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ブックマーク / courrier.jp (202)

  • SNSのトレンドを作る「モブの行動」は野鳥の群れの習性と酷似している | アルゴリズムに誘発されて生まれる「人間の群れ」

    連鎖が生む集団の動き おそらくあなたも見たことがあるだろう。ムクドリの群れが、夕暮れ時の空を脈打つように右へ左へと旋回している光景を。群れは密になったり、まばらになったり、また、素早く飛んだり、ゆっくり飛んだりしながら、まるで秘密のリズムに導かれているかのように、美しく混沌としたコンサートを奏でながら飛び交っている。 生物学には、このうねるようなムクドリのダンスを言い表す言葉がある。「マーマレーション」だ。マーマレーションでは、どのムクドリも自分のそばにいる平均7羽を見て、その動きに応じて自らの行動を調整する。いちばん近くにいる鳥が左に動けば、通常左に動く。近傍の鳥たちが右に動けば、右に動く。 ムクドリの個体は群れの最終的な行き先を知らず、全体に対して急激な変化を与えることもできない。だが鳥たちの小さな変化一つひとつが素早く連鎖をなすことで、全体の行方を変え、魅惑的なパターンを作り出してい

    SNSのトレンドを作る「モブの行動」は野鳥の群れの習性と酷似している | アルゴリズムに誘発されて生まれる「人間の群れ」
    mayumiura
    mayumiura 2022/12/09
    murmurationは単に「(ムクドリの)群れ」じゃなくて「群れの動き」を指しているのね? #英語 “生物学には、このうねるようなムクドリのダンスを言い表す言葉がある。「マーマレーション」だ。”
  • がんで余命1000日と宣告された妻は、その事実を子供たちに伝えず、力強く長く生き抜いた | 「日常」を保つため、長距離走を欠かさなかった妻

    子供たちの大好きな母親が難病で余命宣告を受けたらどうするか──まだ小さな子供たちにその重圧を負わせないよう、病状を伝えないという選択をとった夫婦がいた。の死後、残された夫が闘病の日々を米誌への寄稿で振り返る。 に対する突然の余命宣告 母親の余命が1000日であることを3人の娘たちが知れば、残りの日々を数え始めるだろうとマーラは考えた。 そうすると、学校も友達との時間も誕生日会も、娘たちは何も楽しめなくなるだろう。マーラの外見や動作、行動、事の様子など、娘たちは母親のことをあまりにもよく見ていた。マーラが望んだのは、娘たちに負担をかけず、子供らしくいてほしいということだった。 マーラは私の初めてで唯一のガールフレンドだった。1987年10月に参加したミシガン州の男女合同フラッグフットボールで知り合った。当時の私は女性と接するのが苦手で、女性にはそっけなかった。

    がんで余命1000日と宣告された妻は、その事実を子供たちに伝えず、力強く長く生き抜いた | 「日常」を保つため、長距離走を欠かさなかった妻
    mayumiura
    mayumiura 2022/10/24
    わかる。私もその道を選ぶ側のタイプだと思う。その強さが自分にあることを願う。“生き延びるためには、精神的な生存のための偽装が不可欠だった。”
  • 戦闘に動員されたロシア兵たちが「合同スピード結婚式」で一気に結婚 | 戦場へ行く代わりに、結婚式をプレゼント

    ウクライナ侵攻のために動員されたロシア男性たちが、急ピッチで結婚式を挙げていると英「デイリー・メール」紙が報じている。 先週、サンクトペテルブルクでおこなわれた合同結婚式には、およそ43組のカップルが参加。約10人ずつのグループにわかれて実施された。カップルは個別に婚姻届を作成し、みんなで式を挙げたあとそれぞれが愛を誓い、指輪の交換とキスを交わした。

    戦闘に動員されたロシア兵たちが「合同スピード結婚式」で一気に結婚 | 戦場へ行く代わりに、結婚式をプレゼント
    mayumiura
    mayumiura 2022/10/19
    “ロシアの法律では、婚姻届を出してから少なくとも1ヵ月は経たないと結婚できない//批評家たちからは、この「前倒し手続き」は、兵士が前戦で死亡した際に妻への一時金を補償するだけのものだと批判が出ている”
  • レイプが古代から「戦争の武器」として利用されてきた理由 | 被害者は女性や子供だけではなかった

