発足した「精神疾患の親をもつ子どもの会(こどもぴあ)」のメンバーら=東京都港区の東京都障害者福祉会館で2018年1月21日 精神疾患を抱える親に育てられた子どもたちを、同様の境遇の人たちがサポートする「精神疾患の親をもつ子どもの会(愛称・こどもぴあ)」が21日、東京都内で発足した。2016年の障害者白書によると、国内の精神障害者は推計392万4000人。しかし、その子どもの支援は進んでいないため、同じ立場の経験者が初めてボランティアで団体を結成した。 被害妄想や幻聴に苦しむ親におびえたり、親の代わりに全ての家事を担ったりする子どもたちがいる。関係が苦しくても相手が親のため周囲に相談できず、大人になっても生きづらさを抱えているケースが多い。
11人の写真家が協力し、作品を通じて「人」への思いを伝えようという写真展「人権という希望 11人の写真家がいま、伝えたいこと」が港区芝2丁目の都人権プラザで開かれている。 アイヌ民族の姿を全国で取材する宇井眞紀子さん、ホームレスの写真を撮り続けている高松英昭さん、アフガンやイラク戦争などを取材してきた報道写真家の片野田斉さんがそれぞれ監修者となり、8月までの会期を3期に分けて開く。 宇井さん監修の第1期は「すべての人は、この世に一人しかいない。」をテーマに13日まで開催中。乳幼児を抱えながら働く人の姿に向き合った落合由利子さん、全国の精神科病棟を訪ねた大西暢夫さん、認知症になった父親が亡くなるまで書きつづった日記を記録した太田順一さんの作品計71点が展示されている。 20日から7月1日までの第2…
昨年12月18日、東京都立川市にある精神科の訪問看護ステーション「卵(らん)」では、一足早いクリスマス会が開かれていた。 保育園児を連れて参加した女性(38)は32歳の時に統合失調症と診断された。体調がすぐれず、育児や家事が思うようにできないこともある。周りの母親には病気のことを言えず、チラシで集まりを知って一昨年から参加している。 卵では月に1回、子どもがいる患者が対象の交流会がある。自宅で訪問看護を利用する数人が、子ども連れで集まる。親は子育ての悩みを語り合い、情報交換をしながら2時間ほど過ごす。女性は「同じ立場のお母さんと話せて、『私の場合はこうだったよ』とアドバイスももらえる。ほっとできる場所」と話す。 子どもたちは親と別の部屋で、私服姿の看護師らと一緒に遊び、温かいおにぎりを食べる。普段は親を気遣って甘えられないが、ここでは安心して子どもでいられる。 卵を運営する円グループは、2
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