厚生労働省は、児童虐待の通報や相談を24時間受け付ける児童相談所(児相)全国共通ダイヤル「189(いちはやく)」について、来年度から通話料を無料にする方針を固めた。通話料発生を告げる音声案内の途中に電話が切られるケースが多く、批判が出ていた。利便性を向上させ虐待情報を漏らさず拾い上げる体制を整える。同省は2019年度…
子供たちに性教育をすることの大切さを伝える「とにかく明るい性教育 パンツの教室」が、大阪市淀川区のCIVI新大阪研修センターで行われた。大阪では初めての開催で、子育てに追われる母親ら約110人が参加した。近年、性教育はタブー視されるなか、何も知らない子供たちが性犯罪の被害に巻き込まれる事件が後を絶たない。参加者たちはカードゲームなどを通じて、「幼少期から対話することが大切」との言葉に納得していた。 教室では、参加者たちが「性教育カードゲーム」に興じていた。カードにはカブトムシやカタツムリ、ゾウなどの生き物のイラストが描かれており、それぞれ「オス」「メス」に加えて「交尾」と書かれた3種類がある。カードを引いて3種類を集めれば高得点になるルールだ。 講師を務めるパンツの教室協会代表理事、のじまなみさん(36)が「最初は恥ずかしいかもしれませんが、子供たちと楽しく遊ぶことで性教育の話をするきっか
双子や三つ子の家庭を支援する組織「多胎ネット」が各地で生まれている。2人以上が同時に生まれた「多胎」家庭は、「単胎」家庭とは違う苦労や悩みがある。単胎と比べると虐待が起きる割合が大きいとする分析もあり、双子や三つ子の子育てを経験した母親たちが立ち上がっている。 「誰にも支援してもらえなかったら、確実に虐待が起きると実感した」 6月18日、静岡県浜松市で開かれた講演会。名古屋市の弁護士で、小学4年の双子の母親である間宮静香さんが強調した。聴衆は双子の母親ら約150人。間宮さんは自身の経験を語った。 生後まもなく、約3時間ごとに繰り返す2人の授乳で睡眠時間はわずか。タイミングよく約4時間寝られた時は、うれしくて涙が出た。2人同時に泣けば1人は放っておくしかなく、子どもへの申し訳なさと近所迷惑になりかねない不安で精神的苦痛も重なった。 外出ではミルクも哺乳瓶もおむつも2人分持ち歩いた。場所をとる
自分自身のためより、誰かのための方が頑張れるという人もいるだろう。子育て支援を行うNPO法人全日本育児普及協会は8月10日、筋トレの様子や鍛えた体の写真をSNSに投稿することで児童虐待防止の啓蒙を行う「ボランティア筋トレ」を開始した。 「アイスバケツチャレンジのように世界に広がってほしい」 同団体会長の佐藤さんも参加! 厚生労働省の調査によると2015年度に児童相談所が「児童虐待相談」として対応した件数は10万3260件となっている。前年度比116.1%で過去最多。児童虐待は年々増加傾向にある。 これを受け「筋トレをして体を鍛えて、一人でも多くの子どもを救いたい」という思いから「ボランティア筋トレ」をスタートした。なお「ボランティア筋トレ」は、筋トレをすることで自分だけでなく誰かのためになっている筋トレ、と定義されている。 しかし「筋トレ」が児童虐待防止の啓蒙とはどういうことだろう。キャリ
仙台市立折立中2年の男子生徒(13)が4月に自殺する前、同校の男女2教諭から体罰を受けていた問題で、在校生の保護者有志は19日、市教育委員会などを訪れ、教諭の現場復帰を求める要望書を、在校生や地元住民ら約4千人分の署名と在校生が手作りした千羽鶴とともに大越裕光教育長に手渡した。 同校1〜3年の生徒の保護者ら10人が発起人となり、先月下旬から要望書や署名を集めた。署名の書面は「体罰は容認すべきでない」とした上で、2教諭について「生徒や保護者から多くの信頼が寄せられていたことを在校生や卒業生の話から知ることができる」と記されている。 発起人によると、署名は在校生や保護者のほか、男性教諭の前任校の卒業生、近隣住民ら計4416人分が集まった。2教諭は学校勤務を離れ、市の別の施設で働いている。 市教委を訪れた保護者らは「子供や保護者から信頼のある先生だ」「進路相談をしたい。学校に戻ってきてほしい」な
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く