【7月7日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 ●全国最年少首長逮捕の妙 なんか変な事件だな…。報道を見ていて、気になった。何がどう変なのか、手短に表現するのは難しいので、とりあえず「勘がはたらいた」ということにしておこう。 それというのは、全国最年少の首長、藤井浩人・美濃加茂市長(29)が収賄容疑で逮捕された件。藤井氏が市議だった2013年4月上旬と下旬の2回、プールにためた雨水を浄水して飲用可能にする設備の導入を勧める見返りに、業者から現金を合計30万円受け取った疑いで愛知県警に逮捕された。 この浄水設備は災害対策として役立つのではないか、と藤井氏が考え、設置の検討を勧めたのは間違いないらしい。 問題は、現金の授受があったか否か、だ。 藤井氏は業者からの現金受け取りを否認している。その市長自身の話が聞けるというので、名古屋地裁で行われた勾留理由開示公判に行ってきた。これは、勾留を決め