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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/zoot32 (3)

  • 『ソーシャル・ネットワーク』を見たゼ! - 空中キャンプ

    新宿にて。デヴィッド・フィンチャー新作。すばらしい! とてもいい映画でした。登場する人びとの関係性や会話の妙が中心となる映画で、これほどに緊張感のある刺激的なストーリーになっていることに感心しました。わけても、ジェシー・アイゼンバーグ*1演ずる主人公マーク・ザッカーバーグの描かれ方には、脚と構成力の確かさを感じました。さまざまな相反する意図や裏の意味が重層的に読み取れる、複雑な視点で作られた映画である点もユニークで、見終えてから他の人と話したくなるような作品でした。 きわめて印象的な冒頭の会話には、主人公の性格がほとんどすべて凝縮されている。そのため観客は、オープニング後ほんの数分で、この主人公がいったいどういう性格の持ち主なのかを理解することができる。映画のオープニングとして、きわめて効果的だと感じた。頭の回転が速く、会話の何手も先を読んで返答してしまうために、相手を落ち着かない気持ち

    『ソーシャル・ネットワーク』を見たゼ! - 空中キャンプ
  • 温度をなくす発想 - 空中キャンプ

    わたしの通っていた小学校の近くには公園があって、クラスの男はみんなそこで野球をしていた。当時、わたしたちの野球熱はあきらかに常軌を逸しており、たいていの子どもは野球のこと以外ほとんどなにも考えられないといった腑抜けの状態で、学校が終わればまっすぐ公園まで走って移動し、ランドセルを降ろすのももどかしく、さっそく試合開始。雨の日をのぞけばほぼ毎日、野球をやっていた。 大雨の翌日など、公園の土はひどくぬかるんでいて、野球をやれば泥だらけになってしまうのだが、そのていどではわれわれの荒ぶる魂を止めることはできず、みなや服が泥まみれになるのもかまわず試合に没頭した。しかし中には、服を汚して帰ると親に叱られる子ども、また、きれい好きで泥だらけになるのを嫌がる子どもなどもいて、彼らは他の子どもたちが野球に熱狂するかたわら、できるだけや服が汚れないように気をつけながら遊んでいた。 そうした子どもは、自

  • しあわせがつらい - 空中キャンプ

    ある精神科医の書いたを読んでいて、おもしろいなとおもったのは、病気が治りそうになると、治療にこなくなり、他の病院へ転院してしまう患者がいるということだった。理由はもちろん、「このままだと当に治ってしまうから」である。病気が治るのは、実はけっこうつらいものだ。今まで、病気だということで免除されていたあれこれと、現実的に向きあわなくてはいけなくなるからである。就職はどうする。税金を払え。結婚をしろ。子どもは、家は、生活は。それならば、いっそのこと病気でいいやと、つい考えてしまう人がいても、おかしくはない。病気はくるしい。しかし、治るのもけっこうしんどい。だったら、今のままでいいや。これは、たしかに想像がつく。 誰もがしあわせになりたがっている、というのは、たぶんまちがっている。幸福も、けっこうたいへんなのである。逆に、「また失敗しちゃった」とか、「やっぱりだめだった」というのは、とても安心

    rgfx
    rgfx 2009/01/05
    「失敗することや、負けることが癖になってしまうのは、すごくこわいことだ。負けることに安心するのはまずい。」 ref. http://anond.hatelabo.jp/20081220040755
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