクス Advent Calendar 2022」 12月23日(金)担当のインフラエンジニアです。今回は知られざるインフラエンジニアの仕事について触れてみたいと思います。 はじめに 最近(でもないけど)twitterなどで駆け出しエンジニア?の方のツイートをよく目にするようになりました。 「駆け出しエンジニア」というと文字面からは1年目のなりたてエンジニアのような印象を受けますが、どちらかというとこれからエンジニアを目指すために勉強をしている方を指すことが多いようです。 そういった方のツイートを見ていると9割以上はプログラミングの話。実際に業界内で働いてみれば要件定義など単純にプログラミングしていればいいだけの世界ではないことは重々承知かと思いますが、未経験の方にはエンジニア=プログラミング、エンジニア=開発、というイメージがやはり強いのでしょう。はたまたインフラエンジニアなんて世界に
イーロン・マスク氏がTwitterを買収してわずか3週間で従業員が7500人から2700人にまで激減したと報じられています。通常、従業員の3分の2が辞めてしまうと会社の運用に支障をきたし、Twitterのシステム維持にも大きな影響を与えてしまいそうなものですが、Twitterは記事作成時点でも問題なく稼働を続けています。大規模な人員削減があってもTwitterというシステムが維持されていた仕組みについて、Twitterのサイト信頼性エンジニア(SRE)を5年間務めていたマシュー・テージョ氏が語っています。 Why Twitter Didn’t Go Down: From a Real Twitter SRE https://matthewtejo.substack.com/p/why-twitter-didnt-go-down-from-a テージョ氏は5年間にわたってTwitterのサイ
(ⅱ)AWS Black Belt Online Semminerを聞きまくる(対象:アソシエイト、スペシャリスト系) AWS公式が出している所謂「BlackBelt」です。 PDF版とYoutube版(PDFの内容を話している)がありますが、私はYoutube版を移動時間や家事中などの隙間時間にひたすら流してました。 音だけなのでスライドは見てないのですが、以外と内容は伝わります。 BlackBeltは様々なサービスについて、基本的なサービスの使い方から細かいカスタマイズ、ユースケースまで幅広く取り扱ってくれていますが、私は主要なサービスの概要と基本的なユースケースを抑えるために使っていました。なので、音だけでもなんとかなったのかもしれませんね。 上記理由から、アソシエイト系で使うことが多かったです。(SQSとは、CloudFormationとは、CloudFrontとは、等々) スペシ
水道の運営権売却、可決 来年4月に事業開始―宮城県議会 2021年07月05日18時22分 水道運営権売却の議案を賛成多数で可決した宮城県議会=5日午後、仙台市青葉区 宮城県議会は5日の本会議で、上水道の運営権を民間に売却する全国初のコンセッション方式の導入に向け、事業者への運営権設定に関する議案を賛成多数で可決した。県は国への手続きを経て、2022年4月の事業開始を目指す。 コロナ後の旅客回復へ布石 仙台空港、民営化5年 県は、人口減による水道事業の収益悪化で予想される料金値上げを抑えるため、県が施設を保有したまま、上下水道や工業用水道の運営権を民間に売却する「みやぎ型管理運営方式」の導入を探ってきた。県検討委員会が事業者として選定した水処理大手「メタウォーター」(東京)など10社のグループは、20年間の総事業費3314億円について、運転管理の効率化などにより287億円を削減できると提案
ここ最近では何らかのインターネットサービスを構築・運用するにあたって、ネットワーク越しのリトライを考えることは避けられなくなりつつあります。 micro services のようなアーキテクチャを採用している場合はサービス間のメッセージのやり取りはまず失敗する前提 (つまりリトライをする前提) で組む必要がありますし、たくさんのクライアントがいてそのクライアントが定期的に何かを処理してセントラルにデータを送ってくる IoT のようなシステムを構築する時もその処理のリトライをよく考える必要があります。 というわけで「ネットワーク越しのリトライ」についてここ最近考えていることをざっくりと書き留めるものであります。 前提 リトライをする側をクライアント、リトライを試みられる側をサーバと呼称します リトライにおいて、サーバおよびネットワークはクライアントよりも弱者です クライアントはリトライをコン
