ミックスト・リアリティー(複合現実、MR)と呼ばれる技術を使い、認知機能を改善させる新たなリハビリ法を、関西医科大などの研究チームが開発した。認知症の予防などに役立つ可能性があるという。大阪府枚方市の同大で12日、実演された。 MRは、VR(仮想現実)の技術を進めたもので、現実の空間に3D映像を組み合わせる。マイクロソフト社のゴーグル状の装置を使い、大阪市のIT企業テクリコと共同で、検証中のものも含めて、6種類のシステムをつくった。 その一つが、ゴーグル越しに浮かぶように見える数字を、小さい方から順番に選ぶという課題。首を振りながら、視界の中央にあるカーソルを目当ての数字に合わせ、手元のボタンを押す。正解すると数字が消える仕組みだ。実際に歩いて、途中で現れる花のうち、指定された色だけを選ぶような、身体運動と組み合わせた課題もある。 認知トレーニングと呼ばれるリハビリの一つ。現在はドリル問題
厚生労働省は、介護現場向けロボットやセンサー機器の開発、活用を進めようと「介護ロボット開発・普及推進室」を設置する。併せて工学やリハビリテーションなどの専門家9人を参与として起用し、態勢の強化を図る。設置は4月1日付。 入浴や移動の介助など介護は重労働で、家族や施設職員の負担軽減のほか、高齢者本人の生活の質向上に向け、ロボットの開発が進んでいる。慢性的な人手不足への対応策としても期待される。 ロボット推進室は職員10人から成り、参与は諏訪基・国立障害者リハビリテーションセンター研究所顧問ら。
社会福祉法人博悠会(小布施町)は29日から、長野市で運営するデイサービスセンターでトヨタ自動車が開発したリハビリロボット「BEAR」の実証実験を始める。BEARは身体バランスを取りづらい人向けのリハビリロボット。「フレイル」と呼ばれる要介護手前の衰弱状態にある高齢者などが参加する。実験を始めるのは「Smileセンター
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