まずは母親の負担を減らすこと――。小学生がしたいスポーツをできる課題を探った調査で、そんなポイントが浮かび上がった。 親の負担でスポーツやめるケースも 笹川スポーツ財団が、小学生の第1子を持つ全国の母親を対象に、スポーツ少年団や民間のクラブでの活動など、子どものスポーツへの関与の実態や意識などを聞いた。2368人から回答を得て、昨夏に概要を発表、今年3月、さらに詳しい報告書を出した。 それによると、子どもがスポーツをしていない場合、その理由は「送迎や付き添いの負担」が54%でトップ。小学1~3年で割合が高くなり、低学年が親の事情に左右されやすい。世帯年収別でみると、400万円未満は62%、800万円以上は39%。厳しい経済事情が、親の時間的余裕のなさにも影響を与える状況が浮かび上がった。また、スポーツをしない理由として「係や当番の負担」を挙げた母親も48%いた。 スポーツをやめた理由も「子
子供の貧困対策に取り組む公益財団法人「あすのば」(東京)は13日、低所得世帯の保護者の7割が、経済的理由から子供の塾通いや習い事を諦めているとのアンケート結果を公表した。昨年10~12月、「あすのば」が低所得世帯に支給している給付金を利用した保護者と子供を対象に調査した。 子供に関し「経済的理由で諦めたこと」を複数回答で尋ねると、908人の保護者が回答。「塾・習い事」が68.8%で最多を占めた。「海水浴やキャンプなどの体験」が25.3%、「誕生日などのお祝い」が20.2%だった。 子供にも同じ内容を複数回答で質問し、504人が答えた。「洋服や靴、おしゃれ」が52.0%で最も多く、「スマートフォンや携帯を持つ」29.8%、「学習塾」28.6%だった。 世帯の収入も調査。年収は手取りで約139万円(中央値)、生活保護などの諸手当を含めても約203万円(同)にとどまり、生活の厳しい実態が浮き彫り
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