    なぜ人類は古代から戦争中に敵をレイプしてきたのか? 現代でも紛争があるところには、必ずといっていいほどレイプ行為が存在する。その理由を、イスラエル紙「ハアレツ」の考古学記者が歴史から読み解く。 戦争のこととなると、われわれ人間には社会性昆虫との共通点がいっぱいある。両者ともインフラを構築し、「交通規則」に従う。複雑なチームワークに参与し、効率的な分業のために働き手を配置する。 威勢のいい昆虫の兵士は、人間の兵士みたいにおそろしく計算ずくで、残酷なこともある。奇襲し、虐殺し、敵を奴隷にし、縄張りを奪う。 全面戦争に従事するアルゼンチンアリの能力は南米はおろか、たとえば米国カリフォルニア州南部でも確認されている。サンディエゴからほど近いメキシコとの国境線沿いでは毎週、われわれのすぐ足元に、何百万という犠牲者のバラバラ死体が横たわっているのだ。 航空マニアに紹介すべきは、ハチたちの戦争だ。強烈さ

    レイプが古代から「戦争の武器」として利用されてきた理由 | 被害者は女性や子供だけではなかった
    mayumiura
    mayumiura 2022/10/15
    “戦時レイプは特定の上下関係で上が下を従属させるためのものだったことが紀元前8世紀の証拠からも//それは戦争行為に不可欠なものであり、戦争に付き物の「男ってしょうがないもの」という話ではなかった。”
  • 英国王室が「ロンドン橋が落ちた」と発したとき、それは女王の崩御を意味する | 【英紙の調査報道】エリザベス女王の「Xデイ」はこうなる

    危篤のとき──モルヒネとコカイン投与も エリザベス女王が崩御した日の計画が、着々と準備されている。この計画は何度も改訂されており、王室、英国政府、BBCが保有しているが、基的には女王陛下が短期間の闘病後に亡くなることを想定したものである。 女王の最期を看取るのは、家族と医師たちだ。クイーン・マザー(王太后)が2002年3月30日の午後、ウィンザーにあるロイヤルロッジで亡くなったときは、友人に最期の電話をかけ、所有していた馬の一部を譲るだけの時間があった。 女王の最期の数時間を取り仕切るのは、主治医で胃腸科専門医でもあるヒュー・トーマス医師だ。女王を看取り、入室に制限をかけ、どの情報を公開するか判断する。 ここで、王室から声明が出されるだろう。ヴィクトリア女王の主治医であったジェイムズ・リード氏は、1901年、同女王崩御の2日前に「女王陛下は予断を許さない容態にあり、かなり衰弱しておられま

    英国王室が「ロンドン橋が落ちた」と発したとき、それは女王の崩御を意味する | 【英紙の調査報道】エリザベス女王の「Xデイ」はこうなる
    mayumiura
    mayumiura 2022/09/09
    これも公務のうちであるかのように筋書き通りに。徳が高すぎる…。“この計画は何度も改訂されており、王室、英国政府、BBCが保有しているが、基本的には女王陛下が短期間の闘病後に亡くなることを想定したものである
  • ミハイル・ゴルバチョフが最後の最後まで生きた「二重の現実」 | ロシア人の7割以上がいまも否定的に評価

    ソビエト連邦の初代大統領を務めたミハイル・ゴルバチョフの死去に際し、国内外で明暗がくっきり分かれてきたゴルバチョフに対する評価を、英紙「ガーディアン」のロシア人特派員が簡潔にまとめる。 ミハイル・ゴルバチョフは最後の最後まで、二重の現実を生きた。ワシントンやパリ、ロンドンでは愛され称賛されてきたが、その一連の改革が引き起こした混乱ゆえに彼を赦さなかったロシア人の大多数からは罵倒されてきた。 ゴルバチョフの「グラスノスチ」(公開性)政策は、ロシア人にそれまで考えられなかったほどの自由をもたらした。だが多くのロシア人にとって、彼の統治時代で記憶されるのは、その後に続いた生活水準の劇的な低下だろう。 ソ連時代のノスタルジアに取り憑かれた者たちにとって、ゴルバチョフは帝国の破壊者だった。その政策のせいでナショナリストたちが励まされ、エストニア、ラトビア、リトアニアのバルト三国はじめ、かつてのソビエ

