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ブックマーク / mojix.org (9)

  • 黒を使うな - モジログ

    Ian Storm Taylor - Design Tip: Never Use Black (August 2012) http://ianstormtaylor.com/design-tip-never-use-black/ デザインでは黒を使うな、という話。筆者のIan Storm Taylorは、Segment.ioというサービスの共同創業者で、デザイナーでもあるようだ。 筆者は子供のとき、美術の教師から、黒には注意せよとアドバイスされた。その後、RISD(Rhode Island School of Design)でも似たようなことをたびたび言われたとのこと。 人間は、「暗いもの」を「黒」と結びつけてしまいやすい。しかし、ほんとうの「黒」というものは、実はめったにない。筆者はまず、Wayne Thiebaud(アメリカのポップアートの画家)の絵を例に、影が黒ではないことを示す。

    mayumiura
    mayumiura 2012/08/30
    "日常生活では、たとえ黒いものであっても、光があたって反射しているので、純粋な黒にはならないのだ。"
  • アルツハイマー患者用の「バス停」 - モジログ

    The International Association of Chiefs of Police - Fake Bus Stops For Alzheimer’s patients in Germany(2011/11/18) http://www.theiacp.org/About/Governance/Divisions/Sta.. ドイツの老人ホームでは、アルツハイマー患者である入居者の徘徊対策として、近くにニセの「バス停」を置く、というアイディアが広まりつつあるとのこと。 ニセの「バス停」は、バス事業者との協力により、物のバス停とまったく同じように作られている。違いはただひとつ、そこにバスは来ないということだ。 入居者はしばしば、もう存在しない自宅や家族のもとに帰ろうとして、どこか遠くへ行ってしまうという。ニセの「バス停」ができる前までは、こうして入居者が行方不明になるたびに、

    mayumiura
    mayumiura 2012/08/29
    きれいに割り切れる解はない、という生老病死の切なさと、その中での選択について考えさせられる事例。「補足」エントリーも素晴らしかった。
  • 失敗できない日本 - モジログ

    は「失敗を許さない」社会だ。だから「失敗できない」。 若者が就職できなくて苦しんでいる。新卒で採用されなければ、その後に就職できるチャンスは大きく減るので、就活に必死になる。「失敗できない」わけだ。 なぜ、日はそうなっているのか。企業はなぜ、もっと中途採用しないのだろうか。 それは、企業の側も「失敗できない」からなのだ。日では解雇規制があるために、いったん正社員を採用すれば、会社側から解雇することはほぼできない。 最近よくニュースで見かける「希望退職者募集」というのも、そのためだ。会社側からお荷物社員を名指しで解雇することができないので、社員の側から「希望退職」を募るしかないのだ。そうすると、できる社員のほうが辞めていき、お荷物社員のほうが残ったりするのだから、なんとも不条理な話だ。 会社側から解雇できないので、社員を採用する場合も、会社はその失敗のリスクを最小にしようと考える。新

  • 「佐々木」や「代々木」などの「々」は何と読むのか? 小駒勝美『漢字は日本語である』 - モジログ

    屋の新書コーナーで立ち読みしていて、『漢字は日語である』という面白いを見つけた。 新潮新書 - 漢字は日語である 小駒勝美/著 http://www.shinchosha.co.jp/book/610253/ <「々」はどう読む? 『新潮日語漢字辞典』を作った漢字通が書いた。 漢字のルーツはもちろん中国だが、現在日で使われている漢字は、長い年月を経て、さまざまな日式改良が施された、わが国独自のものである。中国にはない訓読を駆使し、送り仮名という画期的な発明を加え、見事に日語のなかに組み入れたのは、まぎれもなく日の英知なのである。日ではじめて、日語のための漢字辞典という画期的辞典を編纂した著者による、日語の素晴らしさを実感できる漢字の話>。 「日語としての漢字」というのは、なかなか斬新な切り口だ(以前書いた「和製漢語」というエントリが、このテーマに近い)。この紹介

  • 群集がいつも賢いとは限らない 「Wisdom of Crowds」の成立条件 - モジログ

    O'ReillyのエディターがDiggのCSSをパクったという疑いで、Diggで糾弾されるという事件が先ごろ起きた。 Digg - O'Reilly writer Steve Mallett has stolen digg's code http://digg.com/security/O_Reilly_writer_Steve_Mallett_has_stolen_digg_s_code これに対して、まもなくO'Reilly側から説明が出た。 O'Reilly Radar - Digging The Madness of Crowds http://radar.oreilly.com/archives/2006/01/digging_the_madness_of_crowds_1.html 実情は、直接パクったわけではなく、彼が使っていたツールの元を辿っていくと、DiggのCSSに行き