こんにちは。 ご機嫌いかがでしょうか。 "No human labor is no human error" が大好きなネクストモード株式会社の吉井 亮です。 日本国内においても多くのシステムがクラウド上で稼働していることと思います。 俊敏性、拡張性、従量課金、IaS、セキュリティなどクラウドのメリットを享受しやすい所謂 SoE で多くの実績があるように感じます。 ここ1~2年は、社内基幹システム・情報システム、SoR 系のシステムのクラウド移行が本格化してきたというのが肌感覚であります。 クラウドでのシステムインフラ構築は従来のようにゼロから非機能要件定義を行っていくものではなく、ベストプラクティスをまず実装して少しずつ微調整を行っていくものと考えています。とはいえ、システムごとの要件は予め明らかにしておくことがインフラ構築においても重要になります。 クラウド上では出来ること出来ないこと
会社でフルリモート体制が築かれるにつれ、各スタッフの自宅の回線などについての相談を受けることが増えてきました。ということで、筆者 sorah の見解として 2020 年の NTT フレッツ光網について、主に通信速度や輻輳についての問題を理解するための背景と仕組みを説明しようと思います。 理解が間違っていたら教えてください。なるべく総務省や NTT の資料からソースを集めてきた上で説明していますが、出典不明の情報も混ざっているかもしれません。できるだけ具体的な出典を文単位で示していますが、複数の資料に渡る複雑なトピックに関しては文末に纏める形になっています。 技術的な意味での細かい解説よりも複雑な事情や背景の説明が中心です。フレッツ光とか NGN とか IPoE とか IPv6 とか v6 プラス・アルファみたいな言葉を聞いて、なんでそんな難しいんだと思った人も多いんじゃないでしょうか。エン
◆ ネットワークエンジニアのメモ:ブログ ⇒ iPhone、キャリア契約者数、成功する働き方 ◆ ネットワークエンジニアのランチ:ブログ ⇒ ランチ、ITニュース、Cisco、Network ◆ ネットワークエンジニア 役立つ物理ツール ⇒ 構築作業や保守作業で役立つ物理アイテム ◆ サーバ技術入門:サーバの基礎をはじめから ⇒ インフラエンジニアに役立つサーバ技術解説 ネットワークエンジニアとしての Network Studyでは、これからネットワーク エンジニアになりたいと考えている方や、CCIEレベルのネットワークエンジニア になりたいと考えている方に役立つよう基礎から上級レベルまでNW技術を解説。 Network Studyの内容は、国家資格であるネットワークスペシャリストの取得や CCNA/CCNP/CCIE取得に役立つ内容に仕上げているだけではなく仕事で役立つ ようにCisco
最近 Kubernetes 全然触ってねーなって思ってたところに、『6年ぶりぐらいにクラウド使った結果、Kubernetes以外のマネージドサービスとか基本要らなくない?となった話 – データエンジニアの酩酊日記』を見つけて、自分と異なる立場によるコンテナシステムへの感想を興味深く読ませていただきました。 Kubernetes を推す人がいる一方で、ここには昨夏『Kubernetes、はじめました』と言っておきながら今年に入って全然触らず、ECSを使ったシステムばっか手掛け、Kubernetes いらなくね?って思う人もいるわけで。これはいったいどういうことでしょう、と雑感タイムです。 どうしてコンテナシステムで迷うのか 最初に断っておきたいのは、以下 Kubernetes を否定したり腐すような意図は全くなく、なんでやろ?って自身に問いかけた私見です。やめました、と言ってもウチで今も使っ
