厚生労働省は、2019年度から厚生年金、健康、労働、雇用の各種保険の手続き様式を統一する方針を固めた。 現行は年金事務所や労働基準監督署などに分かれている届け出先も、ワンストップ受付窓口を設置する。手続きの電子申請化とあわせて推進し、事業者の負担軽減を図る。起業時や新たに従業員を雇った際などには厚生年金保険や雇用保険などの各種手続きが事業者に義務付けられている。 ただ、事業所名や所在地など同じ情報を4枚分書いて、それぞれの機関に提出しなければならなかった。このため、書類作成や窓口への提出に時間がかかり、事業者の負担となっていた。
元CM制作プロデューサー、現在は乳がんの骨転移による下半身麻痺で在宅療養中の久野美穂さん(37)は、がん闘病中の人や家族が集う場で出会ったのを機に、私が取材を続けてきた女性だ。歌舞伎俳優の市川海老蔵さんの妻でフリーアナウンサーの小林麻央さんと同じ30代で、「ステージ4」(がんの進行度による分類で、もっとも進んだ段階)の乳がんを抱えながら子育てしていたところも一緒。麻央さんが生前綴っていたブログを読んでいた彼女は、「子どもの前では母親でいなければと麻央さんが奮起する姿は、自分と重ねて見ていました」。 一方で、「庶民とは違う麻央さんの闘病生活がスタンダードと思われたら……」と違和感も感じたという。2年前に離婚してひとり親になった美穂さんは、病魔と闘いながらも子を養うために働き続けてきた。だが、昨年には会社から解雇され、間もなく失業保険の受給期間も切れる。そんな彼女が遭遇した、「年齢の壁」や障害
昔のカルテが見つけられず、障害年金を受けられないケースが問題になっている。障害年金を受けるには原則、病気が分かる前に保険料を納付している必要がある。だが、糖尿病など、最初に診断されてから障害状態になるまでに長い時間が経過する慢性疾患が増え、受給に必要な初診のカルテを探しきれない事例が増えているからだ。「10年も20年も前の書類を求めるのは妥当なのか」との声が上がっている。(佐藤好美) 東日本に住む40代の男性は20代のころ、糖尿病と診断された。当時は会社員で給料も良かった。だが、「10人入社して、8人がやめてしまうような過酷な職場」(男性)。結局、続けることができず、会社を辞めた。 それでも、若いときは体の状態も悪くなかった。激務の職場を辞めた後も、別の会社で契約社員として働き続けることができた。だが、数年前、糖尿病が原因で失明寸前に。治療を受けて視力は回復したが、その後、腎機能が低下し、
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