VRChatを始めてからもうすぐ1年になるので、ここで自分のプレイ経歴をまとめつつ、その過程でVRChatの歴史を編纂してみたいと思う。 English Version 出会いプログラマとしてIT業界の末席を汚す身であるからにはVRくらいは体験しておかないと、という考えからViveを購入したのが去年の6月。最初にいろいろ試したゲームの中にVRChatも入っていた。 このころはまったく人がおらず、オンラインユーザー数は常に10~20人くらい。ワールドの数も少なく、しかもみんなHub(ログイン直後のワールド)から動かないので、実質、Hubでダベるだけのゲームでしかなかった。 この時点でコンスタントにプレイしていた人たちは、もともとUnityや3Dモデリングをやっていて、このゲームの可能性にすでに気づいていた人たちだったのだと思う。少なくとも僕のような畑違いの人間にはこの時点ではVRChatのお
迫害されるウガンダナックルズ これはパブリックで皆と仲良くふれあうウガンダナックルズ(ナナチフォーム) ここの大見出しはどう書くか凄く悩んだけれど、やはり最も一般的な事実を書こうと思いました。 VRChatのユーザー間で、ウガンダナックルズはどんなにこき下ろしても良いエタヒニン、サンドバッグの類いと認識されています。 VRChatは褒める文化なんて言葉が一人歩きしていますが、虚構です。心の弱い人間はどこにでもいて、サンドバッグを作り出そうとします。それがウガンダナックルズで、VRChatも例外ではないというだけです。 どんな経緯があるにせよ、現在ウガンダナックルズを使っているユーザーと過去にあった事件は別です。この簡単なことが分かる人はもとから迫害などしていないでしょうから、言うだけむなしいことです。 というわけで、これからVRChatを利用される方はウガンダナックルズのアバターを利用する
Special Thanks: イワシクラスタのみんな はじめにデナムの歯磨──野のユリは労せず。紡がざるなり…… — レイ・ブラッドベリ「華氏451度」第2部 現代は速すぎる。何もかもが超スピードで「消費」され、あらゆるものが記憶の彼方に去っていく。去年話題になったことをどれほどの人が覚えているだろう。先月は。先週は。ともすれば昨日バズった内容さえ思い出せない。少なくとも僕は最近ずっとそんな感じだ。 暗号通貨、機械学習、XRといった新しい技術に興味を惹かれているうちに、道徳や倫理のような「あたりまえ」がすさまじい速度で書き換わっていく。これらの変化にすべてついていけている人は果たして存在するのだろうか。 テクノロジーは世界のサイズを小さくした。それ自体はいいことだ。インターネットがもたらした最大の恩恵は、概念の伝達速度を桁違いに引き上げたことだろう。長時間労働が悪だというのはもはや「あた
前置き 本記事は、VRChatアドベントカレンダー2019の2日目の記事です。 前日はほたてねこまじんさんの「自分の部屋をデジタル空間に持っていった話」でした。 adventar.org 今回は、VRChatで自作したワールドの簡単な紹介と、そのワールドで全体的に使用している自作GPUパーティクルの実装の解説を書きたいと思います。 ワールド概要 記事のトップの画像が今回作成した「Simple Plexus」ワールドのスクリーンショットです。 空間全体にGPUパーティクルを敷き詰め、パーティクル同士が近づくと線で結ばれる仕組みになってます。 いわゆるAfterEffectの「Plexus」プラグインをシェーダーで一部再現してみた感じです。 ワールドのリンクは下記にあるのでVRChatユーザーはぜひ来てください。 vrchat.com ワールドの中央には、ローポリでツルピカな大仏が鎮座して周囲
VRChatは実質無料 VRChatを使用しているといつの間にかPCやVRデバイスを買っていたり、創作に目覚めてプロ向けソフトを買って数万円~数十万円が消滅する現象。私の場合、”VRChatをやっていたら転職していた件について”。 客観的にはこの記事もまたありふれた「お気持ち表明」だけど、この判断をしたことを後悔しないように、過程を公開記述しておこうと思う。もしかすると面白い読み物になるかもしれない。 端的にいうと、VRChatで出会った人たちに心動かされて、そしてVRの可能性を再び目の当たりにして、この流れにどう貢献できるかと考えた結果転職するのが最善という結論に至った。 思い返してみると、2012年に初代Oculus Rift DK1を支援した前後の数年間は、ARとVR、つまりXR全体に対してかなり色々な思いがあったはずなのに、業務でプログラムを書くようになってからは久しく忘れていた。
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