2019年7月24日が最終出社日でした。ペパボでは、ロリポップやへテムルといったレンタルサーバサービスのインフラエンジニアとして働いており、約1年半在籍していました。 今回は、ペパボでの一年半の振り返りと、転職に至った経緯などについて書いていきたいと思います。 ペパボでの一年半の振り返り 私はペパボカレッジの枠でペパボに採用されました。ペパボカレッジとは第二新卒エンジニア向け研修のことで、中途採用でも現場に配属される前にしっかり研修を受けることができます。私はエンジニア歴も浅いし、そもそもインフラの経験がなかったため、このペパボカレッジの応募はまたとないチャンスだと感じました。実際に研修では約一ヶ月間で広大なインフラの分野の知識を爆速で学んでいきます。具体的な研修内容などは以前のブログに書きました。頑張りたい人を応援してくれる本当にいい仕組みです。 研修が終わって、配属後も周りのエンジニア
Last-Modified: 2020/06/01 インフラエンジニアとは? | わかりやすく解説します IT業界(SIer) インフラエンジニアに興味のある人 「インフラエンジニアってどんな仕事でしょうか。どうすれインフラエンジニアになれるのでしょう。地味な感じがしますが、インフラエンジニアには将来性はあるのでしょうか?」 この記事を書いている私は、IT業界歴13年、うちインフラエンジニア歴は6年の金融エンジニア。年収は1,000万円ほどです。 これまでの経験をもとに、インフラエンジニアの仕事内容を解説します。 本記事の内容 ①インフラとは ②インフラエンジニアの仕事内容 ③インフラエンジニアの年収は? ④インフラエンジニアへの転職 ⑤何を勉強すればよいか? ⑥インフラエンジニアの将来性 3分以内で読める記事ですので、お付き合いください。 ①インフラとは 世間一般でインフラといえば、電気
この記事は闇の魔術に対する防衛術 Advent Calendar 2018の6日目の記事です。 あらすじ この世には歴史的経緯により何が動いているか分からない謎のサーバというものが存在する。 謎のサーバには、気の利いたドキュメントだの仕様だのGitHubにコードが上がってるだの、そういう甘っちょろい物は一切ない。謎のサーバは殆ど変更される事なく、あまりトラブルを起こす事なく、しかし何かのサービスによって必要とされてひっそりと動いている。 インフラエンジニアは時にこういった謎のサーバを調査して、ドキュメントに起こすか、コード化するか、ひっそりと退役させるか、はたまたリプレイスするか、といった対応に追われる。 私はこういったタスクの事を”考古学”とか”遺跡発掘”とか呼んだりする。 (考古学の成果の一例) uptime2700日超えのサーバにshutdown -h nowをカマした — かんが
Ethernetとの互換性が重視されつつあるInfiniBand ネットワークの進化は、基本的には高速化や広帯域を目指すものだが、CPUの高速化と同様に、ネットワークの高速化についてもそろそろ物理的な限界に突き当たりつつあるのではないか、という懸念は出てきている。とはいえ、進化のペースは鈍化しているものの、まだ高速化の取り組みが完全に放棄されたわけではない。 LANの世界におけるデファクトスタンダードであるEthernetでは、10GbpsがIAサーバの標準ネットワークインタフェースとなっており、必要に応じて25Gbpsも選択可能、という状況だ。それ以上の速度では、40Gbps、50Gbps、100Gbpsといった規格に基づく製品が市場に投入されており、ロードマップとしては200GbE、400GbEといったさらなる高速化が見えている。 一方、HPCの分野で使われてきたInfiniBandは
あと、最近、家に飛んでいる光+無線WiFiを、IPv4からIPv6にしました。これで、無線LANのスピードが、これまで、全部屋、だいたい100Mbps前後だったのが、200Mbps前後まで上がりました。 まぁ、IPv6にするといっても、実はやったことはたった一つで IPv6対応のルーターにこれまでのルーターを交換しただけ です。 なんか、いろいろとWiFiルーター調べているときに、どっかで IPv6にすると速くなる というのを読んで、半信半疑で変えてみたのですが、ほんとうに倍近くになりました。 もともと、光は1Gまででるといっても、ベストエフォートベースだし、WiFiにすると速度落ちるし、それでも、100Mbps前後でていれば、4G回線よりは速いからいいか、と思っていたのですが、 どうも、私が使っているプロバイダーはIPv6に対応しているらしい というのを知って、一応プロバイダーのページで
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