『この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。』(小林エリコ/イースト・プレス) うつ病に生活保護、そして自殺未遂と、まさに「地獄」を見た小林エリコさんによる『この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。』(イースト・プレス)は、苦しみから再生するまでの道のりが描かれている。 ■統合失調症にされたのは、製薬会社の利益のため うつ病を抱え生活保護を受けていたものの、働きたいと強く願う小林さんに、社会は冷淡だった。面接をいくつも落ち、デイケアに通っていたクリニックが始めたお菓子屋のスタッフになったが、月給は1万円程度。打ちひしがれていた彼女に対し、クリニックはありえない行動に出る。それはクリニックが懇意にしていた製薬会社MR(営業担当)が勧めた、統合失調症の薬を処方することだった。小林さんはうつ病で、幻覚や妄想はない。しかし突然、統合
『ナースコール!――こちら蓮田市リハビリテーション病院――』(川上途行/ポプラ社) 「リハビリには興味ないから、この小説は面白く読めないんじゃないかな?」と思った方、安心してください。 『ナースコール!――こちら蓮田市リハビリテーション病院――』(川上途行/ポプラ社)は、リハビリテーション病院で働く若き看護師が主人公の、手軽に読める医療小説だ。 「その設定、すごく興味ある!!」という方は少ないかもしれないが、「どうして今までリハビリ病院を舞台にした小説がなかったんだろう?」と思うくらい、人間ドラマに溢れた一冊だった。 現役ナースの方々からも、続々と感想が寄せられている。 「お前の価値観を満たすために、患者さんがいるわけじゃないだろ」というセリフが印象的でした。40代、東京都内大学病院勤務 きれいごと抜きで一人の人間としてこの仕事にどう向き合っていくか、そういう主人公の葛藤にとても共感しまし
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