  • 断食 / 甲田光雄 / ウェルネス - モジログ

    最近、女性のあいだで「断(だんじき)」がちょっと話題になっているらしい。 ダイエットではなく「断」。断はガンジーもやっていたし、長い歴史がありそうだ。 ちょっと調べてみると、「断」「プチ断」「ファスティング」はすでに女性のあいだで大流行といってもいい様相だ(Googleの「断」検索結果)。 こうなると、どうにも商売っぽい「にわか断」もあふれている感じだが、そんな中で、以前から断・少を提唱している甲田光雄という人を発見。 甲田光雄 http://www.nishikai.net/japan/koda/kodaprf.html 甲田療法解説によると、 <甲田先生をふくめこれを実践する医者方々は患者を治療する"医者"ではなく、ただアドバイザーとして指導し励ますだけです> とのこと。これは面白い。 病気になってしまったら、どうしても施術や投薬が必要な場合はもちろんある。しかし普段

  • 「好きな奴が勝つ」定理 - モジログ

    CNET Japan : 年を取ってから後悔しない人生デザイン http://blog.japan.cnet.com/umeda/archives/001073.html 大人気の梅田さんブログ、もちろん私もいつも読んでいる。しかし、クールな梅田さんまでもがこのテーマについて、こんなにストレートなことを書くとは思っていなかった。 私はこれを「好きな奴が勝つ」定理と呼んでいて、いわば私の信条みたいなものだ。プロフィールにも書いている。アンディ・グローブの有名な言葉「偏執狂だけが生き残る(Only the Paranoid Survive)」も、私はこの意味に解釈している。 以前、やはりCNET Japanでやっていたネットエイジの西川潔氏の連載でも、この「好きな奴が勝つ」定理がメインテーマみたいなものだった。 mojix.org : 西川潔 「起業家というキャリア」 http://mojix

  • 梅田望夫 『ウェブ進化論』 は、「氷山の一角」のような本 - モジログ

    梅田望夫 『ウェブ進化論』 を読んでの、私なりの感想を書いてみたい。 内容については、これまでの梅田ブログのまとめという印象が大きい。数年来の梅田ブログの読者である私にとって、まったく目新しいポイントというのはなかったように思う。 私はむしろ、この小さくて薄い新書を、その内容というよりも、梅田氏にとっての大きな「仕事」として捉えている面が大きい。その意味で、自分のでもないのに、何か「感慨深い」ものを感じる1冊なのだ。 なぜそう感じるのかを、「まとめ」「翻訳」「成果」という3つのキーワードを軸に書いてみたい。 ■ 「まとめ」 梅田ブログの読者ならば、このを読んで、こんなことはぜんぶ知っているよ、と思うかもしれない。 この新書の価値は、ブログを読んでいない人にも手軽にわかるようまとめられている、「Less」の価値だと思う。梅田ブログの読者には、自分の知らない「More」はここにはない。「L

  • 梅田望夫進化論 - モジログ

    先日ITmediaに載った梅田望夫インタビューがすごい反響だ(はてなブックマークのページから、関連ページが辿れる)。特にネガティブな反応が実に多くて、これは私もひとこと書いておきたいと思ったので、書くことにする。 最初に結論を書くと、「梅田望夫はだんだん自然体になっている」んだと私は思う。いまの梅田さんのほうが、おそらく来の梅田さんの姿だ。 『ウェブ進化論』のときの梅田さんは、主にネット側(「あちら側」)に立って、そこからリアル側(「こちら側」)を「啓蒙」する立場だった。 当時の日では、いまよりもネットに対する疑いやマイナスイメージがまだ強かったし、グーグルの圧倒的な強さやその意味なども、一般レベルではそれほど知られていなかった。この状況で、『ウェブ進化論』はグーグルをはじめとするウェブの新技術、それが切りひらく新しい社会を一般に知らしめるという役割があった。だからここでの梅田さんは、

    mayumiura
    mayumiura 2009/06/08
    プログラマがいつもコードを書いていて、つねに設計を良くしようとリファクタリングするのと同じように、人文マニアにとっては「文体」がコードであり、それをどう構成するかという「設計」にこだわる。
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