入場料を値上げする美術館が増えている。文化の発信地として市場経済とは一線を画していると思いきや社会の変化を映して来館者層も変わり、経営は楽ではないようだ。高齢化、訪日客の増加など日本社会に訪れている変化の波が押し寄せているのは美術館も同じ。入場料の値上げには対応しようと工夫する美術館の姿が映し出されている。高齢者無料見直し相次ぐ「入場料無料は70歳から」。茨城県水戸市にある水戸芸術館は7月2
ドイツの日常を見ると、文化、芸術、教育、福祉、スポーツといったさまざまな分野の取り組みにおいて、企業がスポンサーになっていることが多い。それ自体、日本でも珍しくはないが、地方都市でも企業のスポンサリングがそれなりに多い印象だ。 企業の目的は利益の創出である。だが、自然環境の破壊や反社会的活動、違法行為はあってはならない。さらに経済活動を継続していくには、従業員、市場、社会などのステークホルダーから信頼を得る必要もある。その方法のひとつがスポンサリングだろう。これは広告のような機能もあるが、CSR(企業の社会的責任)を果たすひとつの方法で、事業拠点の社会を豊かにする行為でもある。 今日の日本を見ると、貧困などの問題が大きくなり、それらと関連して、教育や健康などの課題も出てくる。すなわち「社会」そのものが弱くなってきているといえるだろう。すなわち企業が拠点を置く地域社会も弱くなるということでも
名古屋市に本社を置く老舗紳士服メーカー、御幸毛織の四日市工場(三重県四日市市)の女性社員チームがお茶で染めたウール糸を開発した。この糸を使った第1弾の商品が、同県の障害者就労支援団体とのコラボ企画で生まれた手織りのバッグ。8日から東急ハンズ名古屋店で販売する。新開発した糸は「みえのお茶娘(おちゃめ)染め」と名付けられた。同工場の御厨輝義工場長によると三重県特産の伊勢茶の茶葉から抽出した染液を使
鹿児島市で障害者の就労継続支援事業所「ひふみよベース紫原」を運営する「ひふみよ合同会社」は障がい者のデザインを商品化したアパレルブランド「instinc(インスティンク)」を2018年4月10日にリリースしました。 ひふみよ合同会社(本社:鹿児島市 代表社員:白澤 繁樹)は、2018年4月10日火曜日より、オンラインにて障がい者が作り上げた絵図をデザインし、商品化したアパレルブランド「instinc(インスティンク)」の販売を開始しました。 リリースの目的 障がい者就労支援は様々な問題を抱えています。特に安い賃金(工賃)が社会的な課題となっております。instinc(インスティンク)は障害や難病を抱えた方が活躍できるステージを作ることを目的にリリースしました。彼らの表現を通じた経済活動が、社会との共生をはかりつつ、将来的な彼らの経済的な自立につながることを目標にしています。 コンセプト 個
みの印章堂が開発 七曲市場の老舗はんこ店、みの印章堂は2月14日、介護される人の似顔絵を印刷したベストを発表した。イラストと共に、連絡先や「一人で歩いていたらこちらにご連絡ください」といったメッセージを添え、徘徊(はいかい)時に役立てる。淺井隆一常務は「笑顔になる似顔絵で、おじいちゃん、おばあちゃんの身を守りたい」と話している。 同社は2016年、似顔絵をあしらったメッセージ付きはんこが和歌山市のチャレンジ新商品に認定され、イラスト付き名刺やLINEスタンプなど、似顔絵を生かした商品を多数展開する。 箕尾光芳社長が現在85歳の母親を介護する中、似顔絵を介護に活用できないか思案。何度か行方が分からなくなった際、警察から「どんな服を着ていたか」と聞かれたことから、似顔絵が目印になると考えた。 ベストは、反射材の付いた目立つ蛍光色で、胸元と背中にイラストをあしらう。家族が就寝後に徘徊した際でも探
改正障害者雇用促進法に基づき4月から身体障害者と知的障害者に加えて精神障害者が雇用義務の対象に含められるのを前に、企業向けに大阪府が無料配布している「雇用管理のための対話シート」が注目を集めている。障害者の支援機関などで使われる日誌や専門家の意見を参考に作成したもので、見えづらい障害による気分や体調の変化を的確に把握し、対応に役立てられるのが特徴だ。ほかの障害より平均勤続年数が短い精神障害者の就労をいかに支援するか、企業側も模索している。(地主明世) シートは、体調管理や目標管理、業務日誌(基本編と疲労確認編)など計6種類。既存の業務日誌などに組み込みやすいようエクセル形式で作成されている。 精神障害がある従業員は日々、睡眠時間や体調などを記入し、上司や人事担当者がコメントを記入する。交換日記のようなものだが、状態をグラフ化できるため、把握が難しい「気分・体調の波」を双方が的確に把握。コミ
サービス終了のお知らせ SankeiBizは、2022年12月26日をもちましてサービスを終了させていただきました。長らくのご愛読、誠にありがとうございました。 産経デジタルがお送りする経済ニュースは「iza! 経済ニュース」でお楽しみください。 このページは5秒後に「iza!経済ニュース」(https://www.iza.ne.jp/economy/)に転送されます。 ページが切り替わらない場合は以下のボタンから「iza! 経済ニュース」へ移動をお願いします。 iza! 経済ニュースへ
