実態深刻 画期的な沖縄県調査 「食料買えず43%」「沖縄 子の30%が貧困」とショッキングな数字が1面トップに並んだ。1月30日付の琉球新報、沖縄タイムスの紙面だ。その日は、総合面、社説、社会面に加え、見開き2枚を丸々使った特集面が組まれた。 両紙が特に力を入れたのは、前日に県の「沖縄子ども調査」の中間報告があったからだ。 調査の結果、沖縄の子供の相対的貧困率は29・9%(全国平均16・3%)、ひとり親世帯の貧困率58・9%(全国平均54・6%)といった基本データのほか、この1年間で必要な食料を買えなかったことのあるひとり親世帯が43%、子が小学校1年の時点で、すでに大学進学を断念している貧困世帯が28%といった実態調査結果も発表された。 この記事は有料記事です。 残り880文字(全文1203文字)