COVID-19(新型コロナウイルス)で世界中が揺れる中、SNS(とりわけTwitter)の世界もまた揺れている。 政治思想の対立、クソリプ、日常的な炎上、フェイクニュースの蔓延、トランプ大統領によるSNS運営企業への恫喝。 このエントリは、そんな混迷の時代に、これからのSNSを読み解く試みだ。 断章の時代 「釣りの終焉」と「フェイクの時代」 - シロクマの屑籠 この記事で語られていた「釣り文化の終焉」とは、ひとことで言えば「文脈の喪失」である。 共通認識が成立し得ないほどに、ネットの世界は、そしてTwitterの世界は広がってしまった。現実社会におけるポストモダンの言説では、「大きな物語の終焉」と呼んでいた現象であり、遥か昔に予見されていた。 Twitterに関して言えば、最大140文字の1ツイートを超える、いかなる物語も文脈も、もはや失われている(字数制限は国や条件で異なりますけど?と