厚生労働省は27日、自殺対策強化月間の3月に実施したLINE(ライン)相談に1万129件の相談が寄せられたと公表した。今回初めての取り組みで、20代以下からの相談が大半だったという。 LINEで作成した9アカウントのうち、千件以上の相談があった4アカウント(計8952件)の結果を分析したところ、年齢がわかった6570件のうち、20代以下が8割強(5334件)だった。また相談者の性別がわかるケースでは、女性が約9割を占めたという。 厚労省の担当者は「若者から一定のニーズがあることが改めて確認出来た」と話す。4月以降も、厚労省のHPでLINE相談に応じている団体を紹介している。また、厚労省は今年度中に、LINEを含めたSNSによる相談に関するガイドラインを作成する方針だ。(佐藤啓介)