世界で豪雨や洪水が深刻な被害をもたらしている。背景にあるのが地球温暖化に伴う気候変動だ。国連によると1998年からの20年間で世界の洪水被災者は20億人に達した。温暖化の影響が既に表れ、今後も気温上昇は続くとみる専門家は多い。大きな自然災害は、もはや珍しくはない。新たな日常を生きる備えが問われる。中国では7月も雨が降り続き、6月以降の雨量はここ60年近くで最大となった。長江流域の数十の河川で観
世界で豪雨や洪水が深刻な被害をもたらしている。背景にあるのが地球温暖化に伴う気候変動だ。国連によると1998年からの20年間で世界の洪水被災者は20億人に達した。温暖化の影響が既に表れ、今後も気温上昇は続くとみる専門家は多い。大きな自然災害は、もはや珍しくはない。新たな日常を生きる備えが問われる。中国では7月も雨が降り続き、6月以降の雨量はここ60年近くで最大となった。長江流域の数十の河川で観
一昨年に続き、今年の梅雨前線も日本各地で大雨による被害をもたらしている。被災された方々に心からお見舞い申し上げる。 一昨年の西日本豪雨と引き続く猛暑の際に書いた記事の冒頭で、筆者は以下のようにぼやいた。 この頻発する異常気象に対して、SNSを眺めると、一方では「これだけのことが起きているのに、なぜ日本のメディアは地球温暖化(気候変動)のことをもっと言わないのか」という声が、他方では「こういうことがあると非科学的に何でも地球温暖化と結び付けて煽る人が出てきて困る」という声が聞こえてくる。いつもの構図だ。 今年も例によって「いつもの構図」が繰り返されているのだが、後者の立場で過激な主張の記事があるのでコメントしてほしいという要望を頂いた。 問題の記事は「アゴラ」に掲載された「豪雨は温暖化のせいではない」というものだ。書いたのは筆者がよく存じ上げている方だが、ここではあえて伏せる(もちろん記事を
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