大阪府内33市で最も高齢化の進む河内長野市は、全職員643人を認知症の高齢者らを支援する「認知症サポーター」として養成する取り組みを進めている。高齢者にとって住みやすいまちを目指すことが狙いで、担当者は「来年3月末までには全職員をサポーターに」と目標を語る。 「認知症サポーター制度」は厚生労働省が中心となり、平成17年に導入された。資格と異なり試験はないが、認知症の原因や症状、日常生活での患者への対応方法などについて1時間半程度の講義を受ける必要がある。 講義では「認知症の人に話しかけるときは、後ろからそっと」などのポイントや、相手の失敗に対しては否定や説得をしないという「プラス」の関わり方をすることで症状悪化を防ぐ-といった知識を学ぶ。具体的効果として、サポーターとなることで、認知症が原因で徘徊(はいかい)している高齢者を早期に発見し、列車を含む各種交通事故から守ることも期待できるという
認知症の人に優しい街づくりに向けた機運を高めようと、京都府は認知症啓発の漫画冊子「自分らしく、認知症とともに」を完成させた。認知症の人や家族、医療機関に取材をしてストーリーを構成し、イラストは府と包括協定を結ぶ京都精華大学の大学院生が担当した。英語版も作り、26日から京都市内で開かれる認知症に関する世界最大の大会「第32回国際アルツハイマー病協会(ADI)国際会議」で世界各国の関係者に配り、府内の取り組みを世界に発信する。 57歳で認知症と診断された女性が主人公。診断直後は不安で閉じこもりがちな生活を送ったが、当事者や家族の交流や学びの場「認知症カフェ」で出会った仲間との交流を通じて病気を受け入れ、自分らしい生き方を見つけていく内容になっている。府高齢者支援課の担当者が京都市や宇治市の認知症当事者と家族3組に経験や思いを聞き取り、若年性認知症の人のためのデイケアプログラムや認知症カフェなど
祖母が「わすれてしまう」病気になった。男の子は戸惑いながらも、祖母がいなくなったことをきっかけに大切なことに気づく――。昨年12月に刊行された絵本「ばあばは、だいじょうぶ」(童心社、税抜き1300円)は、老いや認知症に向き合うことを子どもの視点から描いた物語だ。作者の楠章子さん(42)の実体験にも基づいている。 小学生のつばさは、学校から帰ったら真っ先に「ばあば」の部屋に行く。だが、祖母は何度も同じことを聞いたり、「おかき」と言ってドングリを渡したりするので、次第に距離を置くようになった。寒い冬の日、祖母がいなくなってしまう……。 大阪市在住の作家、楠さんは25歳の頃、母多香子さん(79)が若年認知症と分かった。1日に何度も犬の散歩に行き、おしゃれだった髪形や服装が変化していった。当初は父が主に母の介護を担い、隣に住む楠さんは「見て見ぬふりだった」。 ところが2009年、父が脳…
北九州市による「光射す空へ」優秀賞受賞 若年性認知症やLGBTにおける同和問題についてとりあげた人権啓発アニメ、「光射す空へ」が今年度の人権啓発資料法務大臣表彰の映像作品部門にて、優秀賞を受賞したと報じられました。 なお、当該賞は自治体による人権啓発資料を対象とするもので、ポスターや映像作品また出版物や新聞広告の4部門に分けられています。 若年性認知症や同和問題についての基礎知識を学べる 認知症は、核となる認知的な症状に加えBPSDと呼ばれる精神及び行動的なそれが進行と共に現れ、その症状的特質上本人の精神的な負担はもちろんのこと、彼らのケアに当たる者のそれも相当なものとなります。また認知症に対する偏見等は未だ残されており、こうしたことから以前よりは好転してきているものの、本人達を地域で暮らしにくくさせている要因となっているのです。 こうした事柄を踏まえ北九州市は、1年から2年に1度人権啓発
認知症に関する世界最大の会議「第32回国際アルツハイマー病協会(ADI)国際会議」が来年4月26~29日、京都市の国立京都国際会館で開かれる。2004年に同市であった第20回以来、日本で2度目の開催。主催するADI(本部・英ロンドン)が31日まで、認知症の当事者を含め発表者を募っている。 会議はADIと開催国の団体が毎年開いており、今回は過去最大規模の約100カ国4000人以上の参加を見込む。「ともに新しい時代へ」をテーマに、当事者と家族、医療・福祉にとどまらず、ビジネスや交通、買い物などあらゆる場で認知症との共存を図る。 会議は当事者が発言し運営に携わる。04年には、元豪州政府高官のクリスティーン・ブライデンさんや元会社員の越智俊二さん(故人)が、病気の苦しみや生きる決意を語り、「当事者主義」が国内でも重視される契機になった。国も同年、病名を「痴呆症」から「認知症」に変えた。
認知症啓発を目的とするたすきリレーRUN伴がグッドデザイン賞に 認知症を抱える人と地域住民とを繋ぐため全国縦断のたすきリレーを行っている、RUN伴が2016年度グッドデザイン賞に選ばれた。 認知症を抱える人と地域住民の出会いの機会を提供する点が評価される 認知症を抱える者またその家族を取り巻く現状は、地域での孤立化等と問題も多く未だ十分とは言えない。一方で、認知症は発症後も適切なケアを受けることが出来れば、住み慣れた地域での生活も可能となる。 こうした中、認知症当事者と地域住民が出会う場をたすきリレーによって提供するため、認知症フレンドシップクラブはRUN伴を実施している。その結果、様々な動きが各地でみられるようになる等と実を結び、今年は全国縦断にまで規模を拡大させたのだ。 そして此度、これまでの実績が評価され2016年度のグッドデザイン賞受賞に至ったのである。 RUN伴について RUN伴
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