4月22日、東京国際フォーラムで落合陽一×日本フィルプロジェクトVOL.1として「耳で聴かない音楽会」が開催された。聴覚支援システムを使って、視覚、触覚を使った新たな音楽の楽しみ方を探る音楽会だ。その様子をフォトレポートでお伝えする。
1973年、岡山県生まれ。早稲田大学政治経済学卒業。時事通信社、東京財団研究員を経て、2017年10月から現職。関心分野は医療・介護。論文に「日本の医療保険における保険料賦課の現状と課題」「介護報酬複雑化の過程と問題点」(いずれも『社会政策』)。雑誌『医薬経済』に「現場が望む社会保障制度」を連載中。 「映画を見れば社会保障が丸わかり!」 映画は20世紀に生まれた大衆娯楽の一つ。そこに描かれているシーンやセリフは社会情勢を反映しており、社会の関心事や意識などを知る上で重要なツールだ。そこで、映画を題材に分かりにくい医療や介護など社会保障制度の根底にある考え方や、課題を論じていくことにする。 バックナンバー一覧 古今東西の映画を通じて、社会保障制度の根底にある考え方や、課題などを論じていく連載「映画を見れば社会保障が丸わかり!」。第7回は障害者福祉、特に聴覚障害者に注目した映画として、1965
2020年の東京五輪・パラリンピックを見据え、10月末、聴覚障害者と健常者が同時に楽しめる実験的な能公演が行われた。プロの能楽師が手話も使って表現する新たな試み。伝統芸能界初の体感音響システムも導入したほか、手話の同時通訳も付き、健常者にも分かりやすい公演となった。(飯塚友子) ◇ 手話交え演技 10月21日夜、喜多能楽堂(東京都品川区)での「手話で楽しむ能狂言鑑賞会」。女優の黒柳徹子(83)が設立したトット基金が運営する「日本ろう者劇団」の手話狂言「附子(ぶす)」に続き、能「黒塚」が上演された。 注目は、作品前半と後半をつなぐ間(あい)狂言を、和泉流狂言方の三宅近成(ちかなり)(30)と宝生流ワキ方の安田登(60)が手話を交えて勤めた場面。安田は「山に入(い)り-」のせりふに合わせ、手で山の形を作り、手話が客席からよく見えるよう、通常とは体の向きを変えて演じる工夫を見せた。 舞台左右には
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