8月5日のタクシーの日を前に、名古屋市などは4日、ユニバーサルデザイン(UD)タクシーの試乗会を開いた。UDタクシーはスロープや手すりなどを備え、高齢者や車いす利用者などが乗りやすくなっている。市はUDタクシーを導入するタクシー会社に対し、1台あたり20万円を補助する制度を2017年度に創設した。今回使用した車両はトヨタ自動車が開発中
8月5日のタクシーの日を前に、名古屋市などは4日、ユニバーサルデザイン(UD)タクシーの試乗会を開いた。UDタクシーはスロープや手すりなどを備え、高齢者や車いす利用者などが乗りやすくなっている。市はUDタクシーを導入するタクシー会社に対し、1台あたり20万円を補助する制度を2017年度に創設した。今回使用した車両はトヨタ自動車が開発中
元県立高校校長の船木賢咲さん(66)=秋田市広面=が、足腰が弱った高齢者の屋内移動を補助する介護用具を考案し特許を取得した。設置が容易な「手すり」と、ベッド脇のトイレや車椅子への移動を補助する「スライダー」の二つ。いずれも製品化した。利用者の反応を見ながら、販売のほか介護サービス事業者を通じたレンタル業務に取り組む。製品はあす9日まで、同市上北手の遊学舎で展示している。 手すりは、平行に伸びる2本の棒の間に立ち、両手でつかむタイプ。床に固定したり重しで押さえたりする必要がなく、利用者自身… [記事全文]
【福祉機器リポート】真空トイレ、ウエアラブル、転倒防止ロボ… 最新鋭の技術で介護・福祉の現場はどう変わるか? 本格的な少子高齢化時代に入り需要拡大が見込まれる福祉・介護市場。注目の「国際福祉機器展 H.C.R.2016」(12-14日)が東京・有明の東京ビッグサイトであった。この大規模展示会では最新鋭の選りすぐりだけを集めた特設コーナーもお目見え。ベッドサイドで排泄(はいせつ)物を真空排水式で瞬時に処理して臭いも封じ込めるトイレや、高齢者らが安心して歩けるよう天井からつり下げたハーネスを使う転倒防止ロボットなど最新の技術の粋を詰め込んだ製品がズラリと並んだ。その最前線からリポートする。(柳原一哉) 最前線フロアがお目見え 今年43回目の同展には527社・団体が出展し、約2万点を集中展示。海外からの出展も多く、アジア最大級規模とされるだけに、車いすやベッドなどが所狭しと並ぶ会場には外国人らの
あいあい自動車は、地域住民が共同所有の車を使って高齢者を送迎するサービス。リクルートホールディングスの新規事業提案プログラムを通して事業化された。三重県菰野町で行われた実証実験から見えたものとは? 鉄道網が張り巡らされ、タクシーやバスが列をなして走っている東京都内で活動していると、移動の難しさを感じることはほとんどない。しかし地方には、自家用車を持っていないとスムーズに移動できない場所が多く存在する。電車やバスが1時間に1本もなく、流しのタクシーを拾うことは、簡単にはできない。そうした地域で自家用車がないということは「出歩くな」と言うに等しい。「あいあい自動車」は、そうした地域の状況に一石を投じてくれそうなサービスだ。 あいあい自動車は、リクルートホールディングスの新規事業提案プログラム「Recruit Ventures」を通してサービス化された、地域住民が共同所有の車を使って高齢者を送迎
川崎市独自の福祉製品認証制度。これまでに166製品を認証しており、リハビリ用車いすCOGY(写真)のようなヒット商品も生まれている 川崎市経済労働局次世代産業推進室が取り組んでいるのが「ウェルフェアイノベーション」。「産業」と「福祉」を融合させることで、川崎ならではの新たな活力と社会的な仕組みを創出することが狙いだ。川崎市が進める3つのイノベーションの取り組みの1つに位置づけられている。 産業が持つ力で、福祉の分野で抱える課題の解決をめざす。市が担うのは、双方の分野を繋ぐ中継拠点(ハブ機能)。担当者は「福祉課題に先行的に対応できる製品やサービスを創出・活用し、『新たなライフスタイル・ワーキングスタイル』を社会モデルとして実感できるような機会を創出していきたい」としている。 これまで取り組んできた具体的な成果として「ユニバーサルデザインタクシーによる工場夜景ツアー」がある。外出するのが困難な
Accurately conveying Japan, present and future, to the world. Mission Providing trustworthy information that deepens understanding of, and generates interest in, Japan. 世界中で、日本に興味を持つ人を増やし、日本についての理解を深めるために、私たちは、信頼できる情報を提供します。 Vision Contributing to a better world through the promotion of mutual understanding between Japan and various international communities. 日本と世界の相互理解を推進することで、よりよい世界の実現に貢献します。
日本社会の今後ますますの高齢化は周知の事実だ。そのために自動車メーカーが行っている取り組みについて考えてみたい。 日本が高齢化に向かっているのは、もはや日本人であれば誰もが知っている事実だ。しかし悲しいかな、人間の想像力はそう簡単に自然発動しない。高齢化社会でいったい何が起きるのかということを直感的に予測できるかと言えば、なかなかそうはならない。今回はその高齢化社会をできるだけリアリティを持って想像し、そのために自動車メーカーが行っている取り組みを考えてみたい。 少子高齢化の実態 まずはこれまでの高齢化の推移と未来予測の話だ。下図は内閣府が作成したものである。棒グラフは日本の総人口と年齢別構成比を表し、そこに折れ線グラフで65歳で線引きした高齢化率を重ねたものだ。 総人口は2010年にピークを迎え減少に向かっている。同じように減少に向かっているのは19歳以下の層で、これは出生率の低下が原因
【次世代モビリティー】まるでガンダム…老若男女が使える「シルバーカー」は4通りに変形 高齢化時代の「移動」の姿とは? 迫り来る高齢化社会は、歩行さえ困難な大勢の高齢者がどう快適に移動するかが問われる社会でもある。千葉・幕張メッセでこのほど「次世代モビリティー(移動手段)展」があり、ベンチャー企業などが自信作を披露した。自ら変形して持ち運びも可能なシルバーカーなどユニークな展示からは、近い将来の「移動」の姿が垣間見えた。現場リポートを届ける。(柳原一哉) 高齢者らが普段の生活で最も困ることの一つが、歩行困難のため外出がしづらくなることだ。各社が高齢者の移動のためのさまざまな製品開発にしのぎを削る中、まるでアニメのロボットのように形を変え老若男女のニーズに応える電動シルバーカーが登場した。 4通りに変身…持ち運び可能 センサーメーカー「アキュレイトシステムズ」(東京)や自動車部品製造「豊田鉄工
オリックス・リビングは、ロボット介護機器やICT機器を本格導入した有料老人ホーム「グッドタイム リビング 流山 弐番舘 -おおたかの森-」を2016年6月1日にオープンする。同社が運営する有料老人ホームとしては25棟目となり、25棟を合わせた部屋数は2129室となる。 今回導入するロボット介護機器やICT機器は、大きく次の4つ。 (1)Neos+Care(ネオスケア) NKワークスが開発した居室見守りシステム(関連記事)。入居者の動作(離床など)をセンサーで自動検知。即座に指定端末に画像を転送し、転倒や転落などの事故の減少を目指す。 (2)frasse care plusmotion(フラッセケアプラスモーション) シブタニと共同開発した昇降式洗面台。入居者の体格や身体状況に合わせ、洗面カウンターの高さが変更可能。 (3)壁収納型介護リフトつるべーS セットSwing Lift CoCoR
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