石川県加賀市で、障害者の視点から最新テクノロジーを活用したサービスを開発する官民連携の取り組みが動き出す。障害を持つ人たちの様々な情報を一元化して、課題や要望を把握。それに対応した技術開発を促し、実際にサービスを提供する機会を設けて実用化を後押しする。障害者やその家族の暮らしの安全性や質を高める一方、関連企業の集積など地域活性化にもつなげる。今回の取り組みは、スマートインクルージョンという発想
お年寄りの安全で快適な暮らしをロボットが支える。そんな日が近づいているのかもしれない。藤田保健衛生大学(愛知県豊明市)が12日、小型の生活支援ロボットの研究拠点を開く。実際にお年寄りに使ってもらいながら改良していくという。 実際に使って改良へ 人間のような形をした高さ約80センチの「サーバントロボット」は、床に落ちた物を拾ったり、棚の物を取り出して運んだりして生活を支援する。要介護者向け車いす型の「移乗支援ロボット」を使えば、介助者なしで座ったまま、トイレの便座や食卓のいすに移れる。いずれも豊明市の豊明団地内に設けられる「ロボティックスマートホーム(RSH)」で開発中のロボットだ。 広さ75平方メートルの1LDKには色んな工夫が凝らされている。天井に張り巡らされたレールからぶらさがる可動式の「歩行支援ロボット」は転倒防止が目的。体を固定して、寝室やリビング、台所などに行ける。医師の助言を受
2017年9月9日 下諏訪町東山田にある県花田養護学校高等部生徒が、「障害のある人や高齢者が、地域で不自由なく暮らせるような、便利な福祉機器を開発したい」と諏訪東京理科大学(茅野市豊平)進学を目指している。生徒には筋疾患による障害があり、大学に通学するためには複数の介助が必要になる。夢をかなえるために、自らボランティアの募集を始めた。 進学を目指しているのは、高等部3年生の田中洵さん(17)=塩尻市出身=。筋力が低下する病気を持つ田中さんは、電動車椅子で生活しており、中学2年生の時に花田養護学校へ転校してきた。福祉機器を扱う人に紹介されたという電動車椅子サッカーが好きで、週末に同校や下諏訪体育館で楽しんでいる。 田中さんには二つの夢がある。障害のある人が必要な介助を求めながら、地域で主体的に暮らしていくための福祉機器を作ることと、障害のあるなしにかかわらず、働ける場を創出すること。自分が思
17歳の社長が障がい者向け装置を考案―。フレップテック(高松市)は、電動車いすの後方が簡単に確認できる装置「Shippo」を開発した。車いす後部に自動車用バックカメラや加速度センサーを内蔵した本体を装着し、手元にセットしたモニターで後方路面が確認できる。従来はミラーによる後方確認が多く、薄暗い場所では後方が見えにくかった。 今後、全国頸髄(けいずい)損傷者連絡会との実証試験で、改善を進めていく。香川県よろず支援拠点の支援で製造委託が可能な企業も探し、12月までに商品化を目指す。装置の価格は約2万円を想定している。 楠田亘社長は香川高等専門学校の学生で、自身も発達障がいを抱えている。小学生時代に熱中したサッカー競技用ロボットで培った3DCADやプログラミングなどの技術を生かし、「障がい者の役に立てる製品開発」を目指した。開発に先立ち、5月に起業した。 楠田社長は「将来はこんぴらさん(金刀比羅
DOL特別レポート 内外の政治や経済、産業、社会問題に及ぶ幅広いテーマを斬新な視点で分析する、取材レポートおよび識者・専門家による特別寄稿。 バックナンバー一覧 「VoiceOver」という画面読み上げ機能を活用したiPhone・iPadの使い方教室を開き、視覚障害者に夢と希望を与える講師がいる。井上直也さん・33歳。彼もまた、ほぼ全盲の視覚障害者である。(フリーライター 岡林敬太) 視力減退で仕事も辞めた 失意の中で掴んだ“光明”とは 井上さんがほぼ全盲になったのは、昨年9月のことだ。 高校を卒業後、営業職に8年間従事したのち、飲食店で4年間勤務。二十代後半から視力の減退に悩まされるようになり、2014年に眼科へ行ったところ、両目とも網膜剥離の診断を受け、右目はすでに失明していることがわかった。 その後、短期バイトなどで食いつなぎながら手術と入院を繰り返したが、左目の視力も日ごとに低下。
専修大学ネットワーク情報学部の3年生8人が、オランダ最古の工科大学、デルフト工科大学で2月22日、英語による発表に挑戦する。認知症の人を地域で支えるためのモノやサービスづくりを提案する予定だ。 参加するのは昨年4月にスタートした「ピープルデザインプロジェクト」のメンバー。プロジェクトは川崎市、東京都渋谷区、NPO法人や企業と専修大、慶応大、青山学院大、デルフト工科大の連携事業で、各大学の学生21人が活動している。認知症への理解を深め、本人、家族、支援者が抱える問題を地域で解決する意識や行動の共有を目指している。 今回発表するのは、「設定範囲を超えると発光し、周囲に徘徊(はいかい)を知らせる靴」(吉田幸次郎さん、滝川光輝さん、池田千紗さん)、「祖父母の思い出を孫が書き留める質問ブック」(前場香里さん、堀内水葵さん)、「介護者と一緒に利用しやすいトイレ」(大島夏美さん、小此木栞さん、松澤桃佳さ
Appleは新型MacBook Proを発表した「hello again」イベントの冒頭で、非常に重要なアナウンスをした。それは、「アクセシビリティ」のウェブサイトの立ち上げと、事例の紹介だった。 アクセシビリティは、Mac、iPhone、iPad、Apple TV、そしてApple Watchといったハードウェアと、iOS、macOS Sierra、tvOS、watchOSといったソフトウェア全般に搭載されている機能だ。 それぞれのデバイスとソフトウェアの標準的な機能として、キーボードとマウスやトラックパッド、タッチディスプレイなどを利用できないユーザーに対しても、テクノロジを味方につけることができる使い方を提供している。 Appleは10月27日に英語のウェブサイトを立ち上げているが、11月8日、日本語版のウェブサイトを公開した。 脳性麻痺でもAngry Birdsで遊べる!--スイッ
Accurately conveying Japan, present and future, to the world. Mission Providing trustworthy information that deepens understanding of, and generates interest in, Japan. 世界中で、日本に興味を持つ人を増やし、日本についての理解を深めるために、私たちは、信頼できる情報を提供します。 Vision Contributing to a better world through the promotion of mutual understanding between Japan and various international communities. 日本と世界の相互理解を推進することで、よりよい世界の実現に貢献します。
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