若者のクルマ離れや少子高齢化を背景に新車販売の先行きが厳しさを増す中、トヨタ自動車や系列販売店が、車に関心がない人に気軽に店に立ち寄ってもらおうと知恵を絞っている。スポーツ施設や保育所などを併設するほか、営業トークをしない「車を売らない店舗」までお目見えした。 今月3日、トヨタの張富士夫元社長が剣道場の「道場開き」に姿を見せた。「地域の若い人たちの剣道熱につながれば」と語りかけた場所は、自動車の販売店。ネッツトヨタ名古屋が7日に新装オープンした「港・名四店」(名古屋市港区)だ。 販売店の3階は「多目的ホール」。ここは板張りで剣道のほか球技、講演会に利用できる。ネッツトヨタ名古屋の小栗成男社長は「『車を買わされる』という販売店のイメージを払拭(ふっしょく)し、街の人たちが集って楽しめる場所にしたい」。 車は展示にとどめ、売っているのは高級雑貨や食べ物だけ、という新型店舗も3月にお目見えした。
東部、西部でも20日から 水戸市立見和図書館(同市見和2)で17日、週1回の無料託児サービスが始まった。子供を預け、ゆっくりと本を選んでもらうのが狙いで、他の市内2図書館でも20日に始まる。昨年10月には子育ての悩み相談に応じる「育児コンシェルジュ」が配置された。子供が急に泣き出したり騒いだりするため、図書館は幼児の保護者には敬遠されがちだったが、子供連れでも利用しやすいように、変わりつつある。【川崎健】 「久しぶりに自分の読みたい本をゆっくり選んで読むことができ、息抜きにもなった」。17日、見和図書館託児室に1歳の息子を預けた間宮藍さん(25)は笑顔をみせた。サービスは1時間単位で、午前10、11時、午後1、2時にスタート。定員は子供の年齢によって変わり、1回につき最大5人だ。この日午前の1回目は定員を超える希望者が集まり、需要の高さをうかがわせた。
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