    ミハイル・ゴルバチョフが最後の最後まで生きた「二重の現実」 | ロシア人の7割以上がいまも否定的に評価
    mayumiura
    mayumiura 2022/08/31
    “「独裁者は独裁者らしくふるまわねばならない。そして私はそのやり方がわからない」とかつてゴルバチョフは言った。”
  • プラトン『国家』が現代人に教えるもの | 慎泰俊「最強の古典」

    いつも世界を飛び回ってビジネスと貧困削減活動の第一線で活躍している慎泰俊さんは、同時に桁外れの読書家でもあります。そんな慎さんが、どの時代でも通用する「知性」を鍛えるのにお薦めの古典とその魅力を紹介していく新連載、まずは、古代ギリシャ以来2400年以上も読み継がれている不朽の名著『国家』を取り上げます。 慎泰俊と申します。連載では、少なくとも出版時期が40年以上前であり、出版後に多くの人々の思想に影響を与えた、すなわち人類の知の系譜において大きな役割を果たしたを紹介していきます。 始める前に、連載の趣旨について書かせてください。 「学び続けること」は成果を出すための義務 仕事で身につく知識や知恵はありますが、それだけでは足りないものもあるように思います。特に、今取り組んでいるものでなく将来の仕事に結びつくような知見については、そういった傾向になる場合が多いでしょう。 忙しくて勉強をす

    プラトン『国家』が現代人に教えるもの | 慎泰俊「最強の古典」
    mayumiura
    mayumiura 2022/08/13
    すてき!“本連載では、少なくとも出版時期が40年以上前であり、出版後に多くの人々の思想に影響を与えた本、すなわち人類の知の系譜において大きな役割を果たした本を紹介していきます。”
  • 世界一有名な「おかっぱ頭」 アナ・ウィンターのボブを整える男 | アンドレアス・アナスタシスのプロフェッショナリズム

    米「ヴォーグ」の鬼編集長ことアナ・ウィンターのトレードマークは、あの一糸乱れぬ髪型だ。いつ見てもパーフェクトな“おかっぱ頭”を作り出す彼女のヘアスタイリストに聞いた。その完璧主義について、2人の信頼関係について、そしてウィンターは家でもサングラスなの? 毎朝、彼女の家で20分間 この6年間、アンドレアス・アナスタシスは平日の毎朝8時きっかりにアナ・ウィンターの家に着くように、自宅から歩いて出かける。ファッション界で、いやもしかしたら世界で最も有名なあのボブヘアを手入れするためだ。 ウィンターの家はグリニッジ・ビレッジにある。そこで、カット、カラーリング、スプレー、ブロードライ、スタイリングなど日によってメニューは異なるが、所要時間は約20分。 そのウィンターの家からほど近い「キャリー・ブラッドショーの家」の向かいには、アナスタシスが自身の名を冠したヘアサロンがあり、彼は週のうち2日はそこで

    世界一有名な「おかっぱ頭」 アナ・ウィンターのボブを整える男 | アンドレアス・アナスタシスのプロフェッショナリズム
    mayumiura
    mayumiura 2022/08/10
    髪型にしろ服装にしろ、「定番スタイル」を持っている人に憧れるなあ。それでこそ、かかりつけプロフェッショナルを持つことが現実的になる。いつまでも、もうちょっと痩せてから…とか言ってる場合ぢゃない(爆)
  • サイキックに言われて地下を掘ったら、57年前に失踪した父が… | ハロウィーン前日に白骨死体を見つけた家族の「秘密」 | クーリエ・ジャポン

    「ここからエネルギーを感じる」 ニューヨーク州ロングアイランド。マイケル・キャロルの家の地下室で、サイキックがセメントの床を指して言った。 「ここからエネルギーを感じる」 マイケルは半信半疑だった。だが昔から、この家には何か「秘密」があると思っていた。