当社は、障がい者アーティストを支援する一般社団法人 障がい者自立推進機構と共同で、運営する複合カフェ「スペースクリエイト自遊空間 BIGBOX高田馬場店」に障がい者アーティストの作品を活用したコンセプトルーム「パラリンアートルーム」を開設いたしました。 パラリンアートルームのお客様利用人数に合わせて自遊空間がパラリンアートにお一人様当たり50円寄付させていただきます。 株式会社ランシステム(東京都豊島区、代表取締役社長:日高大輔、以下ランシステム)は、障がい者アーティストを支援する一般社団法人 障がい者自立推進機構(東京都港区、代表理事:野田聖子、以下パラリンアート)と共同で、運営する複合カフェ「スペースクリエイト自遊空間BIGBOX高田馬場店」に障がい者アーティストの作品を活用したコンセプトルーム「パラリンアートルーム」を2017年8月1日に開設いたしました。 パラリンアートルームは自遊
100人のアーティストや障がい者がキットパスで描いた作品を展示。左上、牛嶋浩美、左下 しまぶくろえみ、真ん中 板橋区立小茂根福祉園、右上 外村友紀、右下 山口マオ55年以上にわたり、障がい者雇用で成果をあげる文具製造業の日本理化学工業(川崎市)が、障がい者も共に働く「皆働(かいどう)社会」を、アートを通じて広めるための「KAIDO!project」に参画する。同プロジェクトは7月4日から8月12日まで開催され、環境に配慮した自社のマーカー「キットパス」を使い、100人のアーティストによる展覧会やトークイベントなどを実施する。同社の大山隆久代表取締役に、障がい者と共に働くことの意義やプロジェクトについて話を聞いた。(箕輪 弥生) 日本理化学工業は、障がい者も含め誰もが働ける「皆働社会」の実現を使命として、1960年から障がい者雇用を行い、国内チョーク業界ではシェア50%を超えるトップメーカー
三菱京都病院(京都市西京区)が芸術作品で院内を彩る「ホスピタルアート」を導入した。地元の京都市立芸大と協力し、緩和ケア病棟の廊下や病室に、抽象画約30点を配置。終末期の患者や家族をさりげなく勇気づける空間に仕上げており、評判を呼んでいる。 ホスピタルアートは、無機質になりがちな病院を、芸術によって快適な癒やしの空間に変える取り組み。患者や家族、医療者の心を和らげたり、病気以外の話題でコミュニケーションを促したりする狙いがある。 三菱京都病院は平成27年12月に14室の緩和ケア病棟を開設。京都市立芸大のビジュアルデザイン研究室に協力を依頼し、画家の大森翠(みどり)さんと渡辺智子さんが絵筆を握った。配置や構想を綿密に検討し、約1年かけて空間を完成させた。 小野晋司院長(57)は「抽象画を飾ることで、治療や延命という価値観とは異なる世界を作りたかった」。コーディネートを担当した楠田雅史教授(55
ー障がい者自立支援機構【パラリンアート】と集客支援会社【イプラ】が初共催、6月20日(火)よりシステム連携 ー 一般社団法人 障がい者自立推進機構パラリンアート(東京都港区、代表理事:野田聖子(衆議院議員、2020年パラリンピック東京大会成功WT座長))と、集客支援SPを運営する株式会社イプラ(愛媛県松山市、代表取締役:小田泰平)は、2017年6月20日(火)にクラウドサービス「エアプラ」を活用した自動車業界向け集客支援とCSR活用における取り組みを実施いたします。 [画像1: リンク ] [画像2: リンク ] 取り組み内容 このたび、自動車展示場における新しい集客プロモーションの取り組みとしてプライスボード作成サービス【エアプラ】にて障がい者が描いたアート絵画を採用、それをモチーフにした季節を彩るプライスボードを実装します。利用に応じてパラリンアートへ寄付を行い、その金額の一部もライセ
毎年、初夏に開催される野外音楽フェスティバル『夏びらき MUSIC FESTIVAL』が、所沢航空記念公園で初めて開催されたのは2007年。昨年で10周年の節目を迎え、今年で4年目の大阪に加えて、福岡でも開催されることが決定した。都心から1時間で行ける「都市型近郊フェス」であり、12歳以下は入場無料という「子連れフレンドリー」なシステムをいち早く導入したイベントだ。SOIL&"PIMP"SESSIONSやSCOOBIE DO、RHYMESTERといったベテラン勢をはじめ、七尾旅人やハンバート ハンバート、SANABAGUN.、iriなど脂の乗り切った中堅勢から次世代を担う新人まで、今年も豪華なラインナップが発表されている。 今でこそ多くのフェスが、積極的に導入している託児所や児童向けのワークショップ。それを、まだまだ一般的ではなかった時期から『夏びらき MUSIC FESTIVAL』は積極
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