札幌市西区のマンション居室で7月末に熱中症で死亡した60代女性について、市が、生活保護受給者として3カ月ごとに実施するはずの定期面談をしていなかったことが2日、分かった。女性宅は電気代未払いで送電が止められ、冷房が使えない状態だった。市は「女性から相談があれば、未払い解消に向けて助言できた」としている。 国の指針は、自治体のケースワーカーが生活保護受給者と定期的に面談するよう定めている。同市西区保健福祉部によると、面談頻度は受給者の状況に応じ、女性の場合は3カ月に1度としていたが、1月30日が最後だった。その後、担当のケースワーカーが複数回訪問したが、本人と接触できなかったという。 同部は「ケースワーカーが多忙で、他の業務もあり、手が回らなかった。計画通り面談できるよう努める」としている。
担当する生活保護受給者の女性6人に性的な発言を繰り返したり、メールでデートに誘ったりしていたとして、東京都江戸川区は20日、福祉事務所の男性職員(55)(主任)を同日付で停職3か月の懲戒処分にした。 発表によると、男性職員は今年5月までの約2年間、ケースワーカーとして区内の生活保護受給者の生活相談などを担当。被害女性6人のうち、5人に対して自宅を訪問した際などに「胸が大きいですね」「事務所にはノーブラで来てください」といった性的な発言を繰り返した。また、3人に対して私的にメールや電話をしていたほか、2人を食事に誘うなどした。同5月、被害女性の1人が別のケースワーカーに「言葉による性的な嫌がらせを受けていた」と訴えて発覚した。 男性職員は、区の調査に「(性的な発言は)親しくなるためのジョークだった」「(食事に誘った一部の女性には)特別な感情があった」などと話しているという。区の岡村昭雄・福祉
21日午後0時15分ごろ、大阪府東大阪市西鴻池町の理容店兼住居の1階店舗で、生活保護受給の話し合いに訪れた同市非常勤職員の女性(44)が、同店経営の男に金づちで頭を殴られた。女性は額から出血しながらも、住居手前の扉に鍵を閉めて2階へ避難。男が金づちで扉を壊して追いかけて来たため、女性は2階の窓から地上に飛び降り、近くの交番に駆け込んだ。女性は着地時に右足を骨折するなどして重傷。 大阪府警河内署は殺人未遂容疑で、この住居に住む同店経営、阪田晃弘容疑者(81)を現行犯逮捕した。「殺してやろうと思った」と容疑を認めている。 同署によると、阪田容疑者は市から生活保護を受給。ケースワーカー担当の女性と話し合いをしていた際、金づちを複数回振り回したという。 同署は受給をめぐるトラブルがあったとみて調べる。
大阪市城東区のケースワーカー(CW)の男性職員が今年3月、生活保護を受給する男性と電話で口論になり、「死ね」などと発言していたことが1日、分かった。弁護士らでつくる市の審査委員会は8月、CWの発言を不適切と認め、城東区に注意した。 城東区や関係者によると、生活保護受給者の40代男性は3月、CWと電話で口論になった。その際、男性が「死ね言うたら死んでくれるんか」と言ったところ、職員は「あほちゃうか、お前」「死ね」などと応じたという。 男性とのやり取りについて、CWはケース記録票に「『死ね?』と聞き返した」と記録。これに対し、男性の申し立てを受けた市公正職務審査委員会は8月、「一連の対話の中で男性に向けて発せられたと認識することも十分にあり得る状況だった」として、公務員として不適正な発言だったと認定した。 城東区の担当者は取材に「挑発するような電話が続いて職員も感情的になっていた。相手の言葉を
徳島県社会福祉士会の元副会長だったつるぎ町の社会福祉士の男(49)が、成年後見制度を悪用し、被保佐人と被後見人の5人の財産計数百万円を着服していたことが、司法関係者や被害者らへの取材で分かった。徳島家裁は男を県警に業務上横領の疑いで刑事告発しており、県警は立件に向けて捜査を進めている。 関係者や被害者の女性によると、男は家裁の選任で2013年1月に女性の保佐人となり、預金通帳からの出金など財産管理全般を担当していた。横領は同年12月に始まり、14年10月までに6回にわたって計約223万円… [記事全文]
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