    サイキックに言われて地下を掘ったら、57年前に失踪した父が… | ハロウィーン前日に白骨死体を見つけた家族の「秘密」 | クーリエ・ジャポン
    mayumiura
    mayumiura 2022/07/28
    父ちゃん見つかってヨカッタ話に終始してるけど、追究すべきはこの謎のサイキックの能力だと思うんだが。“サイキックがセメントの床を指して言った。 「ここからエネルギーを感じる」”
  • 小児性愛者が必ずしも「子供を性的に虐待する」わけではない | 性的障がいと犯罪行為が一緒くたになっている

    子供を性的に虐待するなど、断じて許されないことだ。だがこうした犯罪に手を染める人間と「小児性愛者」を世間がごっちゃにすることで、自分が子供に性的に惹かれていることを専門機関に相談できない当事者たちもいる。 小児性愛に関する最新の研究と、社会が取り組むべき課題について米メディア「USAトゥデー」が報じた。 児童性的虐待者と小児性愛者は「別もの」 小児性愛は、社会の病の中で最もおぞましいものの一つと考えられている。だが小児性愛を研究する科学者たちからすると、これは同時に、最も誤解されている性的障がいでもあるのだ。 今やネット上で危機的な状況となり、大きな社会問題でもある児童への「性的虐待」──これは小児性愛と同義だとほとんどの人は思うだろう。だが研究者らいわく、小児性愛はあくまでも「小児に惹かれる状態」を指すもので「行動」ではない。小児性愛という言葉を性的虐待と同じ意味で使うことで、より一層誤

    小児性愛者が必ずしも「子供を性的に虐待する」わけではない | 性的障がいと犯罪行為が一緒くたになっている
    mayumiura
    mayumiura 2022/07/28
    これは本当に大事な点だと思う。小児性愛者だという「状態」だけで「行動」を行っていない人が、社会的に蔑視・虐待されてはならない。これは次なるLGBTQ問題だろう。“児童性的虐待者と小児性愛者は「別もの」”
  • ウクライナの学校でロシア人教師による「歴史修正教育」が始まる | プーチン政権「ウクライナの子供たちをロシア人化せよ」

    ロシアが占領下のウクライナへ、何百人もの教師を送り込んでいる。9月から始まる来年度に向けて、ウクライナの子供たちにロシア寄りに「修正された」歴史教育を施せば、大金を約束するというのだ。 モスクワから約650キロ東に位置するチュヴァシ共和国では、ある学校長が教師たちのチャットグループに、月給2900ドル以上がもらえる見込みだと書き込み、希望者を募った。この地域の平均月給は約550ドルなので、その5倍を超える額だ。 学校長のメッセージにはこう書かれていた。 「緊急:ザポリージャとヘルソン地方で夏期講習の教師を募集。日当8600ルーブル(約2万1000円)。仕事は新学期のための学校の準備。往復の交通費は支給。宿泊費と費についても検討中」 この好待遇に一部の教師の心は揺れた。

    ウクライナの学校でロシア人教師による「歴史修正教育」が始まる | プーチン政権「ウクライナの子供たちをロシア人化せよ」
    mayumiura
    mayumiura 2022/07/23
    今いるウクライナの子供たちは殺され、誘拐され、洗脳され、未来のウクライナの子供たちは生まれてくる前に消されてしまう。これがジェノサイドでなくて何なのか。
  • 安倍元首相銃撃で使用された手製銃、アメリカ目線では「かなり粗末」 | 3Dプリンターで製造、爆発などの危険も

    安倍晋三元首相が奈良市で演説中に銃で撃たれて死亡した事件で、容疑者はパイプをテープで巻いたような構造の手製の銃を発砲したと報じられている。 米紙「ロサンゼルス・タイムズ」はこの銃について、アメリカで自作されたものよりも「かなり粗末なもの」とし、アメリカの手製銃事情について報じている。 “アシがつかない”幽霊銃が問題に ロサンゼルス市警の元SWAT(特殊装備戦術部隊)は手製銃について、部品は簡単に手に入る上、金属と合金の部品でできているため「金属工場では、ほとんど何でも作れます」と、同紙にコメントしている。 こうした手製銃は昔から存在していたといい、身近な部品を使った銃「ジップガン」は世界中の刑務所で作られており、第二次世界大戦中にはフィリピンの抵抗運動の参加者がパイプを組み合わせて散弾銃のような「パイプガン」を作っていたという事例を同紙は紹介している。 だが、一般に銃器が広く出回っているア

