秋篠宮家の長女眞子さまは25日、東京・有楽町のホールで行われた「全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」に臨席された。開会式では約5分半にわたり手話を使って「手話に対する理解が一層深まり、親しみを持つ人が増え、より手話が使いやすい環境がつくられていくことを願っています」とあいさつした。 コンテストでは、各地の高校生10人が手… この記事は有料記事です。 残り103文字(全文268文字)
障害児向けに制作された電子図書の昔話「道後温泉の鷺石と玉の石」の原画展=松山市堀之内の県立図書館で、花澤葵撮影 障害があって活字を読むことが難しい子どもたちに日本の昔話を楽しんでもらおうと、県立図書館と松山南高校砥部分校デザイン科を今春卒業した生徒9人が、道後温泉に伝わる石にまつわる昔話の電子図書を制作した。同館では7月27日まで原画展が開かれている。【花澤葵】 公益財団法人「伊藤忠記念財団」(東京都)が、障害のある子どもたちを対象に2010年から始めた読書支援事業の一環。 財団が全国の図書館などに協力を呼びかけ、絵と文、音を組み合わせた電子図書が制作されている。これまでに絵本や小説など348作品が作られ、財団が全国の特別支援学校などに寄贈している。県立図書館では全てが所蔵されており、1階の子ども読書室などで閲覧できる。
来年夏に開かれる全国高校演劇大会を目指す約2千校の中で、唯一のろう学校が奈良県大和郡山市にある。「言葉の壁」を乗り越えようと、手話と字幕で演じる独自のスタイルを練り上げた。「手話演劇ならではの魅力を伝えたい」。演劇部員たちは6日、奈良市のならまちセンターで行われる県大会に臨む。 10月下旬、静まりかえった県立ろう学校の体育館。1人の女子部員が前を見据えた。すぼめた右手をのど元から前へ突き出す。 〈彼は悲鳴をあげているのです〉。黒いパネルには、手話と同時に白い文字の字幕が映し出された。県大会で演じる鴻上尚史さん作「トランス」の一幕だ。 稽古は続いた。部員が床を踏みならす音と、静かなBGMが響く。 創部は2004年。高等部と中学部の生徒が一緒に活動する。セリフを声に出す劇も試みたが、審査員に「手話の個性を生かしてみては」と指摘された。そこで手話だけで挑んでみると、今度は通じなかった。 顧問の綿
福知山市は、年齢や性別、身体の状況などに関わらず、誰もが安心して訪れ、快適に生活できるまちづくりの方向性を示す「市ユニバーサルデザイン推進指針」を3月に策定した。この情報を視覚障害のある人たちにも届けるため、13日から東羽合の京都共栄学園高校放送部(池内佳連部長)の協力を得て、音訳化を進めている。 ■CDにして視覚障害者へ送付■ 放送部には1年〜3年生の11人が所属しており、2年生の池内部長を中心に7人が録音作業にあたっている。顧問の林慶英・常勤講師の助言も受けながら、部員たちが聞く人のことを考えて、声の大きさなどを調整しながら、作業を進めている。 池内部長は「大きな取り組みで、依頼を受けたときは本当にうれしかった。一からCDを作るめったにない機会で、不安もありますが、できる限り期待に応えられるように頑張りたい」と意気込んでいる。 音訳が終わると、市が点字を打ったカバーケースにCDを入れて
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