奄美大島沖の海底に「ミステリーサークル(幾何学模様の円形構造物)」を描く新種のフグが、米ニューヨーク州立大国際生物種探査研究所が選ぶ2015年の「世界の新種トップ10」に入った。 アマミホシゾラフグと名付けられたシッポウフグの仲間。春から夏の産卵期に、全長約12センチの雄が、体全体で砂を掘って直径2メートルもある同心円状の産卵巣を作る。メスを引きつけるためと考えられている。 20年ほど前から「サークル」の存在は知られていたが、フグによるものだと確認されたのは数年前。国立科学博物館の松浦啓一名誉研究員が昨年9月、捕獲された標本をもとに新種として日本魚類学会の英文誌に発表、命名した。 「トップ10」は、世界で毎年… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有