55歳の長男は30代後半から働けずに家にひきこもっている。82歳の父親はなんとか就業させたいと焦るが、コロナ禍で立ち直りの機会を失った。息子はこのままで大丈夫なのか。ファイナンシャルプランナーに相談すると、その回答は意外にも「55歳ですし、無理して働かなくてもいい」だった——。 コロナ禍で55歳のひきこもりの息子を抱える80代の親が…… 新型コロナは、ひきこもりの家族にも大きな影響を与えています。 ひきこもりは以前から自宅にこもっているのだから関係ないのではと思いきや、そうではありません。それまでは日中はひきこもりの子どもだけが家で過ごしていたのが、親が在宅勤務になり、顔を合わせる機会が増えた結果、お互いにイライラして衝突することが多くなったケースがあります。 また、感染の恐怖や自粛による社会情勢の変化などのニュースに接して、精神的に不安定になる子どもも少なくありません。 ひきこもりのため