    安倍元首相銃撃で使用された手製銃、アメリカ目線では「かなり粗末」 | 3Dプリンターで製造、爆発などの危険も
    mayumiura
    mayumiura 2022/07/23
    アメリカよ、そこいばるとこちゃう。/ a ghost gun #英語 “製造番号のない自家製の銃器「ゴーストガン(幽霊銃)」”
  • アメリカで寿司を広めた意外な人々─それは“旧・統一教会”だった | 全米の寿司レストランを支える彼らの「鮮魚ビジネス」の歴史

    新たなミッションは「鮮魚ビジネス」 はじめに神は、寿司会社を創造された……わけではなかった。 寿司は、もっと後にやってきた。1980年に、「トロ」や「おまかせ」の意味を知るアメリカ人はほとんどいなかった。 はじめは、もっとシンプルな時代で、いるのは文鮮明(ムン・ソンミョン)だけだった。世界平和統一家庭連合(旧・統一教会)の創始者である文は、ニューヨーカー・ホテルのグランド・ボールルームで数十人の信徒たちに語りかけていた。 この時代のエネルギーと、その日あつまった信徒たちの期待感は相当だったに違いない。信徒たちはその日、文が所有するニューヨークの摩天楼に、全米から召集されていた。2000室の空っぽの部屋は、文によって塩で清められ、布教活動の部になっていた。信徒たちの多くは、遠くからしか文を見ることができなかった。

    アメリカで寿司を広めた意外な人々─それは“旧・統一教会”だった | 全米の寿司レストランを支える彼らの「鮮魚ビジネス」の歴史
    mayumiura
    mayumiura 2022/07/21
    これか…! https://www.trueworld-jp.com/ “全米の寿司店を支える「トゥルー・ワールド・フーズ」”
  • トバイアス・ハリス「安倍晋三が望んだ国家像をようやく日本人が理解し始めた」 | 21世紀の「荒波に耐える」ために

    安倍晋三の伝記を書いた政治評論家のトバイアス・ハリスが米紙「ニューヨーク・タイムズ」に寄稿し、安倍の「国家ビジョン」について触れている。安倍は21世紀の「荒波に耐える」ために、必要な政策を実行しうる国家を日に残した。しかし、彼が望んだ「強い国家」というビジョンを、ようやく国民が理解しはじめた矢先に急逝してしまったのだ──。 “安倍晋三”を物語る一文 戦後最年少の52歳で総理大臣に就任した安倍晋三はその数ヵ月後の2007年1月、第166回国会開会式のあと、施政方針演説を行った。 演説の大部分は、ありふれた提案の羅列だった。だがそのなかの1文が、彼という人間をとりわけ物語っていた。彼はこう述べた。「次の50年、100年の時代の荒波に耐えうる新たな国家像を描いていくことこそが私の使命であります」 私はこの1文を、安倍元首相について執筆する間、そして金曜日の彼の暗殺について考える間、何度も思い返

    トバイアス・ハリス「安倍晋三が望んだ国家像をようやく日本人が理解し始めた」 | 21世紀の「荒波に耐える」ために
    mayumiura
    mayumiura 2022/07/20
    “安倍はナショナリストだった。//彼は「国家統制主義者(statist)」でもあった。//安倍は、「強い国家」は、自国に誇りを持ち、必要とあらば武器を手にしてでも犠牲を払う用意がある国民を育てる必要があると信じた。”
  • ティックトック上の「口コミ動画」がベストセラーを生み出す時代に | 「#ブックトック」って?

