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ブックマーク / premium.kai-you.net (4)

  • 「ヒッピーの集う島」で育まれたラッパーの常識

    ヒップホップMC・SILENT KILLA JOINTは、関西圏のアンダーグラウンドシーン、そしてユースからカリスマ的な存在となっている。 2017年に傷害事件で逮捕され、2年半の懲役刑という空白の期間──彼が服役する前に残したいくつもの種はインターネット上の音源/MVとして残り、それに触発され、リスペクトを送るラッパーは少なくない。 同時に、人気YouTuberとしても活動する彼だが、YouTubeとラップの活動を紐付ける人は驚くほど少ない。「YouTubeをやっていて全くダサくならないラッパーは彼くらいじゃないですかね」。これは、記事の写真撮影を行ったフォトグラファー/美術家の山崎奏太郎がこぼした言葉だ。 ラッパーとYouTuberという存在を横断し、それぞれまったく異なった層のリスナーを持つ彼の越境的な多面性、そして「ヒップホップ」「YouTube」という先端のシーンに身を置いた嗅

    「ヒッピーの集う島」で育まれたラッパーの常識
  • 違法クラッキングとチップチューンが悪魔合体 「Keygen Music」とは?

    この連載はインターネットとビデオゲームにおいて、取り上げられることの少ない暗部──つまりグレーだったり違法だったりする領域が、現代のゲーム文化にどれほど大きな影響を与えたのか、ということについて考えていくものだ。 第2回となる今回では主に「(グレーな)ゲーム音楽」について書いていこうと思う。主となるのは「BMS」と呼ばれるものについてで、かなりの割合筆者の個人史を交えつつ回顧していくことになる。 また後半では、著作権侵害行為を含むカルチャーにおけるチップチューンの意外な使われ方についても触れることになる。 前回に引き続き、あくまで僕の観測範囲に留まる記述となるので、補強するような情報をお持ちの方はご提供いただけると嬉しい。また、この記事は違法行為、グレーな行為を推奨するものではなく、単に「実際にあった歴史」として語るものだ、という点についても改めてご留意いただきたい。 目次世紀末にゲーム

    違法クラッキングとチップチューンが悪魔合体 「Keygen Music」とは?
  • “観る幻覚剤”と話題 Netflixアニメ『ミッドナイト・ゴスペル』は何がヤバいのか?

    自分のことだけを考えている時、君は自分しか寝るスペースの無い小さな部屋にいる。自分の考えから離れると、大きな家に引っ越せる。 (そうすると)人を招き入れられる。君も他の人も入れる広さだ。『ミッドナイト・ゴスペル』第6話より 4月10日。 こうも毎日コロナの影響で自宅に篭もっていると、日に日に自室の壁が全方位から押し迫ってくるような感覚に陥る。 最初は意気込んで始めた自宅での筋トレも長続きせず、余計なことを考えてしまう。“余計なこと”というのは、“どうでもいいこと”よりも少々厄介だ。 ”余計なこと”から解放されるために、瞑想初心者を音声でガイドしてくれる巷で人気のアプリを使って、瞑想にでも挑戦してみた。普段は雑に扱っている身体という容れ物をいたわり、頭は冴えきって最高の感覚だったが、これも3日で飽きてしまった。禅の道は険しい。 ダークウェブで活況を呈する「インスタント禅」なら堪え性のない筆者

    “観る幻覚剤”と話題 Netflixアニメ『ミッドナイト・ゴスペル』は何がヤバいのか?
    rgfx
    rgfx 2020/05/21
  • 韓国発バラエティ「観察芸能」が問う“真正”なエンターテインメント

    韓国の芸能とバラエティを語る上で無視できないのが、数年前より流行している「観察芸能」というジャンル。番組制作側によるテレビ的な企画や演出を極度に減らし、芸能人が普段どおりの自然な姿で過ごす様子を覗き見るスタイルの番組だ。 2017年に行われた「韓国人が好きなTV番組」の調査では、TOP10に入った7のバラエティ番組のうち、5が観察芸能番組という人気ぶりとなっている(参照:スンデ新報)。 「私は一人で暮らす(나혼자산다)」 観察芸能番組の代表例は、たとえば独身芸能人の私生活に淡々と密着する『私は一人で暮らす』、芸能人パパが母親抜きでの子育てにチャレンジする『スーパーマンが帰ってきた』(いずれも2013年に放送開始)。いずれも有名人の私生活をのぞき見る感覚が好評で、高視聴率を記録した。 もともと韓国では2000年代半ばから、芸能人がスタジオでさまざまな課題に挑戦し、素の人格をさらけ出す「リ

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    rgfx
    rgfx 2019/10/17
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