若者の自殺が減らない。 他の年代は2000年前後をピークに改善傾向にあるが、若者層は様子が違う。昨年は20歳未満の自殺者が556人と、前年に比べて7%増えた。20代も減り方が鈍く、なお年間2千人を大きく上回る。先進国の中で日本の若者の自殺率は高く、深刻な状況にある。 考えられる原因は、家庭内の不和、進学・就職の失敗、いじめ、性の問題と多岐にわたる。学校、自治体、警察などの連携を、さらに強めてほしい。 難しいのは、本人が周囲になかなか悩みを打ち明けないことだ。国立大生の過去23年分の自死事例を分析した福島大の内田千代子教授によると、ほとんどが学内の相談窓口も、精神科の医者も訪れていなかった。 追いつめられたときに助けを求めようと思えるかどうかが、生死を大きく左右する。 その観点から「SOSの出し方教育」に注目したい。 先がけは東京都足立区だ。9年前から特別授業「自分を大切にしよう」を小中高で
日本のHIV/エイズ治療の総本山「エイズ治療・研究開発センター(ACC)」を抱えるのが、東京・新宿区戸山に位置する「国立国際医療研究センター(NCGM)」。 2017年1月から、ゲイ・バイセクシュアルの男性を対象に、HIVを含む性感染症の検査と治療を行う「SH外来」をオープンしました。 どういう目的で始まった試みなのか興味津々で、さっそくお話をうかがいに参りました。 ■お話を伺った方:岡慎一氏(ACCセンター長)、水島大輔氏(ACC医師) ①SH外来は、どういう目的で始まった試みですか? ②実際の診療の流れを教えてください ③SH外来の試みの先に目指しているものは? ①SH外来は、どういう目的で始まった試みですか? HIVに感染する可能性が高い人たちが安全で健康的な性生活を続けていくために SH外来の正式名称は「セクシュアル・ヘルス外来」です。 対象としている人たちは、いわゆる肛門を使って
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