    強い影響力を持つハッシュタグ「#BookTok(ブックトック)」って? いま、ベストセラーを生み出す原動力として、英語圏ではティックトックが見過ごせない存在になっている。 ティックトック上で、読者がハッシュタグ「#BookTok(ブックトック)」をつけて、読んだの感想を語るムーブメントが、書籍の売り上げに大きな影響を与えていると、米紙「ニューヨーク・タイムズ」など各紙が報じている。 人が次に読むを選ぶきっかけは、いつの時代も「口コミから」。これまでもソーシャルメディアをきっかけに「売れ筋」が生まれることはあったが、「ブックトックの影響力は別次元だ」と言われている。

    ティックトック上の「口コミ動画」がベストセラーを生み出す時代に | 「#ブックトック」って?
    mayumiura
    mayumiura 2022/07/19
    “本のあらすじを説明するわけでも、著者について解説するわけでもなく、「私は(この本を読んで)こんな気持ちになった」、そして「泣いた」といった、個人的な体験を語っているものが圧倒的に多い。”
  • 米紙が斬る「統一教会にとって日本は大事な“金づる”だ」 教団が安倍晋三を重宝した理由 | 文鮮明帝国の“カネの流れ”に迫る

    安倍元首相の殺害事件を受けて旧統一教会に厳しい目が向けられるなか、米紙「ワシントン・ポスト」がその資金源と大物政治家との関係に斬り込んだ。元教会幹部やカルト研究者らに言わせれば、日はこの世界的教団の富の7割を生み出す「金脈」だという。 霊感商法で儲かる世界帝国 悲嘆にくれる高齢者を狙う訪問販売と、著名な政治家との人脈づくり──世界平和統一家庭連合(旧統一教会)はこの両輪により、数十年をかけて日を最も当てにできる「金脈」として確立してきた。 教祖・文鮮明が築き上げたスピリチュアルで儲かる世界帝国を研究してきた専門家たちはそう指摘する。 そして今、日の安倍晋三元首相殺害の容疑者が「特定の宗教団体」に恨みを抱いていたと警察に供述し、旧統一教会が容疑者の母親は信者であると認めたことにより、この国で長らく物議を醸してきた同教会に再び厳しい目が向けられている。 日の報道によれば、山上徹也容疑者

    米紙が斬る「統一教会にとって日本は大事な“金づる”だ」 教団が安倍晋三を重宝した理由 | 文鮮明帝国の“カネの流れ”に迫る
    mayumiura
    mayumiura 2022/07/18
    へええ!“旧統一教会のルーツは韓国だが、この団体を研究してきた歴史家たちによれば、伝統的に教会の富の70%を提供してきたのは日本だという。”
  • 米エリート市民ランナーが「あえてスポーツ以外のフルタイムの仕事を持っている」理由 | 「より大きな充足感を得られている」

    Photo: Icon Sportswire / Getty 今年、アメリカの女子マラソン記録を破ったキーラ・ダマート。不動産ブローカーの資格を持っており、2児の子供を育てながらフルタイムで働いている。6月にボストンで行われた10Kレースでも優勝した。 あえて生活を「ランニングだけにしない」理由 アメリカの「エリート市民ランナー」の多くは、特に大口のスポンサーを持たず、あえてスポーツとは別のフィールドでフルタイムの仕事をしている。その理由について、米紙「ワシントン・ポスト」が報じている。 たとえば、今年、アメリカの女子マラソン記録を破ったキーラ・ダマート(37)は、不動産ブローカーの資格を持っており、2児の子供を育てながらフルタイムで働いている。 彼女は、「走ること以外の分野でキャリアを築き、経済的な自立ができていた」からこそ、ランニングを「“楽しむためのアクティビティ”として続けてこられ

    米エリート市民ランナーが「あえてスポーツ以外のフルタイムの仕事を持っている」理由 | 「より大きな充足感を得られている」
    mayumiura
    mayumiura 2022/07/13
    “経済的な自立ができていた」からこそ、//“楽しむためのアクティビティ”として続けてこられた。賞金のことを気にせず、自己ベストタイムを出すことだけに集中できた」。「リスクの高いチャレンジもできた」”
  • 『PLAN 75』の早川千絵監督「日本がとても不寛容な社会になりつつあると感じて、すごく不安だった」 | 「後期高齢者が排除される世界」は決して非現実的なものではない

