こども代表として6日の式典で「平和への誓い」を読み上げた広島市立牛田小6年の新開美織(みおり)さん(12)と、市立五日市東小6年の米広優陽(ゆうひ)さん(12)は、「未来に伝える」決意を誓いに込めた。 新開さんは、被爆10年後に白血病で亡くなった佐々木禎子さん(当時12)のことを本や証言で学び、「原爆の悲惨な記憶や平和への思いを伝えていきたい」と感じた。 米広さんは、慰霊碑を巡ったり被爆者の証言を聴いたりして、「これからは自分たちの世代が原爆の事実を語り継がないといけない」と思うようになった。 式典後、新開さんは「ゆっくりでもいいから、平和について受け継ぎ、つなぎ、語り継いでいきたい。きょうの誓いが、一人でも多くの人が平和について考えるきっかけになったらいい」と話した。(田中瞳子)