視覚障害者を装ってデパートの女性従業員に痴漢行為をしたとして、警視庁は9日、神奈川県秦野市の会社員の男(33)を東京都迷惑防止条例違反(痴漢)の疑いで逮捕し、発表した。「間違いありません」と容疑を認めているという。 人身安全関連事案総合対策本部によると、男は2月28日午後1時50分ごろ、東京都中央区内のデパートで20代の女性従業員に「トイレに行きたいけど目が見えないので連れて行ってほしい」などと依頼。トイレまで案内される際、わざと転んで従業員の胸や腕を触った疑いがある。男に視覚障害はないという。 都内や神奈川県内では2014年以降、視覚障害者を装った男によるデパート女性従業員への痴漢行為が数件確認されており、警視庁が関連を調べている。