    5月に授賞式がおこなわれた第75回カンヌ国際映画祭で、新人監督賞にあたるカメラドールの特別表彰を受けた早川千絵。現在公開中の『PLAN 75』で発揮された独自の切り口と、これまで歩んできたキャリアについて、米紙「ニューヨーク・タイムズ」が監督人にインタビューした。 日人特有の思考回路 映画監督の早川千絵は、脚の構想を練っていた際、自分が作ろうとしている映画の前提となる問題についてどう思うか、母や知人の友人である年配の人々に訊いてみようと考えた。彼女はこう質問した。 「もしも75歳以上の国民向けに政府が安楽死を支援するとしたら、あなたはそれに同意しますか?」 「肯定的な返事をした人が大半でした」と早川は言う。「他人や自分の子供たちの負担になりたくない、と言うのです」 早川が思うに、この一見ショッキングな反応は、日文化と人口統計を色濃く反映している。5月のカンヌ映画祭で、彼女の初の長

    『PLAN 75』の早川千絵監督「日本がとても不寛容な社会になりつつあると感じて、すごく不安だった」 | 「後期高齢者が排除される世界」は決して非現実的なものではない
    mayumiura
    mayumiura 2022/07/12
    “彼女は毎朝4時に起きて映画を見た。//仕事を終えた後、彼女がカフェで2時間ほど脚本を書いている間、子供たちの世話は夫が担った。”
  • コロナ危機によって新たな未来の“鍵が開けられた”意外な分野は | スコット・ギャロウェイ「デジタル経済の先にあるもの」

    危機の後につづく時代は歴史上最も繁栄し、しばしば科学や、かつての敵や、人々の礼儀に対して大胆な投資を引き起こしてきた。そんなわけで、パンデミックや暴動に見舞われた2021年を終えた今、この先10年間はシャンパンとコカインで過ごせるのではないかと期待している。 いまこそ改善すべきこと 永続的な繁栄の土台となるのは「アンロック」、つまり、新たなアプローチで飛躍の可能性の鍵を開け放つことである。Think Different、というわけだ。外的なショックは、私たちに手持ちのリソースを新鮮なやり方で活用することを強いてくる。このとき重要なのは、新しい手法かどうかよりも、手元の材料をアレンジできるかどうかだ。 アンロックは、多くの場合、新しいテクノロジーに触発されて起こる。しかし2021年は、10億年前の技術によって、前例のないアンロックが触発された年かもしれない。タンパク質で覆われた核酸分子は、光

    コロナ危機によって新たな未来の“鍵が開けられた”意外な分野は | スコット・ギャロウェイ「デジタル経済の先にあるもの」
    mayumiura
    mayumiura 2022/07/05
    ほんとこれ。一緒にいること自体が質。“(注:子どもとのあいだに「質の高い時間」などというものは存在しない。真の結びつきを感じる瞬間は、とらえがたく、予期できないため、時間をかけることが肝心なのだ)。”
  • 白人男性が、私たちアジア系女性のいない所で話していること | 「会話は最悪だったけど、少なくとも見た目はよかった」

    新型コロナウイルスの流行をきっかけに、米国でアジア系女性への差別が注目されるようになった。しかし、彼女たちは長年、見知らぬ人からのセクハラに耐えてきた。それは、あからさまなものもあれば、オンラインでの誹謗中傷、英語がわからないことを前提とした陰口までさまざまだ。 「ニューヨーク・マガジン」に掲載された、アジア系米国人の女性作家による体験談をお届けする。 ※注意 文中に、気分を害するような女性差別的・人種差別的表現があります。 大学を卒業した私は、英語を教えるために台北に引っ越した。ある日の午後、電車内で、2人の白人男性がアジア系女性について話しているのを耳にした。彼らは、周囲に英語がわかる人はいないと思い込んでいた。 1人目の男は、最近の台湾人女性とのデートでセックスにいたらなかったことに不満をこぼした。すると、もう1人の男性がこう切り出した。

    白人男性が、私たちアジア系女性のいない所で話していること | 「会話は最悪だったけど、少なくとも見た目はよかった」
    mayumiura
    mayumiura 2022/07/04
    “※注意 文中に、気分を害するような女性差別的・人種差別的表現があります。”