介護職員への利用者のセクハラや暴力などが相次いでいることを受け、労働組合「日本介護クラフトユニオン」は9日、ルール整備や利用者への啓発など5項目の防止策を厚生労働省に要請した。 国は介護サービスに関する運用基準で、正当な理由なく事業者がサービス提供を拒むことを禁じているが、ユニオンはセクハラなどを…
介護職員への利用者のセクハラや暴力などが相次いでいることを受け、労働組合「日本介護クラフトユニオン」は9日、ルール整備や利用者への啓発など5項目の防止策を厚生労働省に要請した。 国は介護サービスに関する運用基準で、正当な理由なく事業者がサービス提供を拒むことを禁じているが、ユニオンはセクハラなどを…
超高齢化社会を迎える中、介護の現場で「高齢者の性」が問題視され始めている。100年近い歴史を持つ都内の某養護老人ホームの女性施設長はショッキングな現場を目の当たりにした経験がある。 続きを読む
昨年、障害学会でシンポジウム「障害、介助、セックスワーク」(2017年10月28日、於神戸学院大学)が行われました。シンポジウムでは、障害者の性の問題をめぐって、障害当事者だけでなく、セックスワーカーの社会的な位置づけを踏まえて議論されるべきであるという問題提起がされました。 そこで、ホワイトハンズという団体が行っている「身体障害者を対象にした射精介助」に対して、障害当事者、障害学研究者、福祉関係者から批判が出されました。(※1)本記事では、射精介助をめぐる問題やこれまでの障害者の性に関する論点を解説しながら、ホワイトハンズのような活動の何が問題とされているのかについて説明したいと思います。 障害者の性のノーマライゼーションの運動、議論、実践、支援の歴史は、他のさまざまな課題についての障害者運動、ノーマライゼーションの歴史と同じくらい長いと言えます。これまで障害当事者たちは性に関して、差別
後藤潔さん(仮名・22歳)は重度の身体障害者なので、外出もままならない。また、話し相手といえば学校の先生か保護者しかいない日々を送ってきたため、他者とのコミュニケーションに自信がない。女性との出会いを求めて街コン等に行きたいと思っても、以前ヘルパーに、にべもなく同行介助を断られた経験があり、今では頼む気すら失っている。 一般的に恋愛等は個人的な問題であり、周りはとやかく言うものではないと思われている。しかし、上記の後藤さんのような場合、個人の努力だけでは如何ともしがたい点があるのではないだろうか。以下、障害者・高齢者の性・恋愛・結婚と福祉との関わり方について考察する。 社会福祉とは、生活上に何らかの障害がある者が、日常生活を維持・回復、さらにはよりQOLの高い生活が実現できるよう、サービス利用者とともに取り組む支援のことである。 WHO(世界保健機関)で採択されたICF(国際生活機能分類)
男性の介護職員にいきなり胸を触られ、キスをされたと訴えた90代の女性。法廷闘争に発展したが、背景には日本の介護現場における「異性介護」の問題が浮かび上がっている 「口に口が入ってきた!」。衝撃的なその一言から問題は発覚した。舞台は大阪府内の病院。入院中の女性が男性職員にわいせつな行為をされたと家族に訴えたのだ。病院と職員に慰謝料200万円を求め、大阪地裁に訴訟を起こしたその女性の年齢は何と90代。対する職員は聞き取りに対して行為の一部を認めたというが、訴訟では一転して病院ともども争う姿勢を見せている。専門家は日本の介護現場における「異性介護」の問題点を指摘している。 仰天の告白訴えによると、問題が起きたのは平成27年10月のことだった。認知症を患って入院していた90代の山田マサエさん=仮名=は、担当の男性介護職員Aにいきなり胸を触られ、キスをされたという。 数日後、山田さんは見舞いにきた娘
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